スマホ/豆知識

携帯キャリアの選び方【スマホ料金をわかりやすく解説】

スマホ料金の選び方チャート

今の時点では専門用語だらけでわからない人も、このあとの記述を見ればわかるようになる

スマホ料金って複雑でわかりにくい」という疑問をお持ちの人は多いでしょう。

そこで今回は、記事前半でスマホ料金の大まかな仕組み、そして記事後半で携帯キャリア(スマホの通信契約、スマホ料金)の選び方をわかりやすく解説します。

SIMカード、Wi-Fiスポット、データチャージ、データ繰り越し、データフリーみたいな専門用語もまとめて解説しますよ。このあたりは一気にまとめて知るほうが効率的です。

LTE対応ノートPCをもっている人にも役立ちますよ。

高価格・高性能のスマホ機種でも電波や設備の状況が悪いと通信は遅かったり乱れたりします。

携帯料金はなぜ高いと感じるのか

  • 基地局、広告費、サポートにお金がかかっているから料金もまた高くなる
  • 端末代は円安や生産コスト上昇によって上がった
  • 料金や割引を複雑化して混乱させたほうが利益率の高いプランを契約しやすい矢印それはおもに実店舗の事情であって、オンラインでしか契約できない格安プランはシンプル
  • 実店舗で店員から余計な有料オプションをすすめられて契約するから矢印オンラインでしか契約できない格安プランのほうが安いし有料オプションも選択自由
  • 実店舗は自力でできない人の分まで費用が転嫁されているから高い矢印サポートは少ないけどオンラインで自力で済ませるほうが安い
  • SDカードやイヤホンといった器具も携帯ショップでは高い矢印オンラインのほうが安い
  • 実店舗は待ち時間や手続き時間まで悪い矢印タイムパフォーマンスもオンラインのほうがいい

たとえば携帯キャリアの実店舗に行くと、その携帯キャリアが実店舗向けに発売しているプランしか選べません。

しかし、本記事はオンラインを中心にさまざまな携帯キャリアを比較しています。この差は大きいですよ。

スマホ料金を安くする方法

  • 格安プランを契約しよう
  • モバイルデータ通信で動画を見すぎている矢印Wi-Fiも利用しよう
  • 通話料がかさむ矢印Wi-Fi通話を使うか、かけ放題プランを検討しよう
  • 必要以上に高性能・高価格の端末を買っているのかも矢印少しスペックを落とした端末でも大丈夫かも(落としすぎはよくない)

※モバイルデータ通信とWi-Fiの意味はあとでわかりやすく解説します。

タップできるもくじ

携帯キャリアの選び方【わかりやすい料金の仕組みとチャート】

まずスマホ料金はどんな仕組みになっているか見ていきましょう。

これを知ると携帯キャリアを選ぶ際も大いに役立ちます。

スマホ料金の内訳

※もともとの料金プランが高額だと割引は豊富にあって複雑ですが、もともとの料金が安いと割引は少なくてシンプルな仕組みです。この記事で紹介しているプランは安いものがほとんど。

スマホ料金は次の3つからなる

  • モバイルデータ通信料矢印わかりにくいですが、スマホの基本料金に近い位置づけ。このあとわかりやすく解説します。
  • 電話回線の通話料矢印通話にかかる料金。かけ放題プランあり。日本では電話をかけた側が負担します(着信側が負担する国もある)。
  • 有料オプション矢印たとえば留守番電話サービスや雑誌見放題などユーザーが自由に取捨選択できる追加的なサービス料。

※通信事業者によって上記の名称は違いますが、基本的には上の3つに分類できます。

※ネットで買えるモノは大抵キャリア決済できますが、キャリア決済は本来の通信料金ではないので除外します。

通話料は基本的に以下の6パターンがあります。

  • 30秒あたり11~33円
  • 基本料金+30秒あたり11~33円
  • 無料通話+30秒あたり11~33円
  • 〇分までなら何度でも定額かけ放題(準定額)
  • 何分でも何回でも定額かけ放題(通話無制限)
  • 特定の数カ所の電話番号となら定額かけ放題
従量制と定額制と段階料金制

通信料金の課金パターン

定額かけ放題は通話を多く使う人向け。そうでないと割高になる場合も多いです。

その有料オプションは本当に必要?

