
生成AIによるゲーミング箸
今回はゲーミングPCの意味や選び方を初心者向けに質疑応答形式でわかりやすく紹介します。
ゲーミングPCの具体的なおすすめ機種は別のページでノートパソコンとデスクトップPCに分けて掲載しています(数日おきの情報更新ですがデスクトップのほうがおすすめ)。
ゲーミングPCの特徴、普通のパソコンとの違い
- ゲーミングPCは「高性能なパソコン」という意味であってゲーム専用機ではない
- 高性能だから消費電力も発熱量も大きめ
- 発熱量が大きいから排熱性も工夫されている
- ゲーミングPCは動作速度が速いうえに保存容量も大きいから高価
- 普通のパソコンとは違ってグラフィックボードが搭載されている
- モニターのリフレッシュレートは普通のPCでは60Hzだが、ゲーミングPCなら120~240Hzくらいある
リフレッシュレートやグラフィックボードといった専門用語はあとで順番に解説していきます。
もしゲーミングPCが買うのなら、
- あなたがやりたいゲームソフトの推奨スペックを複数調べる
- それらのソフトの推奨スペックの中で最も高い推奨スペックを割り出す
- その推奨スペックよりも少し高いスペックをもったパソコンを買う
という流れが基本です。
本記事の最後でまとめているスペックを満たせば大抵のゲームは快適にできますよ。
タップできるもくじ
ゲーミングPC初心者向け知識【まずはスペックから】
ゲーミングPCとはゲームのプレイに適した高性能のパソコンのこと。
ゲーミングPCはゲームをするためのパソコンというより高度なゲームが快適にできるほど高性能なPCだとお考えください。
パソコンは高性能であるほどサイズも大きい傾向にあります。

ちなみに、ゲーミングモニターは高性能なPCモニター、ゲーミングマウスは高性能なマウス、ゲーミングキーボードは高性能なキーボードというように、「ゲーミング」という言葉は基本的に「高性能」を意味します。
例外なのはゲーミング箸で、これは単に箸が光るだけ(暗い部屋でも使いやすい)。

パソコンに限らず機械類は動作が速いほど価格も高い
高性能パソコンって具体的にどういうこと?
CPU(≒頭脳)とグラフィック処理装置が高性能で、なおかつメモリが16GB以上あればスペックはゲーミングPCの範囲に入るとお考えください。
そもそもパソコンは個人向けの計算機ですから計算能力が高いほど高性能。
性能が高い(数値が大きい)ほど動作は速くなり、価格は上がります。
人気・有名ゲームってどのくらいストレージが必要なの?
ストレージとは画像や音声といったデータを長期的に保存する装置のこと。
ストレージが多いほど価格は上がり、より多くのデータを保存できます。
- CoD:MW
250GB
- Call of Duty:Modern Warfare
175GB
- FF14
80GB
- Cyberpunk 2077
70GB
- ウイニングイレブン
40GB
- ドラクエX
32GB
- Apex Legends
22GB
- フォートナイト
20GB
- マイクラ
2GB
上記はあくまで目安でありプレイ内容によって消費するストレージ量は変わります。
一般的なパソコンだとストレージは256GBが普通ですが、ゲーミングPCだと500GB以上が当たり前という感じです。
ゲーミングPCを買うならSSD500GB~1TBが目安。

DELLのALIENWAREデスクトップと球状ディスプレイによる飛行ゲーム
ゲーミングPCのおすすめスペックはどのくらい?
推奨CPU | 推奨メモリ | 参考ストレージ | |
普通ゲーマー フルHD~WQHD画質 |
Core i5 Ryzen5 |
16GB | SSD500GB~ |
本格派ゲーマー 4K画質 |
Core i7 Ryzen7 |
32GB | SSD1TB~ |
※上記の推奨CPUは最新世代~その1つ前の世代を前提としています。中古品・古い世代を買う場合はまた基準が変わってきます。
多くのゲーマーにとってCPUはCore i5(Ryzen5)を選ぶのがおすすめ。新しい世代なら結構な性能があります。
メモリが64GBも必要な人はまれですから、ほとんどのゲーマーはメモリは16GB~32GBを目安にしましょう。
CPUとメモリとストレージの意味は下の記事でわかりやすく解説していますのでご覧ください。
参考記事
グラフィックボードって何?
グラフィックについて高度な処理を専門的に行う装置を意味します。3DのPCゲームをやるならまず必要。
グラボはゲーム向けだと1.5万~8万円くらいはするなど高額で大きな部品です。

