どうも「一体型デスクトップPCはやめとけおじさん」のPC選びん管理人です。
デスクトップPCを買うなら分離型にしましょう。

上2つがメリットで、あとはデメリット
一体型デスクトップPCは結構なデメリットがあるにもかかわらず、それを注記せず売ってくるのはよくない行為です。あと今時メモリが4GBのWindowsパソコンを売るのもよくありません。
こういう質の悪い行為は家電量販店に多いです。
【デスクトップPCのセール対象機種は数日~2週間で変わりますから、この記事のように更新頻度は高いほうが参考になります】
【限定販売終了、標準スペック】Apple M1チップ、メモリ8GB、SSD256GB│2020 Apple Mac mini Appleが約6.5万円
【標準スペック】Ryzen5,メモリ8GB,SSD256GB│レノボのデスクトップが約7.5万円~
【標準スペック】Ryzen5,メモリ8GB,SSD500GB,光学ドライブあり│パソコン工房のデスクトップが約7.8万円(国産)
【標準より少し上スペック】Ryzen5,メモリ16GB,SSD512GB,GeForce GTX1650│マウスコンピューターのデスクトップが約12.5万円(国産)
【標準より少し上~ハイスペック】Core i7(第12世代),メモリ16GB,SSD500GB,GeForce RTX3060│マウスコンピューターのデスクトップが約16.5万円(国産)
【ゲーミングPCのセット】Ryzen5,メモリ16GB,SSD512GB,GeForce RTX 3060,ゲーミング仕様のモニターとキーボードとマウスとヘッドセット│マウスコンピューターのゲーミングPCセットが約18万円(国産)
【標準より少し上~ハイスペック、リンク先では少し下にスクロール】Ryzen5,メモリ16GB~,SSD1TB~,GeForce RTX3060~│TSUKUMO(イーエックスコンピュータ)のデスクトップが約12.4万円~(国産)【ほかにもお買い得機種あり】
【標準より少し上~ハイスペック】Core i7(第12世代),メモリ16GB,SSD1TB,GeForce RTX3060~│OMEN 25L Desktopが約17.9万円~
【標準より少し上~ハイスペック】Core i5(第13世代),メモリ16GB,SSD500GB,GeForce RTX3060~│Sycomのデスクトップが約18.7万円~
【ハイスペック】Core i7(第13世代),メモリ32GB,SSD1TB,GeForce RTX4070│マウスコンピューターのデスクトップPCが約26万円
このページ下方では上記で紹介していない機種も紹介しています。
【標準スペック、ページ下方の詳細へ】Core i3(第12世代),メモリ8GB,SSD256GB,│DELLのデスクトップが約6万円
このページでは2023年におけるデスクトップパソコンの選び方と数点のおすすめを初心者にもわかりやすいようにお伝えします。
ゲーミングデスクトップやクリエイターデスクトップなどハイスペックがほしい人にも役立ちますよ。
標準スペック | 標準より少し上 | ハイスペック | |
向いている使い方 | Officeソフト ブログ オンラインでの会議や授業 長期投資 YouTube視聴 |
普通画質の3Dゲーム 短期投資 プログラミング 動画編集 音楽制作 イラスト制作 |
WQHD~4K画質の3Dゲーム 動画編集 3D制作 音楽制作 高度なシミュレーション |
CPU | Core i3~i5(Ryzen3~5) | Core i5(Ryzen5) | Core i7~i9(Ryzen7~9) |
メモリ | 8GB | 16GB | 32GB~ |
ストレージ CPU,メモリ,ストレージ |
SSD256GB | SSD512GB | SSD1TB~ さらにHDDがあってもいい |
グラフィックス | 内蔵GPU (こだわらなくてOK) |
GeForce GTX1650~RTX3060 | GeForce GTX3070~RTX4090 3D制作ならNVIDIA RTX Aシリーズ |
OS | Windowsが無難 | ||
コスパの高いメーカー | 国産ならマウスコンピューター、ツクモ 外資ならレノボ、DELL、HP |
タップできるもくじ
デスクトップPCの選び方【2023年】
まずはデスクトップの形状について。
分離型とは本体とモニターとキーボードとマウスに分かれたパソコンのこと。
一体型とは本体とモニターが一体化したパソコンのこと。一体型はノートパソコンに近い構造をしています。
本来、デスクトップPCは部品の交換や増設がしやすくて(=拡張性が高い)、排熱性がよいのが長所。
しかし、一体型は部品の交換や増設がしにくいうえに排熱性が悪いなどデスクトップの長所が消えているためおすすめしません。
- デスクトップはゲーム機でいうとPS5の本体だけみたいなもの
デスクトップ本体の動作速度と保存容量に注目すれば大体OK
- ノートは本体とコントローラと画面が一体化している携帯ゲーム機みたいなもの
モニターやキーボード、重さ、バッテリー駆動時間なども考慮して選ぶ
つまり、デスクトップのほうがレビューはあっさりしてしまうのです。
分離型デスクトップPCの背面配線は難しくない

分離型デスクトップPC背面の配線
分離型デスクトップPCは一体型に比べると本体背面の配線が多いという特徴があります。
そのため「配線が難しそう」と思って分離型を敬遠する初心者がいます。
しかし、背面につけるケーブルはどれも端子の形状が違うため配線を間違えてショートするなんてことはありません。
最初の配線は「PS5のような据え置き型ゲーム機よりちょっとだけ面倒」というレベルですから初心者も気楽に考えましょう。
自作のデスクトップPC内部だと組み合わせてはいけない配線がありますが、完成品としてのデスクトップPCの外側配線なら大丈夫。
完成品としてのデスクトップPCを分解するとすれば、メモリを増設するとき、あるいは掃除をするときくらいであって、最初のセットアップで分解は不要。
デスクトップとノートパソコンのサイズの違い