有料オプションはユーザーがまったく使っていないとしても契約しているなら、それだけで料金がかかる場合が多いです。

そのため有料オプションを大して使っていないようならさっさと解除するのもあり。

有料オプションは加入初月だけ無料の場合がよくありますが、その解約を忘れると料金の重荷になり続けます。

事務手数料と端末代金はちょっと別枠

  • 事務手数料(1000~3000円くらいかかる)
  • 端末代金(iPhoneのようなスマホ機種の費用)
  • ユニバーサルサービス料(だれでも毎月2円)

スマホ料金には上記も一応あります。

しかし、基本的に事務手数料は初回手続きでしか発生しません。

端末代金は一括払いと分割払いがあり、一括払いを選んで済ませたら端末代金は請求されません。

携帯キャリアで回線契約とセットで対応端末を買うのではなく、ほかの大手携帯キャリアやAmazonで端末だけを単体購入したり、中古ショップで対応端末を買ってから回線契約するという手もあります。

もちろん手元にスマホがあって回線に対応しているのであれば、それを使い続けるのもありです。

分割払いを選ぶと月額料金に分割・加算される形で端末代金を支払います。

ちなみに端末代は回線(携帯キャリア)と同時に契約したほうが安くなる場合がよくあります(料金を割引してくれる)。

その場合、回線をすぐに解約すると違約金を課せられる可能性がありますけどね。

端末代は安くてもそれ以上に回線料金は高いと損だから回線料金には気をつけてね。
1円スマホの罠

返却あり、年齢制限みたいな条件がつく場合あり(本当に安い場合もある)

※たとえば10万円の価値があるスマホ端末は、購入2年後には5万円の中古価値があるとします。それを2年後のタイミングで返却すれば(売れば)消費者が支払う端末代は実質5万円になります。激安端末の価格の横に「実質」と書いてあるのはこれが主因。

※端末代について分割払いを選んでも手数料や金利はかからない場合がほとんどですが、支払い能力が審査されます。端末代は自動車ほど大きくない金額であるため、審査はあまり厳しくないのが定説。

ユニバーサルサービス料

※ユニバーサルサービス料とは公衆電話や緊急通報のために使われる公的な費用です。110番のような緊急通報は無料に見えますが、実は無料ではありません。

iPhoneとAndroid

管理人はiPhoneとAndroidの二刀流

スマホで次の動作をすると料金がかかる

さて、ここからはモバイルデータ通信料をわかりやすく解説します。

そこでまず押さえておきたいのが、スマホで次のような動作をすると料金がかかりやすいということ。

  • Yahoo!ニュースを見る(Yahoo!というウェブサイトにアクセスして、そこのデータを受け取って見る)
  • YouTubeで動画を視聴する
  • 動画をYouTubeへ投稿する
  • メールや画像を他人に送る

つまり、スマホでデータを送ったり、どこかにアクセスしてデータを受け取って見たときに料金がかかるわけです(例外あり)。

とくに動画を見たり、動画を送ることは通信量が大きいですから料金もまた大きいです。

文字だらけのメールや文書の送受信は料金が安いよ。

USBケーブルやBluetoothでデータを近隣に送受信する場合は通信料がかかりません。

スマホで料金がかからないパターン

  • スマホ内のカメラを起動して写真を撮る
  • スマホ内のメモ帳を起動して文字を入力する
  • すでに自分のスマホ内に保存されている画像や動画を見る

上記はデータの送受信がない動作ですから通信料金はかかりません。

上記はスマホをインターネットに接続していなくてもできる動作です。

重要:Wi-Fiとモバイルデータ通信の意味

スマホ料金の内訳

どんなときにスマホは通信料金がかかるか、なんとなくわかったでしょう。

しかし、以上には重大な例外があります。この例外にどう対処するかでスマホ料金は大きく変わります。

そこで覚えてほしいのが、インターネット通信にはWi-Fiとモバイルデータ通信の2つがあるということ。

  • Wi-Fi矢印たとえばカフェ内にWi-Fiがあると、その中にいる人たちは無線で何台も同時にネットに接続できる(Wi-Fiは屋外にはあまり対応しておらず、ネットを契約建物内に行きわたらせるにとどまる)
  • モバイルデータ通信矢印携帯キャリアの基地局を経由した通信(基地局の圏内であれば屋外でも使える)
携帯キャリアの基地局