グラフィックボードの表と裏(基板+冷却装置)
普通のパソコンの場合は内蔵GPUといってCPUに付属している簡易的な装置がグラフィックを処理します。
しかし、ゲーミングPCにはグラフィックボードという専用の別装置がついているため、より高度なグラフィック処理ができます。
↑は『マインクラフト』という超有名なPCゲームにおける同じ場所での静止画面です。左は何も特別に設定していない画面モードで、右は陰影や空をキレイにした画面モード。
おそらく、ほとんどの人は「右側みたいな画面でプレイしたい」と思うでしょう。
性能が高いほど右側のような美しい画面設定を維持したまま快適にゲームをプレイできますが、低性能のパソコンほどそれができないとお考えください。
普通のパソコンとゲーミングPCを見分ける方法を教えて?

上記要件を満たしていればゲーミングPC
PCスペック表の中でもグラフィックスの内容を見るとわかります。
グラフィックス欄の内容 | |
普通のPC (低スペック~標準スペックPC) |
インテル UHD グラフィックス AMD Radeon グラフィックス |
ゲーミングPC | NVIDIA GeForce RTX 4桁の数字 NVIDIA GeForce GTX 3桁~4桁の数字 AMD Radeon RX 3桁~4桁の数字 |
標準スペックより少し上のPC | インテル Iris Xe グラフィックス インテル Iris Plus グラフィックス |
NVIDIAは「エヌビディア(会社名)」、GeForceは「ジーフォース(ブランド名)」と読みます。

PCスペック表のグラフィックスはGeForce RTX~だから、これはゲーミングPC
グラフィックボードにはどんなものがあるの?
- ゲーマー向けグラフィックボード(ソフトの推奨環境にDirectXという記載)
NVIDIAのGeForceシリーズ
グラフィックボードには他社やNVIDIAの他シリーズもありますが、ゲーム向けとしてはGeForceから選ぶのが無難。
ゲーム向けで安いのならGeForce GTX1650くらい、WQHD画質でやりたいのならRTX3060や4060くらい、4K画質ならRTX3070~3080、4070~4080くらいがいいですよ。
グラフィックスやグラフィックボードについて詳しくは以下の記事をご覧ください。
参考記事
スペックとか小難しい知識をおぼえるより実店舗で店員に任せるほうが手っ取り早くない?
- 店員の中には的外れなものをすすめる人もいるから自分でもおぼえよう(ハズレの店や店員だとまずいし、初心者はハズレの店や店員を見抜きにくい)
- ゲーミングPCは高価だから失敗すると痛い
- 知識はいずれパソコンを自作したり部品を増設するときに役立つ(自作PCは初心者には難しいため、まずはメーカーによる新品パソコンがおすすめ)
- 実店舗よりもネット通販のほうが選択肢が多くて安いが、ネット通販で適切に選ぶには知識が必要
たとえばゲーミングPCを買いたい人の中には「ノートパソコンがいい」という人がいるでしょう。
実店舗で店員に「ゲーミングノートを買いたい」といえば、なんらかのゲーミングノートがすすめられるはずです。
しかし、当サイトでは「それ以前にゲーミングノートにはデメリットも多い」という観点も解説しています。
店員は商品のデメリットを説明したがらない傾向にありますから、本記事は有用です。

ゲーミングPC初心者向けの知識【ソフトの推奨スペック】
次はゲーミングPCのソフトと推奨スペックを掘り下げていきます。
普通のパソコンではゲームや動画編集ソフトは動かせないの?
ソフトによっては動かせますが、ソフトによっては動かせません。
たとえばYahoo!Japanのオセロゲームは標準スペックどころか低スペックのパソコンでも快適に動かせます。もう余裕のよっちゃんです。
なぜなら、そのオセロゲームがパソコンにもとめるスペックの水準は低いから。
見た目にもそのオセロゲームはグラフィックが地味ですし、裏でものすごい演算処理をしているわけでもありません。
低スペックでも動くゲームや動画編集ソフトばかりをやりたいのならゲーミングPCを買う必要はありません。
ただし、一般論としてはゲーム好きはパソコンに慣れるにつれてより高度なソフトを使ってみたがる傾向があります。