Mac miniのサイズ:幅も奥行きも約19.7cm、高さは約3.6 cm
たとえばデスクトップの中でもMac miniのようなミニPCだとメモリはノートパソコンサイズになっていたり、パーツを増設するのがほぼ不可能な構造になっています。
さらにCPUがはんだ付けされていて交換できない製品も結構あります。

これに対して大きなデスクトップ本体はパーツを交換・増設したり使いまわしやすいというメリットはありますが、スペースを大きくとってしまうのがデメリット。
参考記事
ゲーマーやクリエイターは大きなタワー型(ミニタワー~フルタワー)を選ぶ場合がほとんど。
それ以外の人は小さいタワー型(おもにスリムタワー)を選ぶ場合が多いですし、管理人としてもおすすめ。
タワー型なら初心者でも分解やパーツ交換は余裕です(自己責任)。

タワー型のサイズは厳密に区別されていません。
デスクトップ本体タワーのサイズ選び:フルタワーはデカすぎ
デスクトップ本体タワーのサイズは以下のとおり。
本体重量 (部品込の重さ) |
高さ奥行き | 正面幅 | 排熱 | 部品増設 | 裏配線 | 向いている人 | |
フルタワー | 16~22kg | 55~65cm | 24~30cm | ◎ | ◎ | ◎ | こだわるゲーマー こだわるクリエイター |
ミドルタワー | 12~16kg | 45~55cm | 20cm前後 | ◎ | ○ | ◎ | ゲーマー クリエイター |
ミニタワー | 7~12kg | 30~45cm | 15cm前後 | ○ | ▲~○ | ○ | ゲーマー クリエイター 一般的な事務職や家庭 |
スリムタワー | 5~7kg | 30cm前後 | 7~11cm | ○ | ×~▲ | × | 一般的な事務職や家庭 |
ミニPC | 1~2kg | 20cm前後 | 4cm | ▲ | × | × | 一般的な事務職や家庭 |
ミニPCとスリムタワーはグラフィックボードの搭載は不可。外付けにならできますけどね。

カード類(クレカ、免許証、ヨドバシカード)のサイズは共通しておよそ縦54mm×横86mm。この黒いスリムタワーパソコンは高さ292mm×正面幅は93mm。
スリムタワーはオフィスや家庭によくある普通サイズのデスクトップです。スリムタワーは部品増設はかなり難しいですが、部品交換はできます。
PC使用はOfficeソフトやオンライン会議が主体ならスリムタワーで大丈夫。
ゲームや動画編集、3D制作といった高負荷の動作を行う人はミニタワー~ミドルタワーがおすすめ。

スリムタワーとミドルタワー(ミニタワーに近い)の比較
一般にケースのサイズが小さいと冷却性能や拡張性が弱く、大きいと冷却性能や拡張性は高いものの邪魔になります。
フルタワーはエアコンの室外機と同じくらいの大きさであるなど日本の住宅事情にとってはかなり大きいため積極的におすすめできません。
↑のエアコン室外機のサイズは、幅27cm、奥行き65cm、高さ52cm(底上げ材や出っ張り部分はのぞく)。
それはフルタワーと変わらない大きさです。まあ家庭用エアコン室外機にも大きさはいくつかパターンがありますけど。
裏配線とは:見えなくてもこだわるべきか

デスクトップの横のパネルをあけたところ
↑奥に緑色の基板(マザーボード)があってそこからケーブル類が垂れ下がっているのがわかります。
こういうふうに垂れ下がって見えるのは、美意識の高い人から見ると好ましくありません。

そのデスクトップを正面から見たところ(透明)
↑赤はケーブル類、緑はマザーボードがどこにあるのかを示しています。
もしマザボが緑色の縦ラインにおいて設置されているのなら、ケーブル類はマザボの左側から右側へもっていけます。
これによって垂れ下がって見えていたケーブルはマザボ裏側に隠せます。これが裏配線ですが、デスクトップのケースサイズが小さいとできません。

裏配線の例
配線の美しさ(ケーブリング)
デスクトップPCの側面が透明な機種は、配線の美しさにもこだわっている場合が多いです。
やはり透明だと内部の配線が目立ちますからね。
逆に側面が透明ではない機種ばかりをつくっているメーカーは配線が美しくない場合もあります。
サイドパネルを透明(ガラス製)にする一部にオプションあり
自作のデスクトップにおいては本体側面のうち片側を透明(アクリルか強化ガラス)にして光らせる人もいます。
こうやって内部の可動部が見えると心が躍る人もいるんですよ。
BTO(受注生産)デスクトップの中でもマウスコンピューターやパソコンショップSEVENのハイスペック機ではサイドパネルを透明にするオプションがついている場合があります。
透明な側面の材質 | 重さ | 種類の豊富さ | ホコリやキズ |
アクリル | ガラスより軽い | 少ない | ガラスよりつきやすい |
強化ガラス | アクリルより重い | 多い | アクリルよりつきにくい |
参考:透明なケースを選んだ場合にできること
- 内部の部品を光らせる
カッコイイと思う人もいれば、目障りに思う人もいる
- フタを開かなくても汚れやマザーボード、水冷などの状態がわかる
PCの異常に早く気づきやすい
- フィギュアを飾って眺められる
フィギュアはエアフローの邪魔になったり熱で変形したりする可能性もある
強化ガラスは割れる可能性もありますが、よほどの衝撃でないと割れません。


透明にするとユーザーの気分が変わったり内部の汚れを見つけやすくなるというだけで大きな実利はありませんが、好みで頼んでもいいと思います。
内部の見やすさ | 動作音の漏れ | ホコリ | 排熱効率 | |
側面が透明 | ○ | 漏れにくい | 入りにくい | ▲ |
側面が不透明 | × | 漏れにくい | 入りにくい | ▲ |
側面がメッシュ | ▲ | 漏れる | 普通 | 〇 |
オープンフレーム (むき出し構造) |
◎ | ダダ漏れ | 積もる | ◎ |


