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なぜTwitterは日本人に人気があるのか【10の理由】

Twitterの国別の使用状況を見ると日本人のTwitter好きは世界トップレベルの高さです。

これは「一時的に流行った」というより、すでに日本国民の間で強く定着した感じがします。

私は国民性という言葉に疑問をもっていますが、このTwitter好きには日本の国民性が絡んでいるとしか思えません。

そこで今回は日本人のTwitter好きについて解き明かしていきます。

ちなみに私は本名でTwitterをやっていますので、もしよろしければそちらものぞいてみてください。

日本人がTwitterを好む理由

  • 肩書を集客に使いたい
  • 匿名コメントに日本社会の真実が垣間見える
  • 他人の意見がどう思っているか気になる
  • 口コミ・評判を共有したい
  • 同じカテゴリの人とつながりたい
  • ゆるいつながりが欲しい
  • 短文が好き
  • 特定の瞬間を共有したい
  • 情報収集に使いたい
  • プレゼントが欲しい

日本人のTwitter好きはなぜ?【10の理由】

まずわかりやすいところでいうと、Twitterは匿名でも登録・利用が可能なところが日本人にウケていると考えられます。

そこでは自分の肩書や体験・実績を盛ることができます。日本人は肩書が大好きですから、自分の肩書を盛ることで悦に浸っている面もあるでしょう。

Facebookでも偽名の登録・利用は可能ですが、規則上は本名でなければなりません。

ヤフコメ(ヤフーニュースのコメント)でもほとんどの人は匿名でコメントしているように、日本人が意見を表明する際に匿名を好むことは明らかです。

いや、正確に言うと本音としては本名を使いたいのかもしれませんが、所属組織(会社や学校)や地元の眼を考えると匿名で発言するしかないともいえます。

そのせいか本名のFacebookでは本音を明らかにしていないようにも見えます。

匿名にこそ日本人の本音と真実がある

日本人は普段の所属組織(会社や学校など)では本名として生きており、そこでは本音をいえず建前で生きていることもしばしば。

日本の終身雇用は崩れかけていますが、それでも日本人は会社に長く雇ってもらうために所属組織に忠誠を誓います。それが本名と本音を隠すことにつながっています。

所属組織に対して面従腹背が多いとすれば、日々の鬱憤を匿名で吐き出したくなるのだろう。

また日本のテレビや新聞はスポンサーに対する配慮(忖度)が強く、身内のマスコミやスポンサーの悪い批評は示さない傾向があります。

つまり、テレビや新聞は社会の真実や民意を反映していないように見えるのです。

この点、インターネットは怪しい情報も盛りだくさんですが、テレビや新聞が積極的に報道したがらない社会の真実も盛りだくさん。

そのため、ネットの匿名環境の方にこそ日本社会の真実があると考えることができます。

日本人の本音は、学校や職場での本名によるやり取りや既存の大手マスコミが流す情報だけでは見えにくいので、日本人は日本人の本音が垣間見えるTwitterが好きなのです。

日本人はネット上の掲示板も大好きだよね。これも匿名環境で本音が見えるから。
本音が見えるだけに掲示板の内容はえぐかったりするんだよな。
それは普段のうっ憤をネットの匿名で晴らしているってことなのかも。