携帯キャリアが全国各地に設置している基地局の例

モバイルデータ通信はスマホ契約者個人と基地局が無線でつながる通信です。

モバイル(mobile)とは移動式という意味。モバイルデータ通信はスマホのような携帯できる機器向けの通信です。

スマホ料金が一定額以上は下がらないのも基地局の設置や維持・更新には大きな費用がかかるから。

いわゆる4G(フォージー)や5G(ファイブジー)というのはモバイルデータ通信の世代を意味します。

4Gが第4世代、5Gが第5世代であり、5Gのほうが通信速度が上。

Wi-Fiは

  • Wi-Fiの料金矢印Wi-Fiの持ち主が支払う(定額制・使い放題である場合が多い)
  • モバイルデータ通信の料金矢印スマホの契約者が支払う

新幹線のフリーWi-Fi

たとえば、あなたは新幹線の車内や街中で「Free Wi-Fi(フリーワイファイ)」という表示を見たことがあるはず。

このようなWi-Fi経由でインターネットを使った場合、そのWi-Fiの所有者が通信料金を支払います。

新幹線の「Free Wi-Fi」の場合、所有者(契約者)はJRですからJRが通信料金を支払うのです。

要するに他人のWi-Fi経由でスマホを使えば通信料金を節約できるというわけ。

「Free Wi-Fi」のセキュリティは疑わしい場合も結構あります。そのため「Free Wi-Fi」は信頼できるところでしか使うのをおすすめしません。

Wi-Fiスポットの意味

たとえばソフトバンクは、ソフトバンクWi-Fiスポットといってソフトバンクのスマホユーザーのみが無料で使えるWi-Fiを提供しています。

各キャリアのWi-Fiスポットは主要駅、カフェ、レストランなどで提供されています。

しかし、ソフトバンクWi-FiスポットはLINEMOユーザーは利用できません(ドコモ系やau系の格安ユーザーはその系列のWi-Fiスポットを使える場合が多い)。

通常のWi-Fiを使うにはパスワードが必要

新幹線の車内には「Free Wi-Fi」があり、新幹線は信頼されている乗り物ですから乗客には使いやすい環境です。

しかし、「Free Wi-Fi」はそこらじゅうに都合よく存在しません。

たとえば日本の住宅街ではそこらじゅうにWi-Fiがありますが、それは「Free Wi-Fi」とは違って専用のパスワードがないとWi-Fiを利用できません。

基本的に住宅街のWi-Fiは各世帯が有料で契約しているものですから、その世帯内の人以外は使えないのです(住宅街のWi-Fiはフリーではない)。

Wi-Fiとは

自宅にWi-Fiを導入する方法

自宅にWi-Fiを導入するには、固定回線(とくに光回線)を契約するのが手っ取り早いです。

※固定回線とは屋外の電信柱にかかっている有線を自宅へと取り込む工事をしてから使えるようになるインターネット回線のこと。

※光回線の月額料金は3500~6000円くらいが目安。

しかも、ほとんどの光回線は定額制・無制限といって一定の月額料金を支払えばインターネットは使い放題です。

自宅ではスマホのほかにテレビやパソコンでインターネットに接続するにしても光回線の月額料金は変わらず一定です。

※家庭向け光回線やホームルーターは端末を最大10台以上はインターネットに接続できます。