上部がメッシュのPCケース(内部が光るのであれば上からも内部が見やすい)
冷却装置の基本:空冷と水冷
一般に冷却装置にこだわりやすいのは自作PC派ですが、BTO(受注生産)ショップの中でもPCショップSEVENやサイコムは冷却装置の選択肢がやや多いです。
- 水冷式
冷却水を循環させて冷やす
- 空冷式
外気を取り込みつつ内部の小型扇風機をまわして冷やし背面へと排気する

白い部分は水冷チューブ
- 冷却の強さ
水冷はピンポイントで強く冷やすイメージ、空冷は弱いけどPC内部全体に風が行き届くイメージ(とくに夏の空冷は弱い)
- 静かさ
水冷のほうが静か
- 価格の高さ
水冷のほうが高い
- サイズ
水冷のほうが大きい
- 設置
水冷のほうが面倒
- メンテナンス
水冷のほうが面倒(冷却水まわりの金属は劣化して汚くなるし、色付き冷却水は色素が抜けるし、チューブに色素が残る)
- カッコよさ
メンテナンスがきちんとできるなら水冷のほうがカッコいい
厳密にいうと水冷にはいくつか種類がありますが、水冷のほうが冷却性とカッコよさと静音性の点で優越しているためよさそうに見えます。
しかし、空冷はたまにホコリを掃除するくらいで大丈夫でありトラブルに発展しにくいというメリットがあります。
この点、水冷はチューブが劣化したり外れたりしてPC内部で水漏れ・ショートが起きる可能性がデメリットです。さらに水冷のほうが寿命は短め。
水冷はカッコよさを追求したい人、メンテナンスがきちんとできる人におすすめです。


OC(=オーバークロック)とは定格を超える水準で動かすこと。OCは『ドラゴンボール』でいう界王拳、『ワンピース』でいうギア2~みたいなものです(すごいパワーが出る)。
インテル製CPUの場合、型番の末尾付近に”K”がついていればオーバークロックできます。
デスクトップのハイスペック機には静音性をもとめてもいい
パソコンは動作中にどうしても音が生じてしまいます。
とくにグラボを搭載しているようなハイスペック機だと発熱量が大きいため、冷却ファンも盛んに動きます。
動作音が気になる人やゲームプレイを動画配信する人は静音性を優先するのもいいでしょう。
具体的には以下を基準に選びましょう。
- デスクトップ本体ケースはメッシュ状より密閉タイプがいい(メッシュ状だと内部の動作音がPC外に漏れやすいが、メッシュ状のほうが排熱性は高い)
- CPUクーラーは水冷か大型空冷がいい(価格はちょっと高い)
- ストレージはSSDのほうが静か(HDDとのデュアルストレージもあり)
- 電源ユニットに静音ファンをつける(ハイスペック機だと有料オプションなどで選べる)
グラボを搭載していない新品デスクトップでストレージがSSDなら、高負荷をかけない限り動作音はほとんど気にならないはず。
エアフローの2大パターン
デスクトップPCのエアフロー(空気の流れ)は大きく分けると3パターンあります。

上面排気はない場合あり
- 赤矢印のパターン
底面の吸気口から外気を取り込んで内部の冷却ファンを経由して背面へと排気
- 青矢印のパターン
正面の吸気口から外気を取り込んで内部の冷却ファンを経由して背面へと排気
- 赤矢印パターンと青矢印パターンの併用
デスクトップPC正面に吸気口があれば青矢印パターンか併用パターン、正面に吸気口がなければ赤矢印パターンです。
自作PCだとエアフローの設計はややこしいですし結構こだわる人もいますが、メーカー製ならメーカーが設計したエアフローを信頼すれば大丈夫。

最近では上側からも排気するケースも少しある
マザーボードの基本:価格が高いモノはどこが違うか
マザーボードとはPC内部全体の基板のこと。
価格が高いマザーボードの特徴
- マザーボード自体が大きい(フルタワーやミドルタワー向け)
- 光る箇所が多い(光ると通電状態がわかりやすい)
- ヒートシンクが大きいなど排熱性が高い
- 見た目が充実している(安物は簡素)
- コンデンサの質が高い(コンデンサは蓄電・放電を担う電子部品)
- 音質がいい
- 端子の数が多い(たとえばUSBの速度規格も高い)
- 有線LAN端子の規格(高いマザボは2.5G LAN、安物は1G LAN)
- 無線LAN対応
- メモリスロットの数が多い(高いマザボだと4本、安いマザボだと2本)

マザーボード3種類
- ATX(大サイズのマザボ)
フルタワーとミドルタワー向け
- Micro-ATX(中サイズのマザボ)
おもにミニタワー向け
- Mini-ITX(小サイズのマザボ)
ミニタワーとスリムタワー向け
完成品としてのパソコンを買う場合、マザーボードは自由に選びにくいですが、以上の知識は知っておくといいですよ。

小型デスクトップは端子の数と位置に注意

デスクトップPC正面の真ん中くらいの高さにあるUSB端子
デスクトップの端子(インターフェース)の中でもイヤホン端子とUSB端子は前面(正面)にあって、そのほかの端子は背面にあるというパターンがとても多いです。
とくにUSB端子は前面にも背面にもあるのが普通ですが、まれに側面にもあるパターンもあります。
USB端子の数と位置