PCでもさまざまなゲームコントローラーが接続可能
普通のパソコン(グラボ非搭載)で高度なゲームソフトを動かすとどうなる?
画面はまるでコマ送りしているかのようにカクカクしたり、グラフィックが明らかにしょぼくなるなど快適に動かせません。
たとえば低スペックのパソコンやスマホでも静止画やYouTube動画ならそれなりに美しく表示できます。
しかし、YouTubeではPCはすでに完成した動画データを読み込むだけですが、実際にあなたがやるゲームではあなたが指定した動きをPCにその都度命令します。
以上の違いは意外と大きいです。
ソフトに合ったパソコンのスペックはどのように調べるの?
たとえば『ファイナルファンタジー14』に興味があるのならGoogleで「ファイナルファンタジー14、推奨環境(推奨スペック)」などと検索します。
『ファイナルファンタジー14』の制作者・配信者はスクウェア・エニックスですから、スクエニの公式サイトを見るのが一番参考になります。
ソフトの推奨環境や最低動作環境って何?
推奨環境とは快適に動かすのに必要なスペックのこと。
最低動作環境とは動かすのに必要な最低限のスペックのこと。最低動作環境よりも推奨環境のほうがスペックは高いです。
ソフトを快適に動かすには推奨環境の少し上を満たすことが必要であり、それはソフトによって違います。
ソフトの推奨環境の中でもOSについて具体的に教えて?(APEXを例に)
APEXという超有名ゲームの場合、以上のとおり。
まずOSとはパソコンの基本ソフトのこと。具体的にはWindowsやmacOSが有名です。
これはスマホでいうとAndroidとiOS(iPhone向けOS)の違いみたいなもの。
現代ではWindows11を買うのが最もソフトの選択肢が多いです(Windows11 HomeでもWindows11 Proでも大丈夫)。
Windowsは7⇒8⇒10⇒11と発売されており(9はない)、古いバージョンは開発会社からサポートされていませんからご注意を。
世界のパソコンメーカーは、WindowsというOSを搭載するメーカーと、macOSというOSを搭載するメーカーとがあります。
Windowsを搭載するパソコンメーカーは圧倒的な多数派ですから、ゲームソフトの運営者としても対応しやすいのです。
一方、macOSを搭載するパソコンメーカーはAppleだけですから、ゲームの運営者はmacOSという少数派に対応したがらないといえます。
ソフトの推奨環境の中でもCPUとメモリとストレージについて具体的に教えて?
APEXにおけるCPUの推奨はインテルCore i5第3世代以上の性能となっています。
CPUはCore i5~i7(Ryzen5~7)を搭載しているゲーミングPCを選びましょう。
中古パソコンだと昔の規格が入り乱れているため、知識のある人以外にはおすすめしません。
メモリは8GBあれば大丈夫かに見えますが、現代のゲーマーはメモリ16GBを最低ラインにしましょう。メモリ8GBはゲーマーにとっては少ないです。
予算に余裕のある人や同時に動画配信する人はメモリは32GBにすることも検討しましょう。
普通、ストレージは新品パソコンなら最低でも128GB以上の空きがあります。ゲーマーならSSD500GB以上を買うのがおすすめ。
APEXの必要ストレージは22GBですが、ゲーマーはいろんなソフトを使ってファイルを大量に保存しますからストレージは500GB以上あってもいいのです。
ソフトの推奨環境の中でもGPUについて具体的に教えて?
GPUとはグラフィックスやグラフィックボードのこと。
APEXの場合、NVIDIA社のGeForce GTX 970よりも性能が上のものでないと快適に動作しません。
ただし、ビデオメモリ(GPU RAM)8GBというのは大げさで、最低でも4GB、できれば6GB以上あるといいと解釈しましょう。
グラフィックボードは低めでもよければGeForce GTX1650、やや高いものがよければGeForce RTX4060~4070Tiを目安にしましょう。
「ソフトの推奨スペック(推奨環境)ギリギリのパソコンはよくない」って聞いたんだけどホント?
ホントです。ギリギリのスペックでも快適に動くソフトもあれば、ギリギリのスペックだと快適に動かないソフトもあります。
したがって、ギリギリのスペックでは動かない場合を危惧して少し上のスペックを買うべき。
少しオーバースペックのほうがいい理由
- もしゲーム運営者が推奨スペックを高く示すと人々はハードルの高さを感じてプレイしないため、わざと低めに推奨スペックを公開している場合がある
- 運営者がいう推奨スペックは公式に配信している通常版としてゲームをする場合であってMODを想定していない
※MODとは改造データのこと。MODの例としてはゲームの表示をよりキレイにしたりキャラやマップを追加することが挙げられます(=MODの導入には通常より高いスペックが必要)。
MODは非公式データであるため公式配信者は関わろうとしませんが、導入するほうが面白いですしゲームに慣れるとだれもが導入したくなります。
- 本来は推奨スペックギリギリのPCで快適に動くとしても、そのPCに何かほかに重いソフトを入れているとそれが重石になる場合もあるから
- 同じパソコンでゲーム以外にも同時に何かをやるのなら、それだけスペックは多く必要(とくにメモリが必要)
- ハイスペックユーザーはパソコンに慣れるにつれてより高度なソフトを使ってみたがるから
- 将来、発売するソフトの中には推奨スペックが高いものがあるかもしれないから(APEXが大好きだとしてもAPEXしかプレイしないというのはあまりないから、ほかにも対応できるようにすべき)
ソフトの推奨スペックというのは基本的にそのソフトだけをやる状況を想定しています。
したがって、そのソフトと同時に別のこともやると動作に支障が出る場合があるのです。