※ホームルーターは工事不要で設置できますが、通信の速度や安定感は光回線に劣ります。

※光回線は定額制の使い放題で接続台数も多い以上、1人暮らしだと持て余してしまいがち。

モバイルデータ通信の料金はWi-Fiとは違う

次はモバイルデータ通信について。

モバイルデータ通信とは、携帯キャリアの基地局経由で行う通信のこと。

モバイルデータ通信の特徴

  • スマホの契約者が料金を個別に支払う
  • Wi-Fiがない環境でも使える(基地局の圏内であれば自宅や街中、海山などでも使える)
  • 最近のスマホは何か特殊な設定をしない限り、Wi-Fi経由を自動で優先してインターネットに接続する仕組み(モバイルデータ通信よりWi-Fiのほうが安上がりだから)
  • モバイルデータ通信を使うにはSIMカードが必要
  • 動画やゲームはデータ通信量が大きいから要注意
  • ユーザー側は工事不要で使える
  • モバイルデータ通信を使用するとデータ容量を消費するから、いかなるギガを契約するかが重要
山岳地帯は基地局が乏しいけど例外的に富士山や高尾山のような有名で人が多い山なら基地局はある。

モバイルデータ通信は契約ギガが重要

Wi-Fiには同時に何台もの端末がインターネットに接続でき、その料金はWi-Fiの持ち主が支払うものでした(新幹線ならJR、自宅なら家主)。

しかもWi-Fiの料金は基本的に定額で使い放題であるため「動画はデータ量が多いから気をつけなくちゃ」とか考える必要がほとんどありません。

しかし、モバイルデータ通信の料金体系はWi-Fiとは基本的に違って個人ごとの使用量に合ったプランを個人ごとに契約します。

スマホの料金

たとえば、あなたは家電量販店や携帯ショップで上記のような表示を見たことがあるはず。

その画像の右端の「1628円、3GB/月」は「1か月あたり1628円で3GB(3ギガバイト)という量までモバイルデータ通信ができる」ということを意味します。

これがいわゆる「ギガ」です。

3GBでできること:モバイルデータ通信料はスマホの基本料金に近い

  • 文字だけのニュース閲覧=約8000ページ
  • 文字だけのメール送受信=30万通
  • 画像の送受信=約1000枚(画質が高いと送受信できる枚数はもっと少なくなる)
  • YouTube(HD画質)の視聴=90分〜3時間

1か月でモバイルデータ通信量3GBは、モバイルデータ通信で動画をよく見る人にとっては明らかに少ないですが、モバイルデータ通信で動画を見ない人にとってはちょうどいいくらい。

もちろん契約するモバイルデータ通信量(ギガ)が大きくなるほど月額料金は上がりますから、自分の使用量に合ったプランを選ぶことが大切です。

たとえば「1か月あたり1628円で3GBまでモバイルデータ通信ができるプラン」に入っている場合、スマホをまったく使わないとしても1628円は支払わなければなりません(例外あり)。

その意味ではモバイルデータ通信料は基本料金(基本使用料)に近いです。

通信制限と無制限の意味

もし「1か月あたり1628円で3GBまでモバイルデータ通信ができるプラン」に入っていて、1か月間のうちにモバイルデータ通信量が3GBを超えると通信速度は明らかに遅くなります。