スリムタワー級デスクトップ背面の端子
デスクトップのUSB端子(Type AとCの合計)の数でよくあるパターンは、前面は2~4、背面は4、6、8、10のどれか。

ミドルタワー級デスクトップの背面
背面だけで6個以上もUSB端子があるのはハイスペックなデスクトップばかりです。やはりハイスペック機のユーザーは周辺機器の接続数も多くなりがち。
- ゲームのプレイおよび同時配信、動画編集、イラスト、音楽制作
周辺機器を多めに使う
- ワード、エクセル、ブログ
USBはあまり多くなくて大丈夫(スリムタワーで間に合うはず)
USB接続する機器の例としては、キーボード、マウス、USBメモリ、ヘッドホン、マイク、スピーカー、ウェブカメ、デジカメ、ハードディスク、ゲームコントローラ、プリンタ、スキャナ、光学ドライブ、キャプチャーボード、スマホ、液タブ・板タブ、USBライト、無線LAN受信機など。
とくにゲームやCADにこだわる人はコントローラを複数使い分けますからね。
USB端子の抜き差し
よく抜き差しするUSBはデスクトップ前面の端子、あまり抜き差ししないUSBはデスクトップ背面の端子を使うのが基本。
そのほうが使いやすいからです。

デスクトップPC正面上部の端子
もしデスクトップPCを机の下に置くのなら、端子は上部についているほうが使いやすいでしょう。
それだと座っているユーザーは下に手を伸ばすだけで付け替えられますから(とくにミドルタワーやフルタワーだと座ったまま手が届きやすい)。
※デスクトップPCは本体サイズが小さいほど机の上に置くのが適しています。
※机の下にPC本体を置く場合、接地面との間に少し空間をあけて通気性を確保しましょう。
最近のミドルタワー~フルタワーのデスクトップだと正面上部と背面に端子がついている場合が多いです。

右側はスリムタワー級デスクトップPC
スリムタワー級のデスクトップPCはあまり大きくないうえに正面の真ん中付近に端子がありますから、机の上に置くほうがUSBの抜き差しがやりやすいです。


USB端子についてWindows系のデスクトップはType-Aが多く、Mac系のデスクトップはType-AとType-Cが同数くらいあるというパターンが多いです。
デスクトップのスペックは作業内容で決めよう
次はデスクトップPCの内部スペックについて。
デスクトップPCのスペックはパソコンに高負荷をかける人ほどハイスペックを選ぶ必要があります。
高負荷とは具体的には、ゲーム、動画編集、音楽制作、3D、本体1台でモニターに3画面以上の出力など。
デスクトップで高負荷作業をやらないという人は標準スペックで大丈夫。2画面までの出力なら標準スペックでも普通にできます。
標準スペックならオンラインでの会議や授業を快適にこなすとともに、Microsoft Officeを複数開くことができます。
ただし、ゲームや動画編集をやるとしても高いレベルでやらないのであれば標準スペックでも一応できます。
当サイトなりの分類
- 標準スペック(Core i3~i5、メモリ8GBレベル)
多くの人におすすめスペック。オンラインでの会議や授業、ブログ、Microsoft Officeの複数起動などは普通にできる。
- 標準より少し上のスペック(Core i5~i7、メモリ16~32GB)
低~普通性能のグラボ搭載。イラスト制作、理系ソフト、プログラミングを行う人におすすめ。3DのゲームやクリエイターソフトもWQHD画質でできる。
- ハイスペック(Core i7~i9、メモリ32GB~)
中~高めのグラボ搭載。高度なゲームや動画編集、3D制作を4K画質で行う人におすすめ。
要注意:デスクトップのメモリスロットは2つか4つ
上の画像はメモリスロットといって、そこにメモリを1~4本まで差し込む形になっています。
多くのデスクトップはメモリスロットが2つか4つあるように(たまに8つの場合あり)、ノートパソコンよりもメモリの交換や増設がしやすくなっています。
で、たとえばメモリスロット2つについてメモリ8GBが1枚ずつ計16GBが入ったデスクトップパソコンがあるとします。
もし購入後にこのメモリを32GBへと増設したいのなら、今の8GB×2=16GBを取り外して16GBx2=32GBにする必要があります。このとき最初のメモリ16GB(8GB×2)は無駄になってもったいないのです。
無駄をなくすにはメモリスロットが4つの機種を買うか、最初からメモリ32GB(16GB×2)の機種を買うか、メモリ16GB(8GB×2)の機種について有料オプションでメモリを32GB(16GB×2)などに増やしてもらう必要があります。
こういうメモリ事情はゲーマーやクリエイターなどハイスペックをもとめる人にとって重要です。
たとえばメモリが計32GBを実現するには16GB×2枚だけでなく32GB×1枚という手もあります。
確かにどちらも計32GBなのですが、16GB×2枚のほうがデータ転送力が上ですから、デスクトップのメモリは複数枚にするのが基本です。
DDR4とDDR5:大半の人はDDR4で大丈夫

DDR4の光るメモリ
メモリはDDR4という規格が主流ですが、一部ではDDR5が搭載されています。
簡単にいうとDDR4よりDDR5のほうが高価かつ高性能。DDR4とDDR5の間に互換性はありません。
しかし、DDR5は一部のクリエイターソフトには恩恵があるとしても、ゲームを含めた大半の分野ではコスパは悪いです(高価な割に恩恵は小さい)。
要するにDDR5メモリを選ぶべきは一部のクリエイターであって大半のユーザーはDDR4で問題ないということ。
ゲーマーやクリエイターはストレージを多くしよう
ストレージとはデータを長期間にわたって保存する装置のこと。
ストレージにはSSDとHDDがあって、SSDのほうが価格は高いものの読み込む速度が速くて静かなためおすすめです。
- ゲームをやる人、動画、写真、イラスト、音楽の保存量が多い人
SSD500GB~
- ↑に該当しない人(文書は保存量が多くても容量を圧迫しにくい)
SSD256GB
- 予算に余裕のある人
購入時の有料オプションを使ってとにかくPC内蔵のSSDを増やすべき
- お金を節約したい人
デュアルストレージ、外付けHDD、オンラインストレージを使う
デュアルストレージとはSSDとHDDをPC内蔵として併用するストレージのこと。