ゲームをするときに出現しうるセキュリティソフトへの警告
ゲームのジャンルによって買うべきゲーミングPCは変わるの?
同じジャンルでもハイスペックを要求するタイトルもあれば、あまりスペックを要求しないタイトルもあるなど一貫していません。
そのためジャンルごとのおすすめPCはありません。
有名なPCゲームの中でも推奨スペックが高いものを教えて?
ジャンル | |
Portal with RTX | FPS |
Rev to Vertex | レース |
Cyberpunk 2077 (サイバーパンク2077) |
アクションロールプレイング |
Battlefield 2042 (バトルフィールド2042) |
FPS |
Farcry6 (ファークライ6) |
FPS |
Halo Infinite (ヘイロー インフィニット) |
FPS |
Cities: Skylines II (シティーズスカイライン2) |
シミュレーション |

FPSをやるゲームプレイヤー
ゲーミングPCは普段使いもできるの?
普通の事務(文書作成、表計算、メール、ネット閲覧、オンライン会議など)にも使えます。
ただし、高性能のパソコンが真価を発揮するのは高度なソフトを動かしているとき。
標準スペックのパソコンでもできる普通の事務を高性能パソコンでやるのはもったいないです。
ゲーミングPCでマイクロソフトオフィスは使えるの?
ゲーミングPCでもMicrosoft Officeは快適に使えます。
Microsoft Officeは標準スペックのパソコンでさえも快適に動作するからです(さすがに低スペックPCだと快適じゃない)。
このあたりの事情は、高級スポーツカーは街中での低速走行にも使えますが、真価を発揮するのは高速道路やサーキットを高速で走るときにあるのと似たようなもの。
ゲーミングPCの高性能を活かした使い方って何がある?

