どうも「一体型デスクトップはやめとけおじさん」のPC選びん管理人です。
デスクトップを買うなら分離型にしましょう。
デスクトップはゲーム機で言うと据え置き型の本体だけみたいなもの(例:PS5の本体だけ)。⇒デスクトップは本体の動作速度や保存容量、そして価格ばかりを見て選ぶのが基本。
一方、ノートパソコンは本体とコントローラーと液晶が一体化している携帯ゲーム機みたいなもの(例:任天堂Switch Lite)。⇒ノートパソコンは動作速度や保存容量以外にも液晶やキーボードなども見て選ぶ必要がある。
このページでは2022年におけるデスクトップパソコンの選び方と数点のおすすめ、そしてレビューしにくい事情をお伝えします。
この事情はデスクトップの選び方にも役立つのでぜひご覧ください。
ゲーミングデスクトップやクリエイターデスクトップなどハイスペックがほしい人にも役立ちますよ。
目次
- 1 デスクトップパソコンの選び方【2022年版】
- 2 デスクトップパソコンのおすすめ7選【2022年版、ゲーミングデスクトップあり】
- 2.1 第12世代Core i5搭載:レノボ ThinkCentre Neo 50t Tower Gen 3
- 2.2 国産Celeron機ゆえの注意点:パソコンショップSEVEN SR-icl-3060A/S3/W11/LW
- 2.3 入門しやすいゲーミングデスクトップ:G-Tune PM-A-WA
- 2.4 ハイスペックなデスクトップ:G-Tune EN-Z
- 2.5 Core i9搭載モデルがアウトレットでお買い得:G-Tune EP-Z
- 2.6 インテル第12世代搭載モデルが新筐体で登場:HP OMEN 45L Desktop
- 2.7 パソコンショップSEVENで派手にカスタマイズしよう:ZEFT G27DS
デスクトップパソコンの選び方【2022年版】
まずはデスクトップの形状について。
分離型とは本体とモニターとキーボードとマウスに分かれたパソコンのこと。
一体型とは本体とモニターが一体化したパソコンのこと。一体型はノートパソコンに近い構造をしています。
本来、デスクトップは部品の交換や増設がしやすくて排熱性がよいのが長所。
しかし、一体型は部品の交換や増設がしにくいうえに排熱性が悪いなどデスクトップの長所が消えているためおすすめしません。
デスクトップとノートパソコンの選び方の違い
デスクトップとノートパソコンは選び方に共通点が多いです。決定的に違う点は本体サイズや拡張性についてです。
そもそも拡張性とは部品の増設・交換しやすさのこと。ノートパソコンは薄い構造でありパーツが密集していますから基本的に拡張性が低いのです。
一方、デスクトップは一体型(液晶と本体が一体化したタイプ)や小さなスリム型でなければ拡張性が高いのが基本です。
たとえばパソコンのメモリはデスクトップ向けとノートパソコン向けとではサイズが違います。

Mac miniのサイズ:幅も奥行きも約19.7cm、高さは約3.6 cm
しかし、デスクトップの中でもMac miniのようなミニPCだとメモリはノートパソコンサイズになっていたり、パーツを増設するのがほぼ不可能な構造になっています。
これに対して大きなデスクトップ本体はパーツを交換・増設したり使いまわしやすいというメリットはありますが、スペースを大きくとってしまうのがデメリットだといえます。
参考記事
ゲーマーやクリエイターは大きめのタワー型を選ぶ場合がほとんど。
それ以外の人は小さいタワー型を選ぶ場合が多いですし、管理人としてもおすすめ。
タワー型なら初心者でも分解やパーツ交換は余裕です(自己責任)。パーツ交換よりもパーツ増設がしたいのなら大きなデスクトップをもとめましょう。

スリム型とタワー型のサイズは厳密に区別されていません。
デスクトップ本体タワーのサイズの選び方
デスクトップ本体タワーのサイズは以下のとおり。
本体重量の目安 (部品込の重さ) |
高さ奥行きの目安 | 正面幅の目安 | 部品交換 | 部品増設 | 向いている人 | |
フルタワー | 16~22kg | 50~65cm | 24~30cm | ◎ | ◎ | こだわるゲーマー こだわるクリエイター |
ミドルタワー | 12~16kg | 40~50cm | 20cm前後 | ◎ | ○ | ゲーマー クリエイター |
ミニタワー | 7~12kg | 30~40cm | 15cm前後 | ○ | ▲~○ | ゲーマー クリエイター 一般的な職場や家庭 |
スリムタワー | 5~7kg | 30cm前後 | 7~11cm | ○ | ×~▲ | 一般的な職場や家庭 |
