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Celeronのパソコンは遅い?【使えるパターンもあるよ】

インテルとRyzenのスペック比較

世界中のパソコンに組み込まれているCPUのメーカーといえばアメリカのIntelかAMDです。

このうちIntel社のCPUの中でも最も価格が安くて性能が低いCPUをCeleron(セレロン)といいます。俗に「セロリン」とも呼ばれています。

家電量販店やネット通販サイトで目立って安いパソコンのCPUはCeleronであることが多い。

CeleronがIntel社の中で最も遅い(動きが重い)CPUであることは疑いようがない事実ですが、Celeronでも問題ない場合もあります。

そこでこのページではCeleronでも使えるパターン、そしてCeleronの注意点などについて解説していきます。

最近のCeleronは性能がマシになってきた。

ちなみにCeleronは、価格が安い、消費電力が小さい、というメリットもあります。

Celeronのパソコンは遅い?

まず強調したいのが、パソコンの動作速度はメモリとストレージによっても変わるということ。

さらにひとくちにCeleronといっても、いつ発売されたCeleronなのかによって速度は違います。

  1. 2019年以前に発売されたCeleron+メモリ4GB+ストレージはHDD矢印遅い
  2. 2021年以降に発売されたCeleron+メモリ8GB+ストレージはSSD矢印ネットを眺めるくらいなら普通レベルの速さ

ここでいう発売とは、インテルがそのCPUを発売した日付のこと。たとえば2021年に製造・出荷したパソコンの中には2019年以前のCPUを搭載した製品もありますから、CPUの発売年が重要なのです。

1の条件に近いパソコンほど動作は遅い一方で、2の条件に近いほどパソコンは普通レベルの速さを出します。

ここで言う普通レベルの速さとは、ヤフーニュースやYouTubeを見るとか、Amazonで買い物をする、SNSに投稿する、Microsoft Officeを使うといったことをする場合の速さです。

動画編集やDTM(音楽制作)みたいな高負荷作業ではCeleronは足りません。

要するにパソコンが「2021年以降のCeleron+メモリ8GB+ストレージはSSD」という条件を満たしており、なおかつパソコンの使用目的は適当にネットを眺めるくらいであれば、Celeronでも不満をもちにくいのです。

ちなみに昨今のビジネスマンや大学生はオンラインでの会議や授業にパソコンを使う人が多いですが、オンラインでの会議や授業にCeleron機ではちょっとスペックが足りません。

CeleronでもYouTubeは普通に見られる…

次にちょっとした実験を行ってみました。

それはデスクトップの少し高いスペックのパソコンと低スペックのノートパソコンを使って同時にYouTubeの4K動画を視聴してみることです。

デスクトップ ノートパソコン
CPU Core i5 9500 Celeron 2950M
メモリ 8GB 4GB
ストレージ SSD256GB HDD128GB
インターネットへの接続 有線 無線
その他の共通条件 ・動画は0:00から同時スタート
・インターネット回線は同じ光回線で最大速度1Gbps
・開いているブラウザやソフトはYouTubeだけ
・ブラウザはGoogle Chrome
・画質は4K
・途中で動画広告はなし
・動画は全画面表示

