パソコン教室とは、パソコンの操作(とくに基本的な操作)を教えてくれるところ。無料体験をのぞくと基本的には有料の場合が多いです。
パソコン教室にはお年寄りだけでなく、就職対策を意識した若者もそれなりにいます。
若者はスマホ操作は得意なものの、パソコン操作は苦手な人も結構いますから。
そこで今回は、パソコン教室はいらないのか(不要なのか)、それとも必要なのかを解説します。
結論から言うと、一昔前よりもパソコン教室を使う必要性は薄れています。
また数あるパソコン教室の中には受講者の知識のなさにつけ込んで悪徳商法を行っている教室もあります。
こういう悪徳商法を行っているパソコン教室には通うべきではありません。
パソコン教室はパソコンの操作ばかり教えてパソコンの選び方を教えない傾向にあります。
たとえばパソコン教室の中にはネット通販経由で自力で買えば7万円くらいのパソコンを13万円で売りつけたり、無用な講座を売り込んでくるところとかあります。
こういうパソコン教室には気をつけてください。
パソコン教室はいらない?【内容の必要性が薄れている時代】
まず知るべきはパソコン教室で教えてくれる内容。それは以下のとおり。
- マウスやタッチパッドの操作
- ローマ字入力
- タッチタイピング
- 電源のON/OFFとスリープ
- メモ帳
- ファイルの保存と削除
- フォルダの整理
- コピーアンドペースト
- Yahoo!JAPANのID作成
- 検索エンジンを使って検索
- 画像検索や地図検索
- 特定サイトをブックマーク
- 閲覧履歴の閲覧と削除
- メールの書き方と署名
- メールの送信(一斉送信も)
- メールへのファイル添付
- アドレス帳
- Twitterのアカウント作成
- Twitterに文章や画像を投稿
- ネット通販の使い方
- デジタルカメラを接続してのデータ取り込み
- ペイントでの簡単な画像編集
- ダウンロードとアップロード
- 簡単なセキュリティ知識
- スマホでも以上の操作をできるようにする
- MicrosoftのExcelとWordとPowerPointの入門、中級、上級
- プログラミング、Illustrator、Photoshop、CADなど専門的な技術
上記1~24はどんなパソコン教室でも教えてくれる内容ですし、現代人にとって必要不可欠な内容です。
1~24の難易度は低いため、多くの人には独学も十分可能。
とくに今の時代はわかりやすい解説サイトやYouTube動画が無料で充実していますから独学しやすくなっているのです。
もしちょっとわからないところがあっても自力で検索して解決できることも多いです。
自力での検索や読解といった試行錯誤ができる人、そしてスマホを普通に使える人は、1~24についてパソコン教室に通う必要はありません。
パソコン教室に通うべき人もいる
しかし、わかりやすい解説サイトやYouTube動画があるとしても「インストラクターから手取り足取り教わらないと上達できる気がしない」という人もいるでしょう。
そういう人はパソコン教室に通う価値があります。


Excelが難しい理由:直感が通じにくい
27のような専門的な技術は一部の職業に就くためには必要なだけで、教えてくれる学校もやや少なめ。
そのため、一部の職業に就きたい人以外は気にする必要はありません。
問題は26のMicrosoft Office(とくにExcel)です。
Excelは実に多くの企業や役所で使われているように社会人にとって必須のスキルであり、さきほどの1~24よりも難易度が高いです。
1~24は知識と技術がちょっとあれば、あとは適当に試行錯誤していれば確実に上達しますが、Excelは適当にやっているだけでは上達しません。Excelは直感が通用しにくいのです。
Excelは解説サイトや解説本、解説動画もあふれているため独学できそうな感じもしますが、覚えることも多いですし数学的な思考も必要です。
そのためExcelだけは必要に応じてパソコン教室のスポットレッスンを受けるという手もあります。
まとめ
Excelは社会人にとって必須のスキルとはいっても具体的にどのレベルまで身につけるべきかは人によって違います。
初級レベルならパソコン教室は必要ない感じですが、それを超えるレベルに達するにはパソコン教室が必要かも。
具体的な基準としては、YouTubeにあるExcelの解説動画(100万回以上再生されているような人気動画)をちゃんと理解して実行できるのであれば、初級レベル付近ではパソコン教室に通う必要はないと思います。