ミニPC | 1~2kg | 20cm前後 | 4cm | ▲ | × | 一般的な職場や家庭 |

カード類(クレカ、免許証、ヨドバシカード)のサイズは共通しておよそ縦54mm×横86mm。この黒いスリムタワーパソコンは高さ292mm×正面幅は93mm。
スリムタワーはオフィスや家庭によくある普通サイズのデスクトップです。スリムタワーは部品増設はかなり難しいですが、部品交換はできます。
ゲームや動画編集といった高負荷の動作を行う人は、もうちょっと大きいミニタワーかミドルタワーがおすすめ。
省スペースを優先するならミニタワー、拡張性を優先するならミドルタワーがいいでしょう。
一般にケース(タワー)のサイズが小さいと冷却性能や拡張性が弱く、大きいと冷却性能や拡張性は高いものの邪魔になります。
フルタワーは旅行時のキャリーケースと同じくらいの大きさであるなど日本の住宅事情にとってはかなり大きいため、あまりおすすめできないというわけ。
デスクトップはダサいだと?:少し邪魔だが時代遅れではない
デスクトップはそれなりに場所をとりますし無線で使えないという欠点があります。この欠点を「ダサい」と思う人は結構いる模様。
しかし、デスクトップとノートの両方を使っている管理人からすると、むしろデスクトップのほうが時代の先端を行っていると考えます。
たとえば、ノートパソコンはモニターだけ壊れるとまるごと修理屋行きです。その修理代が割に合わないとしたら、ほかの部品はまだ使えるのに新しいノートパソコンに買い替えるでしょう。
この点、分離型デスクトップのモニターが壊れたらモニターだけ買い替えればいいだけ。ほかの部品も使いまわしやすいです。
つまり、デスクトップのほうが寿命が長くて資源を浪費しない分だけ「環境に優しい」といえるのです。
また最先端のオンラインゲームや3Dソフトをやりたいのなら、デスクトップのほうが発熱と性能が大きなCPUやグラボを載せやすいです。
確かにノートパソコンの機動力は便利ですが、使い捨て感が強くて最先端のソフトをやるのに適さないのは「ダサい」と言わざるを得ません。

小型デスクトップは端子の数と位置に注意
デスクトップの端子(インターフェース)の中でもイヤホン・マイク端子とUSBは前面(正面)にあって、そのほかの端子は背面にあるというパターンがとても多いです。
とくにUSB端子は前面にも背面にもあるのが普通ですが、まれに側面と背面にあるパターンもあります。
中型~大型のデスクトップは端子の数についてあまり困りませんが、さきほどのMac miniくらいの小型デスクトップだと端子の数に後悔する場合があることにはお気をつけください。
USB端子の数と位置
デスクトップのUSB端子(Type AとCの合計)の数でよくあるパターンは、前面は2~4、背面は4、6、8、10のどれか。まれに側面に端子があるデスクトップもあります。
背面に10個もUSB端子があるのはハイスペックなデスクトップばかりです。やはりハイスペック機のユーザーは周辺機器の接続数も多くなりがち。
よく抜き差しするUSBは前面の端子、あまり抜き差ししないUSBは背面の端子を使うのが基本。
このあたりの使いやすさはデスクトップ本体を机の上に置くか下に置くかでも違うところです。


USB端子についてWindows系のデスクトップはType-Aが多く、Mac系のデスクトップはType-AとType-Cが同数くらいあるというパターンが多いです。
側面を透明にする一部にオプションあり
自作のデスクトップにおいては本体側面のうち片側を透明にして光らせる人もいます。こうやって内部の可動部が見えると心が躍る人もいるんですよ。
BTO(受注生産)デスクトップの中でもマウスコンピューターやパソコンショップSEVENのハイスペック機ではサイドパネルを透明にするオプションがついている場合があります。
透明にするとユーザーの気分が変わったり内部の汚れを見つけやすくなるというだけで大きな実利はありませんが、好みで頼んでもいいと思います。
ただし、片側側面を透明にするには5000円~1万円くらいかかりますし、光や透明が嫌いな人もいるため万人におすすめできません。
取っ手がついているデスクトップもある
デスクトップパソコンといえばゲーミングやクリエイター向けに限らず持ち運びにくいのが基本ですが、マウスコンピューターが発売している機種の中には上部に取っ手がついているものもあります。
これならゲーマー向けのイベントのときやスタジオ内を移動するときでも動きやすいです。
ほかにも本体下部にキャスターがついている機種もあります。
デスクトップのスペックは作業内容で決めよう
次は内部スペックについて。
デスクトップパソコンのスペックはパソコンに高負荷をかける人ほどハイスペックを選ぶ必要があります。
