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壁とデスクトップパソコンの設置距離はどれくらいがいいの?

2021年7月5日

一般にデスクトップパソコン本体の重さは約4kgあります。

Mac miniのような小型デスクトップPCだと約1kgしかありませんが、フルタワーと呼ばれる上級ゲーマー向けのパソコンだと15~20kgもあります。

これだけ重いと、もし机の上から落としたら大変です(机の下に置くのもあり)。

デスクトップPCと壁の距離

そのため上の画像のようにデスクトップパソコン本体の背面は壁側に向け、机と壁の距離はかなり近づける人が多いはず(本体と壁の距離は少し離すべき)。

これだと地震発生時に本体が横倒しになる可能性はあっても壁側には倒れにくいからです。

もしパソコンの奥側に壁がなかったら、手違いでパソコンを押してしまったときに床に落下させてしまうな。
広い机の真ん中付近にパソコンを置けば、その奥側に壁がなくても床に落下しないけどね。
でも、一般家庭で社長が使うようなデカイ机は無理があるから壁を背にするのが現実的。

しかし、こういった方策には注意点もあります。

そこで今回はモニター(ディスプレイ)も含めてデスクトップパソコンと壁の関係を解説していきます。

壁とデスクトップパソコンの設置距離

デスクトップパソコン本体と壁の距離は近すぎず遠すぎずが基本。

コード類の長さをのぞくと、デスクトップパソコンの背面から壁までの距離は15~20cmくらいが適当です。

なぜ本体と壁の間は距離を少しあけるべきなのでしょうか。

デスクトップ背面の排気口

そもそもデスクトップパソコンの背面は、上の画像のように冷却ファン(小型扇風機)の排気口になっている場合が多いです。

デスクトップPCのエアフロー

上面排気はない場合あり

パソコンを動かすと内部で熱が発生するため冷却ファンが搭載されており、冷却ファンはデスクトップの正面や底面から外気を取り込み、内部の温まった空気を背面の排気口から外に出すのです。

このとき冷却ファンは本体内部と吸気口・排気口の網付近にはホコリがたまります。そこでユーザーはたまに掃除をするのが基本。

もし壁とデスクトップパソコン本体の距離が近すぎると、排気口付近の風通しが悪くなるうえにパソコンから排出された空気が壁を汚してしまいます。

そのため適当な間隔をあけるなどして風通しをよくすべき。

さらに本体の背面にはUSBや各ケーブルの端子がありますから、それらを抜き差しできるくらいのゆとりがほしいです。

モニターの設置は音響に注意しよう

モニターの側面

モニターについても20~24インチくらいの液晶サイズだと約3kgあります。これも落としたら大変。

そのためモニターの奥側を壁にすると奥には倒れにくくなります。

机が軽かったり固定されていないと、大地震の直撃時にパソコン本体とモニターは机もろとも倒れる可能性もあります。

モニター内蔵の裏スピーカー

しかし、デスクトップモニターのスピーカーは内蔵装置として裏面(背面)付近についている場合が多いです。

モニターの裏に内蔵スピーカーがあってモニターのすぐ裏が壁になっているのは音響的にあまり望ましくありません。

パソコンスピーカー

そのため、音質にこだわるユーザーは別売りの外付けスピーカーを設置する場合が多いです。

ノートパソコンのスピーカーにしても外付けにするのはおすすめ。

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