一般にノートパソコンのほうが壊れやすいですから、ノートパソコンにストレージを多く積みすぎるのはあまりおすすめできません(データ復旧不可の場合あり)。
ノートとデスクトップを併用する人はノートのストレージは少なめにして、デスクトップのストレージは多めにするといいでしょう。これが偵察艇と母艦のイメージです。
CPUとメモリとストレージの意味や選び方については下の記事でもっと詳しく説明しています。
高負荷をかける人はグラフィックボード搭載機種を選ぼう
次はグラフィックスについて。
高負荷作業をやらない人はグラフィックボード(グラボ)というグラフィックパーツが搭載されていない機種で大丈夫。グラボは非搭載のほうが安いですよ。
高負荷作業をやるという人は、グラボを搭載したデスクトップを選ぶ必要があります。
グラフィックボードの選び方のヒント
昨今のゲーミングPCを買う人にとって重要な選択肢は、グラボについてGTXシリーズ、RTX30シリーズ、RTX40シリーズ、どれを選ぶのがいいのかということ。
- GTXシリーズ
フルHD画質のゲーム、動画編集は加工主体
- RTX3060
フルHD~WQHD画質のゲーム、動画編集は加工主体
- RTX4070~
4K画質のゲーム、動画制作は創造主体
しかし、上記YouTube動画のように自分なりにカッコいい3D映像を創造したいのであればRTX40シリーズがおすすめという形です。
参考記事
ビジネス向けデスクトップで注意すべき点
デスクトップについてビジネス向け(法人向け)と個人向けの差は小さいです。違うとすれば以下のとおり。
- OSはWindows10~11のProを選択する(Homeは個人向け)
- ビジネス向けは外観を地味にするのが基本(とくに顧客や同僚からPCが見られる場合)
- 組織として一度に大量に購入するなら大量購入ゆえの割引やサポートをメーカーに確認する
- セキュリティソフトを導入する(個人ならセキュリティソフトの必要性は低い)

DELLのゲーミングデスクトップのデザインはエンタメ感が強い(お堅い業種にエンタメ感が強いデスクトップは雰囲気的に合わないかも)
デスクトップは無線LANにすべき?:一部で必要とされる理由
デスクトップパソコンではLANケーブル(有線)を使ってインターネットに接続するのが基本であって、購入当初は無線で接続できる装置がついていない場合もあります。
しかし、最近のデスクトップの中には無線LAN受信機が最初から搭載されている機種も増えつつあります。
自宅では都合のいい場所にLANコンセントがあるとは限りませんからデスクトップの無線LAN接続は役立ちます。
あるいはデスクトップPCを自宅外に持ち運んで使う場合、無線で接続するならLANケーブルは必要なくなりますから荷物はちょっとだけ減ります。

デスクトップPCでWi-Fi6やBluetoothといった無線通信を使うならアンテナをつけるほうが感度はいい
FPSや格闘ゲームなどわずかな遅延でも気になる分野のゲームをやる人は、有線接続のほうがいいでしょう。
Wi-Fi6は有能であるため、環境によってはむしろ有線よりも安定するという説までありますが。
デスクトップの価格比較とおすすめメーカー
たとえばノートパソコンだと、価格が高いとしても耐久性が魅力的なPanasonicのレッツノートを選ぶ人がいます。昔の管理人がまさにそう。
しかし、デスクトップはあまり持ち運ばないため耐久性は差がつきにくいです。ほかの面でもノートパソコンよりもデスクトップのほうが他社と差別化しにくいです。
そのためスペックが同じであれば、安いほうを選ぶほうがいいといえます。
価格 | 組立工場 | カスタマイズの多さ | サポート | |
Lenovo | 安い | 中国 | 普通 | 日本 |
DELL | 安い | 中国 | 普通 | 基本的には中国 |
HP | 安い | 中国 | 普通 | 基本的には中国 |
STORM | やや安い | 日本 | 普通 | 日本 |
FRONTIER | やや安い | 日本 | やや多い | 日本 |
マウスコンピューター | やや安い | 日本 | 多い | 日本 |
パソコンショップSEVEN | やや安い | 日本 | かなり多い | 日本 |
NEC | 高い | 日本 | 普通 | 日本 |
富士通 | 高い | 日本 | 普通 | 日本 |
※HPやレノボの一部のノートパソコンは日本で生産していますが、デスクトップは基本的に中国生産。
※DELLの個人向けサポートは中国で、料金を別に支払うと日本対応になるのが基本。
※Lenovo、DELL、HPといった中国で生産しているパソコンは納期が遅い場合がありますのでお気をつけください。
富士通やNECの新品デスクトップPCはスペックの割に高いためおすすめしません。
中古ならまあまあ安いんですけどね。
分離型デスクトップは持ち運ぶ頻度が低くて壊しにくいですから(ノートはぶつけたり落としたりする)、サポートの世話になる可能性がノートより低いです。
デスクトップを選ぶ際にほかに見る項目:OSなしモデルもある
OS | Windows10かWindows11を選べば大丈夫。 |
Officeソフトの有無 | 現代ではMicrosoft Office以外にも優れた安いソフトがある。 |
光学ドライブの有無 | 現代ではノートだけでなくデスクトップにも必要性が薄れてきている。 |
プリインストールの数 | プリインストールとは買った時点で入っているソフトのこと。富士通やNEC以外は少ないし、少ないほうがおすすめ。 |
おまけが付くか | 安いマウスやキーボードをおまけでつけてくれるメーカーやキャンペーンがある。 |
一部の店ではOSなしのデスクトップPCも販売されています。
これはOSを搭載していない分だけ安いのですが、自分で何らかのOSをインストールする手間がかかることにご注意ください。
光学ドライブの種類
光学ドライブは必要性自体が薄れていますから簡単に解説します。
上記のようにボタンを押す、トレイが出てくる、ディスクを載せる、手でトレイを押し戻す、という光学ドライブをトレイロード式といいます。
一方、上記のように単にディスクを手で差し込むタイプをスロットイン方式といいます。スロットイン方式はディスクにキズがつきやすいのが難点。
迷ったら光学ドライブは搭載せず、必要性が生じたときに外付け光学ドライブを買うのがいいでしょう。
【意外と重要】:購入後に拡張するならカスタマイズをチェック