高負荷とは具体的には、ゲーム、動画編集、音楽制作、3Dイラスト、同時にモニターを3画面以上使うなど。
デスクトップで高負荷作業をやらないという人は標準スペックで大丈夫です。
標準スペックならオンラインでの会議や授業を快適にこなすとともに、Microsoft Officeを複数開くことができます。
ただし、ゲームや動画編集をやるとしても高いレベルでやらないのであれば標準スペックでも一応できます。
当サイトなりの分類
- 標準スペック(Core i3~i5、メモリ8GBレベル)
多くの人におすすめスペック。オンラインでの会議や授業、ブログ、Microsoft Officeの複数起動などは普通にできる。
- 標準より少し上のスペック(Core i5~i7、メモリ16GBレベル)
イラスト制作、理系学生、プログラミングを行う人におすすめ。軽めのゲームもできる。
- ハイスペック(Core i7~i9、メモリ32GB~)
中~高めのグラボ搭載。高度なオンラインゲームや動画編集を行う人におすすめ。
要注意:デスクトップのメモリスロットは2つか4つ
上の画像はメモリスロットといって、そこにメモリを1~4本まで差し込む形になっています。
多くのデスクトップはメモリスロットが2つか4つあるように(たまに8つの場合あり)、ノートパソコンよりもメモリの交換や増設がしやすくなっています。
で、たとえばメモリスロット2つについてメモリ8GBが1枚ずつ計16GBが入ったデスクトップパソコンがあるとします。
もし購入後にこのメモリを32GBへと増設したいのなら、今の8GB×2=16GBを捨てて16GBx2×32GBにする必要があります。このとき最初のメモリ16GB(8GB×2)は無駄になってもったいないのです。
無駄を生まないようにするには、メモリスロットが4つの機種を買うか、最初からメモリ32GB(16GB×2)の機種を買うか、メモリ16GB(8GB×2)の機種について購入時に有料オプションでメモリを32GB(16GB×2)などに増やしてもらう必要があります。
こういうメモリ事情はゲーマーやクリエイターなどハイスペックをもとめる人にとって重要です。
たとえばメモリが計32GBを実現するには16GB×2枚だけでなく32GB×1枚という手もあります。
確かにどちらも計32GBなのですが、16GB×2枚のほうがデータ転送力が上ですから、デスクトップのメモリは複数枚にするのが基本です。
要注意:高負荷作業はストレージも多い
ストレージとはデータを長期間にわたって保存する装置のこと。
ストレージにはSSDとHDDがあって、SSDのほうが価格は高いものの読み込む速度が速くて静かなためおすすめです。
- 高負荷作業をバリバリにやりたい人
SSD500GB~(多くのゲーマーや動画編集者にとって500GBは少ない)
- 高負荷作業はやらない人
SSD256GB
- 予算に余裕のある人
購入時の有料オプションを使ってとにかくPC内蔵のSSDを増やすべき
- お金を節約したい人
デュアルストレージ、外付けHDD、オンラインストレージを使う
デュアルストレージとはSSDとHDDをPC内蔵として併用するストレージのこと。

CPUとメモリとストレージの意味や選び方については下の記事でもっと詳しく説明しています。
高負荷をかける人はグラフィックボード搭載機種を選ぼう
次はグラフィックスについて。
高負荷作業をやらない人はグラフィックボード(グラボ)というグラフィックパーツが搭載されていない機種で大丈夫。グラボは非搭載のほうが安いですよ。
高負荷作業をやるという人は、グラボを搭載したデスクトップを選ぶ必要があります。
- ゲーマーや音楽制作者
NVIDIAのGeForceシリーズがおすすめ
- クリエイター(動画編集や3Dイラスト、ゲーム開発など)
NVIDIAのRTX AシリーズやQuadroシリーズがおすすめ(←は基本的に高額・高性能であり、そこまでの高性能をもとめないのならGeForceシリーズでも問題ない場合あり)
- 短期投資
ゲーマー向けでもクリエイター向けでも大丈夫
上記はシリーズだけにその中にはいくつも機種があります。どれを選ぶかはあなたがやりたいソフトによって変わります。
ただし、一般論としてはグラボ単体のみの価格は3~7万円くらいがコスパ高いです。
参考記事
デスクトップのハイスペック機には静音性をもとめてもいい
パソコンは動作中にどうしても音が生じてしまいます。
とくにグラボを搭載しているようなハイスペック機だと発熱量が大きいため、冷却ファンも盛んに動きます。
動作音が気になる人やゲームプレイを動画配信する人は静音性を優先するのもいいでしょう。