CPUだけでなくメモリや有線・無線にもハンデがあるためノートパソコンには厳しいかに見えます。

しかし、全部で3分43秒間にわたるその動画はまったく同時に終了しました。時間をもう少し長くしても動画広告の読み込みが入らない限り変わらないでしょう。

こういう実験結果だとCeleronを買ってもいいように見えますが、事態はそう単純ではありません。

読み込み時間が違う

前の実験において両機種はともに0:00から再生を始め、同時に終了しました。

しかし、ここでは動画のサムネイルをクリックして動画を読み込む速度は計測時間に入れていないのです。

実際、両者は動画を読み込む速度にちょっと差がありました。

さらにCeleron搭載パソコンで個別動画からYouTubeのトップ画面を読み込むまでには2秒ちょっとかかりました。

Core i5のメモリ8GBで個別動画からYouTubeトップに移るのは1秒もかからないというのに。

つまり、動画の再生時間そのものは変わりませんが、ページを読み込む時間には差が少しあるというわけ。

これは他サイトやGoogleの検索結果でさまざまなリンクをクリックして読み込むときでも同じ。

開いたページにおいて上下にスクロールするときも上位CPUのほうがカクカクになりにくいです。

重要:同時起動で差が出る

今回の実験ではどちらの機種も開いているブラウザやソフトはYouTubeだけでした。

しかし、YouTubeの他にもブラウザやソフトを多く起動すると、これまたCeleron搭載パソコンは遅くなってしまいます。

たとえばMicrosoftのOfficeとGoogle Chromeを同時にいくつも起動させることがあるでしょう。このときCeleronだと快適に動きません。

こういった同時起動でもパソコンを速く動かすにはメモリやCPUのスペックを上げることが近道です。

他にストレージをSSDにするとか、回線を上質にするといった方法もあります。

ちなみにデスクトップパソコンはCPUやメモリの交換・増設が簡単ですが、ノートパソコンはそれが難しい場合も多いですからご注意を。

単独起動でも遅い動作がある

また単独ソフトの起動であっても、高度なオンラインゲームや動画編集などを快適に行うのはCeleron機ではほとんど不可能です。

オンラインゲームや動画の画質が高度なものでなければCeleron機でもできますが、それでも快適に進めるのは難しいです。

Celeronの注意点

次はCeleronの注意点について。

Celeronには「世代の古い・新しいがある」「初心者に向いているとは限らない」「そして人は変わる」という論点があります。

世代は新しいのを選ぼう

パソコンの購入時にCPUを見る際はCPUの世代も見るべき。

CPUの世代とは、たとえば「Celeron 4205U」のような感じでCPUのあとには3桁~5桁の数字+アルファベットがついているのです。

これは基本的には数字が大きいほど世代は新しいと考えてください。世代は新しいほど性能も高いです。

たとえば最新のCore i3は昔のCore i7を超える性能をもっている場合もあります。

新品のパソコンは最新世代あるいは最新より1~2つ前の型落ちモデルであるため、大して気にする必要はありません。

しかし、中古パソコンの中にはかなり古い世代もありますから中古パソコンの購入者は気をつけてください。

最新のCeleronであるCeleron G6900はもうバカにできない性能っぽい。

「初心者=低スペック機種を買えばいい」はおかしい

さて、自動車業界においては「免許取り立ての若者がスポーツカーに乗るのは生意気」みたいな考え方が一部にあります。

これと同じような発想で「初心者が使うパソコンは低スペック(Celeron)でいい」みたいな考え方を聞くことがありますが、これはほとんど間違っています。

パソコンというのは使い方でもって買うスペックを決めるべきだからです。

たとえあなたが初心者だとしても、理系の大学生としてパソコンを使うのなら高めのスペックを買わないと困ることになります。

それはデザインやゲームの分野でも同じ。

逆に上級者であってもサブのノートパソコンをメールや文書作成、ウェブ閲覧くらいにしか使わないという場合、わざと低スペックを買うこともあります。

こういう場合でもCeleronよりはCore i3のほうがいいと思います。

Celeronでも大丈夫?:人はやがてせっかちになる

この記事を読んでいる人の中には「私はパソコンはメール送受信やヤフー閲覧、AmazonでショッピングくらいしかやらないからCeleronでもいいや」と考えている人がいるでしょう。

確かにそのくらいのことなら現行のCeleronでも余裕でできます。

しかし、人はよくも悪くも慣れてせっかちになる生き物です。

たとえば初心者の段階ではブラウザを一つ起動させるだけで満足でも、パソコンに慣れると画面やソフトの同時起動数を増やすようになります。

そのうち高度なソフトを好むようになることもあるでしょう。こうなるとCeleronでは満足できません。

それは田舎から上京した人は最初ノンビリしていますが、都会に慣れるとせっかちになるのと似たようなものです。

そのためパソコンを買うときは「Celeronで十分」と思っている人も、少し背伸びをしたほうがよかったりします。

スペックの低いパソコンを我慢して使い続けようとするとパソコンが嫌いになったりするんだよな。
日本の公立学校の教育現場に支給するパソコンはCeleronが多いみたいだけど、あれは子どもの可能性を狭めるだけかも。

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