日本人は他人の意見を気にする

以上のように日本人は「他人の意見」をものすごく気にします。

ここでいう他人の意見とは有識者の意見だけに限らず、国民全般です。

実際、新聞の社会面でも一般人への街頭インタビューを取り上げたものは多いです。

Amazonのガジェットレビューや結婚式場の評価なんかでも、企業による堅苦しい公式情報よりも個人の生々しい体験談の方が好まれたりします。

ファッション誌や投資情報誌などでも巻末の方には必ずと言ってよいほど読者の意見が載っています。Google検索でも「海外の反応」をもとめる需要は大きいです。

そのため最近のネットビジネス企業は個人の体験談を集めたり、有用な五つ星レビューを稼ぐことに四苦八苦しています。

口コミ・評判の共有

さて、日本人は利用したホテルやレストランで不満をもったとき、従業員には面と向かって文句をいわず帰ってから自分と近しい人(家族や友人)に愚痴る傾向があります。

よかったときも同じで、滞在中は表には面と向かって出さず内に秘めて帰ってから近しい人と共有します。

その発想と同じで、日本人はTwitterを口コミ・評判の共有ツールとして用いる傾向があります。

こういう評判メカニズムはウーバーイーツやメルカリのように次世代の経済を引っ張っていくでしょう。

パソコンやガジェット情報をフォローしているアカウントの場合、損をしたくないっていう思いが強いのかも。

特定のカテゴリごとに群れをなしたい

Twitterのプロフィール欄には、所属企業の業種、政治思想、趣味、出身校などが書いてあります。

もしプロフィール欄では特定の政治思想を表明していないとしても、その人の過去のツイートを見ると好みや政治思想は見えてきます。

つまり、Twitterを利用すれば自分と同じカテゴリごとに群れることができるのです。

同じ属性ごとに固まるのは確証バイアスの危険がある。
同じ考えの人ばかりで群れているのは気持ちいいかもしれないけど反対意見も大切だよね。

確証バイアスとは自分の考えを補強したり証明する言説ばかりを探してしまい考え方が偏ること。

パソコンにしても、たとえばMacが好きな人はMacのいいところばかり見ていますが、悪いところも見るべきでしょう。

日本人はゆるいつながりを欲している

Twitterはフォローもリムーブも自由なゆるいつながりです。それはクリック一つで簡単にできます。

憧れの有名人へのフォローも簡単にできますし、稀に有名人から返信がもらえることだってあります。

Twitterのフォローとリムーブは実社会で友達をつくったり切り離したりするよりもはるかに簡単です。

こういう「ゆるいつながり」を日本人は欲していると見られます。

それとは対照的に、たとえば「社員旅行」や「飲み会」などと検索するとGoogleは「行きたくない」を上位にサジェストしてきます。

つまり、現代の日本人は社員旅行や飲み会のように気の合わない人との強制的なつながりは嫌いですが、Twitterのようなお手軽なつながりは好むというわけです。

昔から日本人は短文が好き

夏草や兵どもが夢の跡ご存じのようにTwitterは140文字という字数制限があります。これは日本人の短文好き・短文芸術と合っています。

これに関して思うのが、私(今は30代)が中学生のころ、女子生徒は教室内でグループごとに手紙をまわしていたことです。

このときの手紙の内容は、今で言うLINEやTwitterに示しているような日常的な内容です。

当時はインターネットやガラケーがほとんど一般化していませんでしたから、女子たちはせっせと手紙交換に勤しんでいました。

いや正確にいうと、教室内で手紙を回すという行為自体が「私たちは手紙を回せるだけのグループをもっている!」と他のグループに対する優越感を示していたといえます。

さらに私の少し前の世代ではポケベルという短文型コミュニケーションツールが流行っていました。

また日本伝統の短歌や俳句も短文ですし、マンガも短文型セリフの集合体です。

5chみたいなネット掲示板でも長文レスは嫌われます。そこでは「短い文で面白いことを言った奴が賢い」といわんばかりの雰囲気です。

このように日本人は昔から短文を基本単位としたコミュニケーションが好きであるため、Twitterを好むといえます。

大喜利みたいなノリ

笑点やIPPONグランプリといったバラエティー番組に見られるように日本人は大喜利が好きです。

掲示板でも大喜利みたいなノリのところは多いです。これも短文芸術が好きであることが表れたものだといえます。

Twitterはハッシュタグや引用リツイートを利用すればそのたびに大喜利状態にもっていくことができます。

大喜利はとくに難しいスキルが必要なくその場の簡単な思い付きだけでできるので、芸能人だけでなく一般人としても気軽に参加できます。

Twitterは自分のふとした思い付きを手軽に披露できるのです。

「自分のふとした思い付きを手軽に披露できる」というのはアートにもいえる。Twitterは芸術を披露する場としても適している。
一般人がリアルの美術館で個展を開くとなると大変だけどTwitterならすぐに個展を開けるもんね。