具体的には以下を基準に選びましょう。
- デスクトップ本体ケースはメッシュ状より密閉タイプがいい(メッシュ状だと内部の動作音がPC外に漏れやすいが、メッシュ状のほうが排熱性は高い)
- CPUクーラーは水冷か大型空冷がいい(価格はちょっと高い)
- ストレージはSSDのほうが静か(HDDとのデュアルストレージもあり)
- 電源ユニットに静音ファンをつける(ハイスペック機だと有料オプションなどで選べる)

ノクチュアの冷却ファン
空冷ファンで静音かつ冷却性に定評があるのはNoctua(ノクチュア)というブランド。
ノクチュアはパソコンショップSEVENの有料オプションでも選べますよ。


ビジネス向けデスクトップで注意すべき点
デスクトップについてビジネス向け(法人向け)と個人向けの差は小さいです。違うとすれば以下のとおり。
- OSはWindows10~11のProを選択する(Homeは個人向け)
- ビジネス向けは外観を地味にするのが基本(ゲーミングパソコンみたいな派手な外観はエンタメ感が強くてビジネスと合わない)
- 組織として一度に大量に購入するなら大量購入ゆえの割引やサポートをメーカーに確認する
- セキュリティソフトを導入する(個人ならセキュリティソフトの必要性は低い)
デスクトップは無線LAN接続にしてもいい
デスクトップパソコンでは有線ケーブルを使ってインターネットに接続するのが基本であって、購入当初は無線で接続できない場合が多いです。
しかし、最近のデスクトップの中には無線LANを最初から搭載されている機種も増えつつあります。
自宅では都合のいい場所にLANコンセントがあるとは限りませんからデスクトップの無線LAN接続は役立ちます。
ただし、デスクトップ購入後に無線化することも簡単にできるため、選び方の中ではそんなに重要ではありません。
FPSや格闘ゲームなどわずかな遅延でも気になる分野のゲームをやる人は、有線接続のほうがいいでしょう。
Wi-Fi6は有能であるため、環境によってはむしろ有線よりも安定するという説までありますが。
デスクトップの価格比較とおすすめメーカー
たとえばノートパソコンだと、価格が高いとしても耐久性が魅力的なPanasonicのレッツノートを選ぶ人がいます。昔の管理人がまさにそう。
しかし、デスクトップは持ち運ばないため耐久性は差がつきにくいです。
ほかの面でもノートパソコンよりもデスクトップのほうが他社と差別化しにくいです。
そのためスペックが同じであれば、安いほうを選ぶほうがいいといえます。
※下記条件の価格 | |
Lenovo | 7.6万円 |
DELL | 6.2万円 |
マウスコンピューター | 7.5万円 |
HP | 7万円 |
パソコン工房 | 6.7万円 |
NEC | 12万円 |
富士通 | 12万円 |
※上記は、2022年前期、状態は新品、分離型、Windows11Home、Core i5(第11世代)、メモリ8GB、SSD256GB、グラボなし、Officeソフトなし、税込みという条件の価格。光学ドライブはついている場合とついていない場合とがあります。
たとえばCore i3搭載機種の価格はCore i5よりも少し安いくらいですから、Core i5搭載機種の価格はほかの機種を買う場合でも参考になります。
具体的にデスクトップの価格がスペックの割に安いのは以下の5社。NECや富士通は高いとしても下記5社の価格差は小さいですし、価格は数週間とかで変わります。
- マウスコンピューターとパソコン工房(生産やサポートは日本)
- HP(生産やサポートは日本か海外)
- DELL(生産は中国、サポートは日本か中国)
- レノボ(生産は日本か中国、サポートは日本)
ハイスペックのデスクトップをもとめるなら、パソコン工房やFRONTIER、SEVENといった知名度に欠けるメーカーもおすすめ。

デスクトップを選ぶ際にほかに見る項目
OS | Windows10かWindows11を選べば大丈夫。 |
Officeソフトの有無 | 現代ではMicrosoft Office以外にも優れた安いソフトがある。 |
光学ドライブの有無 | 現代ではノートだけでなくデスクトップにも必要性が薄れてきている。 |
プリインストールの数 | プリインストールとは買った時点で入っているソフトのこと。富士通やNEC以外は少ないし、少ないほうがおすすめ。 |
おまけが付くか | 安いマウスやキーボードをおまけでつけてくれるメーカーやキャンペーンがある。 |
【意外と重要】:購入後に拡張するならカスタマイズをチェック
パソコンの構造においてはCPUとグラフィックボードは消費電力が大きいです。