配信用マイク(当サイト管理人はYouTuberです)
- ゲーム
- ゲームをやっているところの生配信
- VR(Virtual Reality、仮想現実の体験)
- 短期投資(パソコン本体1台でモニター3台以上に出力するには高性能が必要)
- 音楽制作
- 4K動画編集
- アニメ制作
- 3D制作
- 仮想通貨のマイニング
- 高度なシミュレーション(数学、工学、将棋研究など)
たとえば将棋のトッププロである藤井聡太先生や渡辺明先生はハイスペックPCを活かして棋力を伸ばしました。
ゲーミングPC初心者向け知識【メーカーや買い方を解説】
ここまではおもにゲーミングPCのスペックを解説してきました。
次はゲーミングPCに必要なモノ、そしてメーカーや買う場所を解説します。
ゲーミングPCを始めるのに何が必要?
ノートパソコンなら本体だけあれば一応できます。最低限必要なケーブルや充電器も本体とセットになっているのが普通。
分離型デスクトップなら本体のほかにモニター、マウス、キーボードを買いましょう。
あとは高速のインターネットを実現するための光回線、さらに発熱対策として冷房のある部屋がほしいところ。
※パソコンメーカーや期間限定キャンペーンによってはデスクトップ購入時に安いキーボードやマウスをおまけでつけてくれる場合があります。
※一体型デスクトップはゲーム向けとしてはスペックが足りないうえに排熱が悪いものばかりですから避けましょう。
デスクトップパソコンなら気分を変えるためにすぐに別のキーボードに交換できますよ。
ゲーミングPCの価格帯は広いけど予算・相場はどれくらいがおすすめ?
ノートでもデスクトップでも税込みで15万~30万の価格帯はラインナップが多いですし、コスパが高くておすすめ。
- デスクトップ本体だけで10~13万
人気ソフトはおおむねできるが、画質を高くしたりMODを導入するにはちょっとスペックが足りない場合もある。
- デスクトップ本体だけで14万~30万円
ゲーミングPCの中では売れ筋の価格帯。多くのゲームは高い設定でも動く。このあたりをおすすめする人はとても多い。管理人としてもおすすめ。
- デスクトップ本体だけで30万円~
スペックにこだわる人、プロゲーマー、一部の高度な3Dソフトを快適に動かしたい人に向いている。


PC価格をおもに左右するスペック要素

DELLのALIENWAREデスクトップ
ゲーミングPCを買うとかかるハードウェア以外の料金の目安を教えて
- ゲームをしないとしても継続的にかかるインターネット通信料
1か月あたり3000~6000円
- マイクラのような買い切り型のゲームソフト
数千円
- FF14のような月額課金ゲーム
1か月あたり1500円前後
APEXのように基本料金は無料で、特定のアイテム購入やイベント参加は有料というゲームも結構あります。
ゲームをしないとしてもかかるインターネット通信料はちょっとややこしいため別記事で解説しています。
自宅でゲームをやる場合、すでに自宅にWi-Fiがあるのであれば、Wi-Fiは10台以上は端末を接続できるため、追加的なインターネット通信料はほぼ必要ありません。
ゲーミングPCの有名なメーカーや機種を教えて?
デスクトップもノートもつくっているメーカー・ブランドだと以下のとおり。ノートの生産は大手メーカーのほうが得意としています。
- マウスコンピューターのG-Tune(国産)
やや安いしサポートが充実
- パソコン工房のG-Tune(国産)
やや安いしサポートが充実
- DosparaのGALLERIA(国産)
基本的に安い
- LenovoのLEGION
基本的に安い
- HPのOMEN
基本的に安い
- ASUSのROG
やや安いが、サポートが微妙
- DELLのAlienware
ノートパソコンは安いが、ゲーミングデスクトップは普通価格
ゲーミングPCはデスクトップしか生産していないところだと以下が有名(ノートパソコンは標準スペックなら取り扱っている場合あり)。
- FRONTIER(国産)
コスパに定評があるが、セール対象機種は台数限定ばかり
- パソコンショップSEVEN(国産)
カスタマイズが細かくできることで有名
- STORM(国産)
派手なセールや装飾はないが、まあまあ安いし外観もいい
- Sycom(国産)
マザーボード、電源ユニット、冷却装置といった地味な部品も高品質かつ高価格
- NEC(国産)
高い
この場合の「国産」とは海外製部品を組み合わせる拠点が日本だということ。すなわち「国産=国内組立」です。
メーカーはどこが安いの?
スペックの割にとにかく安いメーカーがいいのなら、HPやDELLといった外資系がおすすめ。国産ならDosparaやFRONTIERが安いです。
ただし、外資系メーカーは組立工場やサポートが中国拠点である場合が多いです(機種やサポートプランによっては日本対応もあり)。
国産のゲーミングPC価格は外資系よりちょっと高いものの(NECだけは明らかに高い)、サポートは基本的に日本国内の日本人が対応します。
標準スペックのパソコンは国産と外資の価格差が割と大きいのですが、ゲーミングPCでは国産と外資の価格差は大きくありません。