電源の役割は各部に電気を供給すること
パソコンの構造においてはCPUとグラフィックボードは消費電力が大きいです。
ハイスペック機なら電源容量も気にすべきかもしれませんが、それはおもに自作PCの場合。
メーカーが組み立てたハイスペック機なら、そこに搭載したCPUやグラフィックボードの性能に合った電源がついています。
ただし、購入時のデスクトップが低スペック~標準スペックで、購入後にご自身でCPUやグラフィックボードを拡張する場合、そのままだと電源が足りなくなる場合があります。
もし購入後に拡張する見通しなら、電源容量は大きめにしましょう。
部品の組み合わせの調べ方
部品の適正な組み合わせを手っ取り早く調べるいい方法があります。
SR-icl-3060A/S3/W11/LW(パソコンショップSEVEN)
まずは上記のリンク先にアクセスしてから「カスタマイズ・お見積り」を押してみてください。この時点では注文は確定ではありませんからご安心ください。
上記はCeleron機ですので、カスタマイズの当初は電源は低い容量が選択されています。
電源はその低い容量のままでスペックの高いグラボを選択しようとすると上記のように「電源容量が不足しています」という注意表示が出て選択できないのです。
これは電源容量だけでなく、ケースサイズやほかの部品との相性も考慮されていますから便利。
ただし、部品の組み合わせ方を過剰なスペックにした場合はそういった注意書きは出ませんから、少しずつ上げるとか、いろいろ試してみるといいですよ。

パソコンショップSEVENは価格は普通か少し安いくらいですが、部品の選択肢は業界トップクラスの多さ。
とくにデスクトップケースの種類は多いです。

パソコンショップSEVENのデスクトップケース

左側の下方は電源ユニットがむき出しで、右側の下方は電源ユニットが覆い隠されている(大した違いはないが、主流は右側のように覆い隠されているタイプ)
一度にすべて同じサイトで買いそろえなくてもいい
デスクトップ本体を買う場合、ついでにモニターやマウスを買う人も多いでしょう。
しかし、モニターはデスクトップ本体と同じメーカーではなくても大丈夫ですし、Amazonで買うという手もあります(本体はメーカー直販のほうが安い)。
マウスやキーボードは最低限度のものであれば、デスクトップ本体とおまけでつけてくれるメーカーもあります。
またモニターやマウス、キーボードについてこだわるなら、デスクトップ本体の選び方とはまた違う知識が必要です。
そのため慌ててセットで買うより別々に買ってもいいでしょう。

デスクトップPCのおすすめ【2023年版、ゲーミングデスクトップあり】
ここから先は管理人がおすすめするデスクトップパソコンを紹介します。
下に行くほど基本的にはスペックが高まります。
第12世代Core i3搭載:DELL New Vostro 3710
まずはDELLの分離型デスクトップから。
DELL New Vostroはスリムタワー級の大きさ。実にシンプルなデザインだといえます。
最近のデスクトップPCは正面のUSB Type-A端子が2つの場合が多いですが、DELLは4つついているのが印象的。
商品名 | New Vostro 3710スモールシャーシ ベーシックモデル |
当サイトなりの分類 |
標準スペック |
本体色 | ブラック |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 730(内蔵グラフィックス) |
OS | Windows11 Home 64 bit |
CPU | インテル Core i3-12100 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD256GB |
光学ドライブ | トレイロード式DVDドライブ |
本体サイズ | 高さ290mm 幅 92.6mm 奥行き293mm |
税込価格 | 62979円~ |
セール期間 |
本機の特徴
- スリムタワー
- 本格的なゲームやクリエイターソフトには向いていない
- DELLのPCはコスパが高い
- 光学ドライブ付き
DELLのNew Vostro 3710に搭載しているCPUは最新のインテル第12世代です。このインテル第12世代CPUは性能も評判もよくておすすめ。
このスペックなら本格的なゲームやクリエイターソフト以外は快適に動かせますよ。
本機は長期投資やブログをやる人にもおすすめ(本格的な短期投資はもう少しハイスペックのほうがいい)。
第12世代Core i3搭載のデスクトップPC(スリムタワー級)で約7.3万円という価格は、Amazonで売っている怪しい中国系のミニPCをのぞくと最安の部類に入ります。
欠点は納期が長い場合があること(短い場合もある)。
国産の標準スペックが安い:STYLEシリーズ
パソコン工房のSTYLEシリーズは国産ですが、レノボやDELLに迫る価格です。
本機のデザインは全体的にかなりシンプル。
前面端子はカバーを開けたところにあります。
商品名 | STYLEシリーズ |
当サイトなりの分類 | 標準スペック |
本体色 | ブラック |
グラフィックス | UHD Graphics 730 |
OS | Windows11 Home |
CPU | インテル Core i3-13100 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD500GB |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ |
本体サイズ | 幅175mm×奥行387mm×高さ360mm |
税込価格 | 77800円~ |
セール期間 |
本機の特徴
- サイズはスペックにしては大きめ
- 光学ドライブ搭載
- 本格的なゲームやクリエイターソフトには向いていない
- ストレージが多め
パソコン工房のSTYLEシリーズはCore i3(第13世代)、メモリ8GB、SSD500GBと標準スペック。ストレージはやや多いほうです。
インテルCore i3は第12世代以降はそれなりの性能があります。
しかしながら、グラフィックスはCPU内蔵型ですから高度なゲームやクリエイターソフトをやるのには向いていません。
本機はデスクトップPCでは高度なゲームやクリエイターソフトをやらない人全般におすすめ。
グラフィックボードを積んでいない割にはケースサイズはやや大きいほうです。
最近、パソコン工房のSTYLEシリーズはスペックの割に安くて国産であるため売れ行きがいいです。
したがって、下のリンク先に行っても売り切れである場合もあります。
しかし、本機シリーズはメモリを16GBにバージョンを選べばまだ買える場合もあります。グラボがついていない限り価格差は大きくないですよ。
第12世代Core i5搭載:レノボ ThinkCentre M75q Tiny Gen2
次はレノボの分離型デスクトップ。
レノボThinkCentre M75q Tiny Gen2はTinyとあるようにサイズが小さいです。
Tinyは英語で小さいを意味します。
このようなPCはミニPCと呼ばれ、排熱が低いことをやるのに向いています。