ハイスペック機なら電源容量も気にすべきかもしれませんが、それはおもに自作PCの場合。
メーカーが組み立てたハイスペック機なら、そこに搭載したCPUやグラフィックボードの性能に合った電源がついています。
ただし、購入時のデスクトップが低スペック~標準スペックで、購入後にご自身でCPUやグラフィックボードを拡張する場合、そのままだと電源が足りなくなったりします。
もし購入後に拡張する見通しなら、電源容量は大きめにしましょう。
部品の組み合わせの調べ方
部品の適正な組み合わせを手っ取り早く調べるいいほうがあります。
SR-icl-3060A/S3/W11/LW(パソコンショップSEVENのCeleron機)
まずは上記のリンク先にアクセスしてから「カスタマイズ・お見積り」を押してみてください。この時点では注文は確定ではありませんからご安心ください。
上記はCeleron機ですので、カスタマイズの当初は電源は低い容量が選択されています。
電源はその低い容量のままで、たとえばスペックの高いグラフィックボードを選択しようとすると上記のように「電源容量が不足しています」という注意表示が出て選択できないのです。
これは電源容量だけでなく、ケースサイズやほかの部品との相性も考慮されていますから便利。
ただし、部品の組み合わせ方を過剰なスペックにした場合はそういった注意書きは出ませんから、少しずつ上げるとか、いろいろ試してみるといいですよ。

デスクトップの選び方やレビューがあっさりしている理由
ノートパソコンを買うのなら、さきほどの項目表に加えて持ち運びやすさ(重さ、厚さ、材質)、キーボード(感触、配列)、バッテリー駆動時間、色、液晶(パネルの種類、解像度、光沢or非光沢)、生体認証装置なども選ぶ際に見るべき。
これらの中にはメーカー公表値だけを見ればいいものもあれば、実際に見て触らないとわかりにくい項目もあります。
そのためサイト運営者やパソコン紹介YouTuberは実際に触って、わかりやすく解説しようとしています。
しかし、デスクトップは持ち運びませんし液晶やキーボードは本体とは別ですから、本体だけだと選び方やレビューがあっさりしてしまうのです。
デスクトップのほうが見るべき項目が少ない分だけ選ぶのが簡単ともいえます。これがデスクトップの真実。

一度にすべて同じサイトで買いそろえなくてもいい
デスクトップ本体を買う場合、ついでにモニターやマウスを買う人も多いでしょう。
しかし、モニターはデスクトップ本体と同じメーカーではなくても大丈夫ですし、Amazonで買うという手もあります(本体はメーカー直販のほうが安い)。
マウスやキーボードは最低限度のものであれば、デスクトップ本体とおまけでつけてくれるメーカーもあります。
またモニターやマウス、キーボードについてこだわるなら、デスクトップ本体の選び方とはまた違う知識が必要です。
そのため慌ててセットで買うより別々に買ってもいいでしょう。
まあデスクトップモニターは一部のゲーマー以外はIPSパネルで自分に合うサイズであれば失敗しにくいですけどね(あとはグレアとノングレアの違いに注意)。

当サイト記事:各メーカーのパソコンを安く買う方法【セール情報】 |
デスクトップパソコンのおすすめ7選【2022年版、ゲーミングデスクトップあり】
ここから先は管理人がおすすめするデスクトップパソコンを紹介します。
下に行くほど基本的にはスペックが高まります。
第12世代Core i5搭載:レノボ ThinkCentre Neo 50t Tower Gen 3
まずはレノボの分離型デスクトップから。
レノボ ThinkCentre Neo 50t Tower Gen 3はちょっと大きいミニタワー級の大きさ。
この類のデスクトップは通風孔をふさがなければ横向きにすることもできます。
商品名 | ThinkCentre Neo 50t Tower Gen 3 |
当サイトなりの分類 |
標準スペック |
本体色 | ブラック |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
OS | Windows11 Home 64 bit |
CPU | インテル Core i5-12400 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD256GB |
光学ドライブ | ウルトラスリムDVDスーパーマルチドライブ |
本体サイズ | 約145x297x346mm |
税込価格 | 70400円 |
セール期間 |
インテル第12世代搭載機種は今のところゲーミングパソコンのようなハイスペックばかりですが、本機はゲーミングパソコンではありません。
