一般にデスクトップパソコン本体の重さは約6kgあります。
Mac miniのような軽いパソコンだと約1kgしかありませんが、フルタワーと呼ばれる上級ゲーマー向けのパソコンだと20kg以上もあります。
これだけ重いと、もし机の上から落としたら大変です。
そのため上の画像のようにデスクトップパソコン本体の背面は壁に向け、机と壁の距離はかなり近づける人が多いはず(本体と壁の距離は少し離すべき)。
これだと地震発生時に本体が横倒しになることはあっても壁側に倒れにくいからです。



しかし、こういった方策には注意点もあります。
そこで今回はモニター(ディスプレイ)も含めてデスクトップパソコンと壁の関係を解説していきます。
壁とデスクトップパソコンの設置距離
デスクトップパソコン本体と壁の距離は近すぎず遠すぎずが基本。
コード類の長さをのぞくと、デスクトップパソコンの背面から壁までの距離は15~20cmくらいが適当です。
なぜ本体と壁の間は距離を少しあけるべきなのでしょうか。
そもそもデスクトップパソコンの背面は、上の画像のように冷却ファンの排気口および吸気口になっている場合が多いです。
パソコンを動作させると本体内部で熱が発生するため本体内部には冷却ファン(小型扇風機)が搭載されており、この冷却ファンが内部の温かい空気を外に排出するのです。
このとき冷却ファンは外気を取り込むため、本体内部と排気口の網付近にはホコリがたまってしまいます。
そこでユーザーはたまに掃除をするのが普通です。
もし壁とデスクトップパソコン本体の距離が近すぎると、排気口付近の風通しが悪くなるうえに排出された空気が壁を汚してしまいます。
やはり排気口付近の風通しが悪いと冷却ファンが取り込む空気も温かい空気になってしまいますから、適当な間隔をあけるなどして風通しをよくすべき。
さらに本体の背面にはUSBの差し込み口がありますから、USBを抜き差しできるくらいのゆとりがほしいです。
モニターの設置は音響に注意しよう
モニターについても20~24インチくらいの液晶サイズだと約3kgあります。これも落としたら大変。
そのためモニターの奥側を壁にすると奥には倒れにくくなります。
しかし、デスクトップモニターのスピーカーは内蔵装置として裏面(背面)についている場合が多いです。
モニターの裏に内蔵スピーカーがあってモニターのすぐ裏が壁になっているのは音響的にあまり望ましくありません。
そのため音質にこだわるユーザーは別売りの外付けスピーカーを設置する場合が多いです。
ノートパソコンのスピーカーにしても外付けにするのはおすすめ。
最近のスピーカーはインテリアにもなるようなカッコイイものも多くて魅力的。
値段は安いもので2000円くらいなので買いやすいですよ。