商品名 | ThinkCentre M75q Tiny Gen2 |
当サイトなりの分類 |
標準スペック |
本体色 | ブラック |
グラフィックス | AMD Radeon グラフィックス |
OS | Windows11 Home 64 bit |
CPU | AMD Ryzen5 PRO 5650GE |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD256GB |
光学ドライブ | |
本体サイズ | 約145x297x346mm |
税込価格 | 74800円~ |
セール期間 |
本機の特徴
- ミニPCサイズ
- 光学ドライブ非搭載
- 本格的なゲームやクリエイターソフトには向いていない
本機のスペックは高度なゲームやクリエイターソフト以外なら大抵はできるスペック。
こういうミニPCはCPUやメモリの規格がノートパソコン向けですが、高度なゲームやクリエイターソフトをやらないのであれば問題ありません。
このスペックで約7.5万円というのはほかにDELLかAmazonの違法ライセンスっぽい怪しい中国製品くらいしかありません。
Amazonの怪しいライセンス違反品は本当に避けたほうがいいです。
本機とて中国企業の製品ですが、レノボは世界大手の企業であり近年の売上は世界1~2位と中国以外でもかなり売れています。
欠点は納期が長い場合があること(短い場合もある)。納期の長さにはお気をつけください。
標準より少し上の国産デスクトップ:mouse MH-A5G1B
次はマウスコンピューターの標準より少し上スペックのデスクトップ。
mouse MH-A5G1Bの正面幅は太め。ゲームもそれなりにできるスペックですが、ゲーミングデスクトップとしては地味な外観です。
光学ドライブは有料オプションであり、もしつけるとすれば最上段付近に横向きで搭載されます。
動作中は真ん中付近が青く光ります。
接地面との間にはちょっとした底上げ材が4か所についています。
商品名 | mouse MH-A5G1B |
当サイトなりの分類 | 標準より少し上 |
本体色 | ブラック |
グラフィックス | GeForce GTX 1650 |
OS | Windows11 Home 64 bit |
CPU | AMD Ryzen5 4500 |
メモリ | 16GB(8GB×2デュアルチャンネル) |
ストレージ | SSD512GB |
光学ドライブ | なし |
本体サイズ | 約170×403×360mm |
税込価格 | 124800円 |
セール期間 |
本機の特徴
- ミニタワーサイズ
- GTX1650搭載
- 本格的なゲームやクリエイターソフトはそれなりにできる
mouse MH-A5G1Bは、CPUとメモリとグラフィックボードは標準より少し上くらいのスペック。
APEX、マインクラフト、FF14、ドラクエ11みたいな有名なゲームは普通にできます。
しかし、表示設定を高レベルにすると一部のゲームでは少しのカクカクは生じるかもしれません。
クリエイターソフトの中にも快適に動かせるものは結構ありますが、上位~最上位クラスのソフトを快適に動かすにはCPUやグラフィックボードの性能が足りないです。
本機はCPUとメモリとグラフィックボードは標準より少し上くらいのスペックがいいという方におすすめ。
コスパ最強:インテル第12世代CPU搭載ゲーミングPC:HP OMEN 25L Desktop
2022年、HPはゲーミングPCを新筐体とインテル第12世代CPU搭載という形で新発売しました。
インテルの高性能CPUは発熱が厄介という欠点はありますが、OMEN 25Lは新型空冷クーラーによって冷却性能を向上させました。
筐体の外面部は金属フレームと強化ガラス(側面部)を基本としており、内部と正面のひし形が美しく灯ります。
OMEN 25Lの上にはOMEN 45Lという機種もあり、こちらのほうがサイズも性能も上。
しかし、OMEN 45Lは多くの人にとってオーバースペックすぎるためOMEN 25Lをおすすめします。初心者にもいいですよ。
マウスコンピューターとHPについてゲーミングPCの価格を比較すると価格差は近似しています。
本記事の場合、HPのOMENはCPUが第12世代Core i7である分だけ高いという感じです。
HPの生産国やサポートは基本的に中国です(ノーパソの一部は東京生産)。
マウスコンピューターはHPに比べるとちょっと高いですが、生産国やサポートは日本です。
商品名 | OMEN 25L Desktop |
当サイトなりの分類 | ハイスペック |
本体色 | ブラック |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3060~3070 |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | インテル Core i7-12700F |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | SSD1TB |
光学ドライブ | なし |
本体サイズ | 約165×396×448 mm |
税込価格 | 188000円~(クーポンで安くなりうる) |
セール期間 | |
その他の特徴 | パフォーマンスコントロール(ゲームをしないときはパフォーマンス抑制) LEDライティング(光り方を設定可能) |
本機の特徴
- ミニタワーサイズ
- RTX3060~3070搭載(3060ならWQHD画質、3070~なら4K画質)
- 本格的なゲームやクリエイターソフトはそれなりにできる
- たまに期間限定品としてもっと安くなるタイミングがある
OMEN 25L Desktopにおいてはスペックをいくつか選ぶことができます。
現状のようにRTX3060とRTX3060Tiの価格差が小さいのならRTX3060Ti搭載機のほうがおすすめ。
ゲームも動画編集もミドルハイレベルで楽しむことができます。
ゲームを同時配信したい人は購入後に自分でメモリを16GBから32GBに増やすことも検討しましょう。