第12世代Core i5は昔のCore i9クラスの性能がありますよ。にもかかわらず約6.7万円というのはかなり安いです。
しかも光学ドライブを非搭載にすると4400円を引いてくれます。
欠点は出荷日が2か月以上と長いこと。納期の長さにはお気をつけください。
国産Celeron機ゆえの注意点:パソコンショップSEVEN SR-icl-3060A/S3/W11/LW
次はパソコンショップSEVENの分離型。
パソコンショップSEVEN SR-icl-3060A/S3/W11/LWはCeleron機であるため発熱は低いのですが、ミニタワー級の大きさがあります。
これは悪く言えば「邪魔」、よく言えば「拡張性がある」といえます。
このタワー型ケースは無料~数万円で別のものに変えることもできます。
商品名 | SR-icl-3060A/S3/W11/LW |
当サイトなりの分類 |
標準スペック |
本体色 | ブラック |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
OS | Windows11 Home 64 bit |
CPU | インテル Celeron G6900 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD240GB |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
本体サイズ | 高さ:390mm 幅:205mm 奥行き:380mm |
税込価格 | 74580円 |
セール期間 |
さきほどのレノボは中国メーカーであり、納期は長くかかるものでした。そのため嫌がる人もいるでしょうが、こちらは国産です。しかもCPUはCeleron。
しかし、Celeronは本機のように2020年以降のモデルで、メモリ8GB以上とSSDと組み合わせればそこそこの動作速度になります。
Celeronがイヤであれば、CPUは別のモノに替えることもできます(有料オプション)。
まあ管理人としてはゲームやクリエイティブな作業をしない人でも最低ラインとしてCore i3をすすめていますけどね。
入門しやすいゲーミングデスクトップ:G-Tune PM-A-WA
次はマウスコンピューターの標準より少し上スペックのデスクトップ(アウトレット品)。
マウスコンピューターのアウトレットパソコンは、工場在庫品の旧モデル・旧製品になります。台数限定!通常ラインナップと同様、すべてMade in Japan。
お好みでカスタマイズをすることが可能です。(一部の商品を除く)引用:マウスコンピューター公式サイト
G-Tune PM-A-WAの端子は正面上部と背面にあります。
底面の4か所には底上げ材がついています。
通常では本体側面は黒色ですが、有料オプションとして5000円~1万円くらい支払えば側面を透明なガラスパネルにすることもできます。
商品名 | G-Tune PM-A-WA |
当サイトなりの分類 | 標準より少し上 |
本体色 | ブラック |
グラフィックス | GeForce GTX 1650 |
OS | Windows10 Home 64 bit |
CPU | AMD Ryzen5 3600 |
メモリ | 16GB(8GB×2デュアルチャンネル) |
ストレージ | SSD256GB |
光学ドライブ | なし |
本体サイズ | 約189×396×390mm |
税込価格 | 109780円 |
セール期間 |
G-Tune PM-A-WAの特徴はGeForce RTX1650という中の下クラスのグラボを搭載している割には価格は安いということ。
CPUが2019年発表のモデル、SSDが256GBという理由があるためアウトレット扱いで安いといえます。
しかし、CPUは少し前のモデルだとしてもグラボはそれなりの性能がありますから、FF14、ドラクエ10、APEXみたいな有名なゲームは普通にできます。
クリエイターソフトの中にも快適に動かせるものは結構あります。
ストレージはゲーミングとしてはちょっと少ないため、有料オプションで増やすのもいいですよ。
本機はゲーミングパソコンについてハイスペックをもとめず、10万円ちょっとで始めたい人におすすめ。
第12世代Core i7搭載機:G-Tune HM-B
次もマウスコンピューターのデスクトップ。
G-Tune HM-Bの筐体はさきほどのG-Tune PM-A-WAとまったく同じですが、内部スペックは違います。
商品名 | G-Tune HM-B |
当サイトなりの分類 | 標準より少し上 |