この状態を「通信制限」といいます。

逆にモバイルデータ通信をいくら使っても定額で通信制限がほとんどかからないプランは「無制限」と呼ばれます。

無制限プランは楽天モバイルで3000円ちょっと、ドコモは7000円ちょっとします。

無制限とはいっても有料オプションは別料金になるのが基本。

モバイルデータ通信とWi-Fi

←Androidの接続設定、→iPhoneの接続設定

データチャージ、データ繰り越し、データギフトの意味

※1か月間の途中でモバイルデータ通信容量が足りなくなっても、追加分のデータ容量を有料でおかわりできます。これを「データチャージ」といいます。

データチャージ

データチャージの例

※1か月間が終わってデータ容量が余ったら、それを翌月のデータ容量に追加できる事業者もあります。これは「データ繰り越し」と呼ばれます。

データ繰り越しは月々の使用量に差がある人におすすめ。

データ繰り越し

データ繰り越しの例

※「データギフト」といって同じ通信事業者に加入している家族間でデータ容量を贈りあえるサービスを設けている事業者もあります。

基本的にデータチャージはどの事業者でもありますが、データ繰り越しとデータギフトはあるなしが分かれています。

データ繰り越しとデータギフトはないよりはあるほうが望ましい。

データフリー(カウントフリー)の意味

たとえばモバイルデータ通信でLINEをやるとモバイルデータ通信容量を消費します。

しかし、LINEMOという携帯キャリアに加入するとモバイルデータ通信でLINEをやってもモバイルデータ通信容量を消費しません。

このように特定のサービス利用時にモバイルデータ通信容量を消費しないサービスを「データフリー(カウントフリー)」といいます。

データフリーは他社との差別化策でもある。

契約するモバイルデータ通信容量の目安

自宅に固定回線や
ホームルーターがない
自宅に固定回線か
ホームルーターがある
モバイルデータ通信で動画をよく見る
(≒Wi-Fiがない場所で動画をよく見る)
20~100GB、無制限 20GB前後
モバイルデータ通信で動画をあまり見ない
(≒Wi-Fiがない場所で動画をあまり見ない)
3~10GB 1~3GB
  • 1GB矢印かなり少ない。メールやGoogle検索ばかりなら間に合うかも。ごく一部でしか選べないプラン。
  • 3GB矢印少なめ。自宅に固定回線があって自宅外で動画を見ないなら間に合いやすい。
  • 5~10GB矢印自宅に固定回線があって自宅外で動画を見ないなら少し余るかも。自宅に固定回線がなくて動画をよく見るなら明らかに足りない。
  • 20GB矢印動画視聴やゲームをモバイルデータ通信でぼちぼち行う人向け。
  • 20GB超、無制限矢印動画視聴やゲームをモバイルデータ通信でよく行う人向け。

平均的なモバイルデータ使用量

※↑のグラフについて世間ではデータ容量3GBで間に合う人がスマホユーザー全体の半分くらいを占めます。4~20GBの人もまあまあ多いです。20GB超~100GB以上を使う人は少なめですし分散しています。

※Wi-Fiがない場所で動画を見る場合であっても、あらかじめWi-Fi経由でダウンロードした動画を見るのであればモバイルデータ通信容量を節約できます。

自宅に固定回線やホームルーターがある人はモバイルデータ通信容量は少なめで、自宅に固定回線がない人は多めを意識しましょう。

20GB以上や無制限のような大容量プランが必要な人は動画やゲームのヘビーユーザーですから、なんとなく自覚があるはず。

それ以外の人は3~10GBで試してみて自分に合った容量を選ぶと安上がりですよ。1か月単位でプランの変更もできます。

スマホで動画視聴

SIMカードの意味:モバイルデータ通信を使うのに必要

SIMカード

SIMカード

モバイルデータ通信を使うにはSIMカード(シムカード)というチップが必要です。

SIMカードには加入者を特定する情報(識別番号や電話番号)が記録されています。このSIMカードの情報をもとに料金を支払います。

携帯キャリアを契約する=スマホ内にSIMカードをつける、といってもいいくらい。

自動車を動かすにはカギが必要なように、スマホでモバイルデータ通信を使うのにもSIMカードが必要なのです。

SIMカードは有形のカギで、パスワードは無形のカギだな。
SIMカードの必要性

「Free Wi-Fi」ならパスワードはあってないようなもの(携帯キャリアが街中で提供するWi-Fiスポット使用にはSIMカードが必要)