レノボのゲーミングノートLegionは側面も光る
初心者向けのメーカーってある?
マウスコンピューターやDosparaなどサポートは日本人が対応してくれるメーカーを初心者は選ぶべきかもしれません。
そもそもWindowsというOS(基本ソフト)が入ったパソコンなら、どこのメーカーでも基本的な操作方法はほぼ同じ。
しかし、初心者のほうが困ったときにメーカーに問い合わせる率が高いです。
このとき日本語が話せる中国人が対応する海外メーカーよりも、日本人が対応してくれる国産メーカーのほうが初心者に向いているというわけ。
PCソフトの入手方法は?光学ドライブは必要?
PCソフトは昔は実店舗でCD-ROMを買うのが普通でしたが、現代ではオンラインのダウンロード販売が主流です。
光学ドライブとはCDやDVD、Blu-rayディスクといったディスク類を読み込む装置のこと。

光学ドライブなしのゲーミングノート(inスタバ)
とくに最近のノートパソコンでは光学ドライブは搭載されていないことが基本。
今の時代はダウンロード販売やオンラインゲームが主流になったためディスクの類は不要になってきたからです。このほうが重量もサイズも小さくて済みます。

ゲーミングPCのサイズってどんな感じ?デスクトップのほうがいいの?
ノートよりもデスクトップのほうがどちらかというとおすすめ。なぜならゲーミングノートには次のようなデメリットがあるからです。
- ACアダプタも含めて重量がある(ノート本体だけで1.5kg~2.5kg、ACアダプタは500g~900g)
- バッテリー駆動時間が短いからACアダプタはほぼ必携
- 消費電力と発熱が大きい割に冷却性能が弱い(とくに夏はたまに休めないと熱によって強制終了してしまう場合あり)
- 冷却ファンの音が大きい(デスクトップなら一定の改善可)
- 本体とキーボードとモニターは一体的(自分とモニターの距離が近くて固定的)(バラバラに選べないし1か所壊れるとまとめて修理か廃棄)
- 持ち運ぶには大きくて重いし、ゲームをするにはデスクトップモニターよりもサイズが小さくて迫力がない
- ゲーミングノートのCPUやグラボは、デスクトップの同じ番台のCPUやグラボよりも性能が低い
- モニターは平面のみ(デスクトップなら湾曲モニターも選べる)
- 拡張性が低い(部品の交換や増設がしにくい)
※ゲーミングノートのメリットは、デスクトップほど場所をとらない、出先でもゲームができる、仕事や学業との兼用にもできる、など。
※ゲーミングノートの冷却ファンの音は騒々しい実店舗では小さく感じますが、自分一人の静かな環境でやるときは大きく感じます。
※いわゆる音ゲーはタブレットでやるのもいいですよ。スマホじゃ小さすぎますし。
そもそもグラボはそれなりに大きなパーツですし、高性能のCPUやグラボは動作中に大きな熱が発生します。
熱を冷ますにはパーツ同士の間隔が広くて冷却装置が大きいほうが望ましいため、パソコン本体のサイズも大きくなるのです。とくにデスクトップはそれが顕著。
デスクトップのほうが部品の増設や交換もやりやすいですから寿命も長いです。
液晶サイズについても大きいほうが迫力があって作業効率がいいですから、液晶サイズは大きめが基本です。
ノートパソコンは薄いところにパーツが密集していますから冷却性能が弱いです。ACアダプタも結構熱くなります。そして熱はバッテリーを劣化させます。
熱がひどいとフリーズする場合もあるように、とくに夏にノートパソコンで高度なソフトを長時間にわたって動かし続けるのは無理があります。
デスクトップって大きい感じだからあまり置きたくないんだけど?
確かにフルタワーはかなり大きいですが、ミニタワー~ミドルタワーくらいのサイズを机の下に置くだけならあまり邪魔になりません。
まあミニタワーやミドルタワーでも慣れていない人からすると大きいですけどね。
なおミニPCやスリムタワーはゲーミングPCとしては性能不足です。
ゲーミングPCって動作音がうるさいと聞いたんだけどどうなの?
それなりに動作音が出るのはホント。とくに高負荷をかけると、内部のファン(扇風機)は発熱した部品を冷やすべく活発化します。
で、ノートパソコンだと部品の交換や増設がかなり難しい以上、騒音の改善はかなり難しいです。
しかし、デスクトップなら静音性の高い冷却ファン(大型空冷ファンや水冷)に交換することもできます。
ほかに遮音材をつける方法もあります。
もちろん動作音を完全にゼロにすることはできませんが、デスクトップなら一定の改善はしやすいというわけ。
自作に興味があるから自作したいんだけど?
2台目以降において自作するのがおすすめ。
確かに自作PCはメーカー品を買うよりも少しだけ安上がりであり(とくにハイスペックのほうが割安感は高まる)、さまざまなパーツの組み合わせによって個性化できます。