本体色 | ブラック |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 |
OS | Windows11 Home 64 bit |
CPU | インテル Core i7 12700 |
メモリ | 16GB(8GB×2デュアルチャンネル) |
ストレージ | SSD512GB |
光学ドライブ | なし |
本体サイズ | 約189×396×390mm |
税込価格 | 219800円 |
セール期間 | 2022/5/25 10:59まで |
G-Tune HM-Bの特徴は、2021年に発売したインテル最新のCPUである第12世代Core i7を搭載しているということ。
インテル第12世代Core i7はかなり高性能であり、CPUは寿命がかなり長いですから長きにわたって使えますよ。
メモリとストレージはゲーム用にしてはちょっと少ないかもしれませんから、人によっては有料オプションで増やしましょう。
ハイスペックなデスクトップ:G-Tune EN-Z
次はマウスコンピューターのグラボ搭載デスクトップ。
G-Tune EN-Zの端子は背面に集約されています。
底面の4か所には底上げ材がついています。
通常では本体側面は黒色ですが、有料オプションとして5000円~1万円くらい支払えば側面を透明なガラスパネルにすることもできます。
商品名 | G-Tune EN-Z |
当サイトなりの分類 |
ハイスペック |
本体色 | ブラック |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 |
OS | Windows11 Home 64 bit |
CPU | インテル Core i7-11700K |
メモリ | 32GB(16GB×2デュアルチャンネル) |
ストレージ | SSD512GB、HDD2TB |
光学ドライブ | なし |
本体サイズ | 約210×521×426mm |
税込価格 | 219800円 |
セール期間 | 2022/5/25 10:59まで |
その他の特徴 | Wi-Fi6搭載 |
G-Tune EN-Zはデスクトップ本体のみ。
CPUはインテル Core i7(第11世代)、メモリ32GB、SSD512GB、HDD2TB、グラボGeForce RTX 3060搭載となっています。
このスペックだとオンラインゲームや動画編集はかなり高いレベルでできますが、CPUは最新の第12世代ではない点にご注意ください。
GeForce RTX 3060はゲーム向けグラボの中でもコスパのいい価格帯。
Core i9搭載モデルがアウトレットでお買い得:G-Tune EP-Z
マウスコンピューターのアウトレットパソコンは、工場在庫品の旧モデル・旧製品になります。台数限定!通常ラインナップと同様、すべてMade in Japan。
お好みでカスタマイズをすることが可能です。(一部の商品を除く)引用:マウスコンピューター公式サイト
G-Tune EP-Zの筐体は、熱処理によって強度を高めた強化ガラスとアルミパネルが融合したものとなっています。
エアフローは底面から外気を取り込み上部へと向かっていく構造。
前面の端子は赤いラインとともに縦に連なっている姿がカッコイイです。
もちろん背面にも端子類は多数ついています。
商品名 | G-Tune EP-Z |
当サイトなりの分類 | ハイスペック |
本体色 | ブラック |
グラフィックス | GeForce RTX 3080 |
OS | Windows 11 Home 64 bit |
CPU | インテル Core i9-11900K |
メモリ | 32GB(16GB×2デュアルチャンネル) |
ストレージ | SSD1TB HDD4TB |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (スロットイン) |
本体サイズ | 215×490×481mm |
税込価格 | 329800円 |
セール期間 | 2022/5/25 10:59まで |
その他の特徴 | 水冷クーラー搭載 |
マウスコンピューターのG-Tune EP-Z は高度なゲームや動画編集ソフトをバリバリにやりたい人に向いているスペック。
インテルの最新CPUは第12世代ですが、本機は第11世代であるためアウトレットとして買い得価格になっているといえます。
やはりCore i9は性能も発熱も高いですから、本機のようなエアフローに優れた大きなデスクトップにこそ搭載する適性があります。
デュアルストレージですから大容量のゲームや動画編集にも対応できます。
光学ドライブもついていますから高画質の動画をディスクに素早く焼きたい人にもおすすめ。