本機はメモリが4スロットあって増設しやすいです。
HP製品は下のリンク先で「クーポンGET!」を選んでから、税込み7.7万円以上(法人モデル)あるいは11万円以上(個人モデル)の購入で4~5%のクーポン適用となります。
国産ゲーミングデスクトップとしてはコスパが高い:G-Tune EN-Z-WA
次はマウスコンピューターのハイスペックのデスクトップ(アウトレット)。
マウスコンピューターのアウトレットパソコンは、工場在庫品の旧モデル・旧製品になります。台数限定!通常ラインナップと同様、すべてMade in Japan。
お好みでカスタマイズをすることが可能です。(一部の商品を除く)引用:マウスコンピューター公式サイト
スペックやケースは少しズレますが、ゲーミング仕様のモニターとマウスとキーボードとヘッドセットまでついているセットバージョンもあります。
まずはデスクトップ本体について解説します。
G-Tune EN-Z-WAは片側がガラスパネルとなっています。
これだと光り方が見えますし、汚れを察知するのも早いです。
端子は天井部と背面にあります。
天井部の端子は上から下に向けて差し込む形式ですね。
商品名 | G-Tune EN-Z-WA |
当サイトなりの分類 | 標準より少し上~ハイスペック |
本体色 | ブラック |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 |
OS | Windows11 Home 64 bit |
CPU | インテル Core i7-12700KF |
メモリ | 16GB(8GB×2デュアルチャンネル) |
ストレージ | SSD500GB |
光学ドライブ | 有料オプション |
本体サイズ | 約210×521×426mm |
税込価格 | 164800円 |
セール期間 |
本機の特徴
- 評判の高いインテル第12世代Core i7搭載
- ミニ~ミドルタワーサイズ
- RTX3060搭載(WQHD画質でプレイできる)
- 本格的なゲームやクリエイターソフトはそれなりにできる
- 国産マウスコンピューターのゲーミングPCの中で人気のあるスペック
G-Tune EN-Z-WAの特徴はCPUはCore i7(第12世代)、メモリ16GB、グラフィックスはGeForce RTX 3060とゲーミングPCとしてはミドルクラスでバランスがよいこと。
これならほとんどのゲームは上位設定でも快適にできますし、クリエイターソフトの中にも快適に動かせるものは結構あります。
4K画質だと一部のゲームはちょっと厳しいかもしれません。
マウスコンピューターの生産およびサポート拠点は日本ですから中国人が対応するHPやDELLよりは初心者にとって安心だといえます。
マウスコンピューターはゲーミングPC一式セットも発売
なおマウスコンピューターでは、前記と似たスペックでゲーミング仕様のワイヤレスマウスとキーボードとヘッドセットとモニターがセットになった商品もあります。
このスターターセットの価格は約18万円。
具体的なスペックは、CPUはAMD Ryzen5 4500、グラフィックスはGeForce RTX3060、メモリ16GB、SSD500GB。
モニター(iiyama G-MASTER GB2470HSU-5)は23.8インチでリフレッシュレート165Hz、IPSパネル。モニターは単品で買うとするとAmazonで2.7万円くらい。
マウス(Logicool G304)は約5000円、キーボード(Logicool G213r)は約7000円、ヘッドセット(Logicool G331)は約5000円ですから計1.7万円くらい。
以上を総合的に考えると正直言って安いです。
この手のスターターセットの中にはお買い得じゃないのもありますが、このセットはお買い得です。
ツクモの期間限定セールはハイスペック中心
最後はTSUKUMO(ツクモ、イーエックスコンピュータ)について。
ツクモはヤマダ電機系列のパソコン専門店であり、秋葉原、名古屋、大阪、福岡、札幌などに実店舗もあります。
ヤマダ電機のパソコンは基本的に高いのですが、ツクモの限定品は基本的に安いです。
組み立ては日本国内ですよ。
ツクモの現行デスクトップのケースは上記のタイプが基本。
このタイプの場合は側面は光りません。
こちらのタイプの場合は端子は正面中央より少し上付近と背面にあります。
しかし、上記タイプだと片側は透明であり内部が光ります。
こちらのタイプは正面上部に端子があります。
当サイトなりの分類 | 標準より少し上~ハイスペック | ハイスペック |
本体色 | ブラック | ブラック |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 | GeForce RTX 4070 |
OS | Windows 10 or 11 Home | Windows11 Home 64 bit |
CPU | AMD Ryzen5 5500 | インテル Core i7-13700F |
メモリ | 16GB(8GB×2) | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | SSD1TB | SSD1TB |
光学ドライブ | ||
本体サイズ | 190(W)x475(D)x435(H)mm | 210(W)x415(D)x400(H)mm |
税込価格 | 123800円 | 229800円 |
セール期間 | 6月23日10時まで |
基本的にRTX3060搭載機のほうはフルHD~WQHD画質でゲームをやるのに適しています。
クリエイターソフトも結構使えますよ。
一方、RTX4070搭載機のほうは4K画質でゲームをやりたい人、かなり高度なクリエイターソフトを使う人に向いています。
撮った動画を加工するだけならRTX3060搭載機で大丈夫。
ゲームを配信するなど同時に多くのソフトを起動する人は有料オプションでメモリ32GBに増やすのがおすすめ。
メモリ16GBでゲーム配信はちょっと厳しいでしょう。
重いクリエイターソフトを使う人も32~64GBくらいにまでメモリを増やすといいでしょう。