自作PCの側面
しかし、自作PCは組み立ては簡単だとしても、部品を集めるのに知識と労力が必要。
たとえばメーカー製パソコンを買うならCPUは性能だけを気にすればいいだけですが、自作の場合はCPUを差し込むマザーボード(CPUソケット)の規格もよく考えて買い集める必要があります。
そのため初心者は1台目はBTO(受注生産)のパソコンにして、それで慣れたり知識がついたらパーツ交換に挑むとか、2台目は1台目を使いまわしての自作にするといいです。
BTOのデスクトップは分解や交換・増設がしやすい構造になっており、経験値がつきやすいですよ。


リフレッシュレートって何?
リフレッシュレートとは1秒間にモニターが何回更新されたかの回数を意味します。単位はHz(ヘルツ)。
一般に最近の3Dゲームは画面が激しく切り替わったり操作キャラが激しく動きます。
そういう激しい動きをモニターに滑らかに表示するにはリフレッシュレートが高い数値でなければなりません。
具体的にリフレッシュレートが120~360Hzであれば、それはゲーミングモニターです(普通のモニターは60Hz)。
ほとんどのゲーマーはリフレッシュレート144~165Hzを目安にすれば大丈夫。360Hzなんてのはめちゃくちゃ高いです。
リフレッシュレートはちょっとややこしいので別ページでも解説しています。

ドラゴンクエストの天空の剣
4Kのゲームってどうやったらできるの?
4Kに対応するモニター、4Kゲームを動かせるだけのパソコン本体のスペック、そしてゲーム開発・運営会社がゲームを4Kに対応させていることが必要。
4KゲームはフルHDよりも美しいですが、消費者も生産者もかかるコストが何かと大きいため、まだ発展途上という感じです。
もしあなたの好きなゲームが4Kに対応していて4Kでやりたいのであれば、モニターやパソコンスペックはそれに対応した高性能なものにしましょう。

ゲームの画面出力にテレビを使ってもいいの?
PCゲームをテレビに出力することはできますが、おすすめしません。古いゲームならテレビ出力でもいいのですが、PCゲームには向いていません。
PCゲームを出力するならゲーミングモニター(高性能のPCモニター)がおすすめ。
ゲーミングPCはどこで買うのがいいの?
家電量販店以外のところ、具体的にはグラボを搭載しているパソコンメーカーの直販サイトがおすすめです。
具体的には、マウスコンピューター、HP、DELL、レノボ、FRONTIER、ストームなど。
これらのメーカーは価格がスペックの割に安いだけでなく、機種が多い、あるいはカスタマイズ項目が多いというメリットもあります。
家電量販店に行ってパソコンコーナーを見渡すとわかりますが、グラボを搭載しているパソコンは明らかに少ないです。
しかも家電量販店のパソコンって本当のゲーマーから見ると低いスペックでも「ゲーマーにおすすめ」という宣伝をしているように信頼できません。
必要ないソフトもねじ込んでいる率も高いです。
中古としてのゲーミングPCは買い得なの?
基本的にはお買い得感が低いものが多いですし、中古品を選ぶのは初心者には難しいといえます。
そもそも中古パソコンは、中古専門業者が法人所有のパソコンを大量に買い取って整備し、個人や法人に売るというパターンが多いです。