インテル第12世代搭載モデルが新筐体で登場:HP OMEN 45L Desktop
2022年発、HPはゲーミングPCを新筐体とインテル第12世代CPU搭載という形で新発売しました。
インテルの高性能CPUは発熱が厄介という欠点はありますが、OMEN 45Lは新型水冷クーラーによって冷却性能を向上させました。
筐体の外面部は金属と強化ガラス(側面部)を基本としており、内部が美しく灯ります。
サイズはミドルタワー~フルタワーくらいと大きいところにはご注意ください。
商品名 | OMEN 45L Desktop |
当サイトなりの分類 | ハイスペック |
本体色 | ブラック |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti NVIDIA GeForce RTX 3090 |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | インテル Core i7-12700K インテル Core i9-12900K |
メモリ | 32GB(16GB×2) |
ストレージ | SSD2TB |
光学ドライブ | なし |
本体サイズ | 215×490×481mm |
税込価格 | 344000~638000円(クーポンを適用すれば安くなる) |
セール期間 | 約204 x 470 x 555mm |
その他の特徴 | 水冷クーラー搭載 Wi-Fi6搭載 |
OMEN 45L Desktopにおいてはスペックをいくつか選ぶことができます。
とにかく最上級のスペックがいいのならCore i9ですが、コスパが優れているのはCore i7。
どちらも大変評判のいいインテル第12世代CPUですから、ゲームも動画編集もプロレベルで楽しむことができます。
グラボもSSDも個人向けメーカーパソコンとしては現代の最高クラス。
にもかかわらず、Core i7モデルなら約34万円から買えるのは大きいです。インテル第12世代CPU搭載のゲーミングパソコンという点では競合メーカーよりも安いです。
クーポンを適用するともっと安くなりますよ。
パソコンショップSEVENで派手にカスタマイズしよう:ZEFT G27DS
マウスコンピューターやパソコン工房のハイスペック機は本体ケースについて標準素材かメッシュか透明ガラスが選べる場合があります。
しかし、次に紹介するPC SEVENというBTO(受注生産)パソコンにおいてはPCケースだけでも10種類くらいの選択肢があります。
もちろん、どのケースを選ぶかで価格も変わります。CPUやグラフィックスをハイスペックにしなくても大きなケースを選ぶこともできますよ。
さらにマザーボードやCPUクーラーなんかも選択肢が豊富。ここまで選択肢が豊富なBTOショップはありません。
ケースだけで選択肢は10種類くらいあるなどZEFT G27DSという機種の外見はレビューする意味がないため省略します。
パソコンショップSEVENのカスタマイズは、たとえば容量が少ない電源と、消費電力の多いハイスペックなグラフィックボードは同時に選べないようなサイト設計になっています。
商品名 | ZEFT G27DS |
当サイトなりの分類 | ハイスペック |
本体色 | いろいろ |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
OS | Windows 11 Home |
CPU | インテル Core i7-12700KF |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD500GB |
光学ドライブ | なし |
本体サイズ | ミドルタワークラスのサイズ |
税込価格 | 249480円(何もカスタマイズしない場合) |
セール期間 | |
その他の特徴 |
パソコンショップSEVENにおいてはインテル第12世代CPU搭載のモデルが次々と発売されています。
本機はCore i7とRTX3060で約25万円~となっています。
なおパソコンショップSEVENにおいてセール対象外の機種構成を買いたい場合、セール対象外機種をそのまま買うよりも、セール対象機種を選んでからカスタマイズしていくほうが安くなる場合があります。
デスクトップモニターはDELLのコスパが高い
デスクトップパソコンを買うときはついでにモニターを買う人も多いでしょうが、モニターについてはAmazonや楽天で買えるDELLのコスパが高いです。
昨今、モニターの価格が上がっているなかでIPSパネルの3年交換保証モデルは貴重(VAパネルも選択可)。