特定の瞬間の共有

さて、私はテニスファンなのでたまに5chのスポーツ実況板を見ます。

そこでは、たとえば錦織選手が勝つと「キター」「おめ(おめでとうの略)」みたいなすごく短い感嘆文であふれます。

「キター」みたいな著作権性のない短文は他人に見せるために入力したというよりは「掲示板ながらも錦織選手の応援に参加していたから、そのときの記念やノリで入力した」みたいな動機だと思います。

ここでは自分が応援していた証をみんなの書き込みとともに記念に残すことが重要なのであって、内容は練ったものではありません。いわば自己満足の世界です。

アニメ『天空の城ラピュタ』の放映時に多くのTwitter民が同時に唱える「バルス」も同じ発想です。

アニメや映画は定番の瞬間をみんなと共有すると、あたかも映画館で鑑賞しているかのごとく大勢の中で見ていたと思い込むことができるため定番のセリフをつぶやきたがるのでしょう。

Twitterは情報収集に適している

さて、日本は自然災害が多い国です。

さらに人口密度は高く、都市部や幹線交通は渋滞・混雑が常態化しているため、日本人はそれらに関する情報に敏感です。

しかしというか当然というべきか、こういった情報の供給は新聞では遅いですし、テレビは公式情報を慎重に流します。

公式情報というのはNHKの首都圏版の交通情報でいうと、JR東日本輸送指令室や日本道路交通情報センターのアナウンスがあてはまります。

ここで今現在、遅延している路線の通勤者は思うはずです「そんな中央指令室の公式情報だけでなく現地の生情報・様子がすぐにでも知りたい」と。

でも、テレビ関係者が都合よく遅延箇所の近くにいるとは限りませんし、彼らはテレビを通じて正確性の高い情報を流すのが仕事です。

この点、素人撮影の画像・映像だとよからぬモノも映ったりしますが、人数が多く速報性に長けています。

しかも電車通勤なら自分で電車を運転するわけではないので情報を流すだけの余裕があります。

こういうローカルレベルの交通情報や自然災害のやり取りにおいてはTwitterは使えます。この場合のTwitter民は特派員みたいなものです。

また、そういう情報を流すと他人から感謝されたり、マスコミからその情報を使わせてくれないかと頼まれたりします。

この特派員役は流動的なので、今までは見ている一方だった人が担う場合もあるでしょう。こういうところにやりがいを見出す人もいます。

株式投資の情報収集

株式投資についても情報収集する人も多いです。

本来、株式投資の本道はファンダ(業績や財務)かテクニカル(株価の動き)を自分で探ることにありますが、株価は他人の売買によって上下する以上、個人投資家はTwitter情報を気にするのです。

ここではオピニオンリーダー的な人が株価を先導したりします。

なお相場についてデマを流したり、株価を操縦しようとすると違法行為になりますのでお気を付けください。

プレゼント情報が欲しい

近年ではお金持ちや企業アカウントが「フォロー+リツイートをしてくれた人の中から抽選で〇名様に▲▲をプレゼント」みたいなキャンペーンを行っています。

とくに年始に行われるプレゼントキャンペーンはお年玉感があってワクワクします。たとえ当選確率がものすごく低くても。

プレゼントアカウントには詐欺もありますからご注意を。

企業公式アカウントや前澤社長本人みたいな有名人ならウソはまずないでしょうけど。

偽者アカウントには要注意。

まとめ

Twitterは日本社会の特性と合った便利なツールだといえます。

ただ、Twitterは監視や密告に使えるツールでもありますので発達しすぎると息苦しくなる面もあります。

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