しかし、ゲーミングPCの所有者の多くは個人であるため、中古としてのゲーミングPCは流通量が少ないのです。
実際、中古店のゲーミングPCをながめると「中古品の割に高いな、これを買うくらいなら新品を買うほうがいい」と思うことは多いです。
ヤフオクやメルカリのゲーミングPCにしても古い場合が多く、SSDは新品に換装されているとしても、電源やコンデンサは近いうちに寿命を迎えそうな品が多い感じがします。


ゲーミングPCを試しにプレイしてみたいんだけど、どこがいい?
一部のネットカフェにはゲーミングPCが設置されていますから、それを試してましょう。
大都市圏ならeスポーツカフェ(イースポーツカフェ)といってゲーミングPCオンリーの店舗もあります。

eスポーツカフェの様子
ネカフェもeスポーツカフェも基本的にはデスクトップばかり。
そこでゲーミングPCの雰囲気を知ってから注文するのもありですよ。
ゲーミングPCってコラボモデルがあるけど、あれってどうなの?
価格は、そのメーカーの通常のゲーミングPCと大して変わらないか少し高い場合が多いです。
そもそもゲーミングPCを発売しているメーカーの中には、特定のeスポーツチームのスポンサーになっているメーカーがあります。
有名なゲーマーは大量のゲーム好きフォロワーを抱えていますから、彼らとコラボしたパソコンを発売すればそれなりの売上が見込めるというわけ。

背面まで光るゲーミングノート
コラボPCは外観色や発光色が通常とは違ったり、そのコラボ関連のキーホルダーや壁紙、ステッカーなどがおまけでついてくる場合が多いです。

ゲーミングPCのメリットとデメリットをまとめて教えて?
メリット
- 高性能
動作が速い、さまざまなソフトを快適に動かせる
- 優越感がもてる
- 見た目がカッコいい
- とくにデスクトップならいろいろ拡張したり、使いまわしやすい
- 拡張や部品交換がしたくなるから、それに伴ってパソコンに詳しくなる
- ソフトはやや安いし無料部分もある
デメリット
- パソコン本体は高価
- 発熱が大きい
消費電力が大きい、バッテリーの消耗が早い
それらを冷やすための冷却ファンがうるさい
- ノートだとバッテリーやACアダプタが重い
- サイズが大きくて場所をとる
- パソコンオタクに見られがち(メリット?)
ゲーミングPCおすすめスペックのまとめ
ライトゲーマー向け (標準より少し上スペック) |
ゲーマーの中では ミドルスペック |
本格派ゲーマー (ハイスペック) |
|
向いている使い方 | 普通画質でゲーム ある程度の動画編集 |
WQHD画質でゲーム WQHD画質で動画編集 3D制作 |
4K画質でゲーム 同時配信も行う 4K動画編集 高度な3D制作 |
OS | Windows一択 | ||
CPU | Core i3~5 Ryzen3~5 |
Core i5 Ryzen5 |
Core i7 Ryzen7 |
メモリ | 16GB | 16GB | 32~64GB |
SSD | 500GB~ | 500GB~ | 1TB~ |
グラフィックス | Iris Xe GeForce GTX1650~1660 |
GeForce RTX3060~3070 GeForce RTX4050~4070 |
GeForce RTX3070Ti~3080Ti GeForce RTX4070Ti~4080Ti |
リフレッシュレートの目安 | 120~165Hz | 144~240Hz | 144~240Hz |
デスクトップかノートか | できればデスクトップ | ||
ノートのサイズ目安 | 14~15.6インチ | 14~18インチ | 14~18インチ |
デスクトップタワーの種類 | ミニタワー | ミニタワー~ミドルタワー | ミドルタワー~フルタワー |
新品価格の目安 (デスクトップPC本体のみ) |
10~13万円 | 14~24万円 | 25~40万円 |
迷う人は上記表の分類だとミドルスペックがおすすめです。
当サイトではゲーミングノートやゲーミングデスクトップについてさまざまな機種を紹介しています。