いわゆる格安SIMというのは、モバイルデータ通信や通話の料金が従来より安いスマホを意味します。

音声通話SIMとデータSIM

SIMカードの機能は「モバイルデータ通信」「音声通話」「SMS」の3つが基本。

音声通話とは電話回線を経由した通話のこと。

SMSとは電話番号だけで他人に文字や絵文字による短いメールを送れる機能です(メールアドレスは知らなくても遅れる)。

SMSは本人の確認・認証のため、そして怪しい勧誘メールでよく使われています(怪しい勧誘メールは無視が基本)。

SMS通信料は文字数に応じた料金体系となっており、送信側のみが料金を負担します。

SMS通信料はこの記事で紹介している事業者だと70文字で3円、400文字で20円が目安。

  • 音声通話SIM+SMS
  • データSIM(SMSは使えないか有料オプション)
  • データSIM+SMS

音声通話SIMは加入者の電話番号が記録されており、電話機能とモバイルデータ通信の両方ができます。

データSIMはモバイルデータ通信専用のSIMカードです。データSIMで電話回線を経由した通話はできません。

ただし、データSIMはLINEやSkypeといった無料通話アプリを利用した音声通話は可能。

110番や119番はApp StoreやGoogle Playにある「緊急通報ナビ」というアプリ経由でできます。

データSIMは安いのですが、通話は不自由であるため世間一般では音声通話SIMに人気があります。

とくにスマホに慣れていない初心者は音声通話SIMのほうがおすすめ。

1人でスマホを2台所有する人の2回線目のスマホにはデータSIMでもいいんですけどね。

※データSIMはLTE対応ノートPCでも使えます。そこではテザリングも解説しています。

※SIMカードなしのスマホは最初の端末代を支払い、Wi-Fiは他人のものばかり使っていれば通信料は基本的にかかりません。

SIMカードがないと端末に電話番号もつきませんしモバイルデータ通信もできませんけどね。

キャリアメールがなくても大丈夫

各社の安い料金プランは基本的にキャリアメールがありません。

キャリアメールとは携帯キャリア(基本的に大手)が自社ドメインで提供するメールアドレスのこと。

  • ドコモ矢印~@docomo.ne.jp
  • au矢印~@ezweb.ne.jp
  • ソフトバンク矢印~@softbank.ne.jp

自社ドメインとは上記のように@の後ろ、ne.jpの前に携帯キャリアの名前が入る形のメールアドレスとお考えください。

昔はキャリアメールでしか利用できないサイトがあったため便利だったのですが、現在ではそんなサイトは消え失せました。

今のユーザーはLINEやフリーメール(Yahoo!メール、GoogleのGmailなど)を使う率が高くなっており、サイト側としてもフリーメールに対応しています。

LINEもフリーメールもだれでも無料で簡単に利用できますから、キャリアメールの必要性はほとんどありません。

ただ、今までキャリアメールを使ってきた人がフリーメールに変える場合、知人にフリーメールに変わった旨を連絡して、きちんと変更してもらったのか確認するのがちょっと面倒ではあります…。

※UQモバイルは例外的にキャリアメールがあります。

※諸外国ではキャリアメールはほとんどなく、フリーメールを使うのが定着しています。

※たとえばドコモでキャリアメールを使っていた人がahamoに移行すると、通常ではキャリアメールは使えなくなります。しかし、ahamoでキャリアメールを使える有料オプションもあります。これはauやソフトバンクでもあります。

ローミングの意味

携帯キャリアの基地局

携帯キャリアの基地局の下側にある設備

ローミングとは、ある携帯キャリアはエリア外だとしても、そこと提携している携帯キャリアがエリア内であれば、エリア内のほうのキャリアの設備を使って通信できること。

たとえば海外ローミングがある事業者に加入して海外に行くと、現地の提携キャリアの設備を使って通信できます。

ちなみに楽天モバイルは新興ゆえのエリアの狭さをカバーするために一部でKDDIの回線を借りてサービスを提供しています。

これもローミングの例ですが、楽天のローミングは縮小中(楽天独自の設備を増強中)。

ここまでの重要事項のまとめ

スマホ料金の内訳

  • Wi-Fiは自宅や図書館など建物ごとに設置されているインターネット回線
  • Wi-Fiの料金はWi-Fiの契約者(所有者)が支払うから、スマホを他人のWi-Fiで使うと料金を節約できる
  • モバイルデータ通信の料金はスマホの契約者が個別に支払う
  • 光回線の料金はちょっと高いが、自宅に光回線を導入すると自宅ではスマホを含めて何台もの端末がインターネット使い放題になる
  • 自宅にWi-Fiがない人が自宅から通信する場合、モバイルデータ通信ばかりを使うことになる
  • 契約するモバイルデータ通信容量が多いほどスマホ料金は上がる
  • モバイルデータ通信はWi-Fiがない環境でも使える(携帯キャリアの基地局の圏内であれば自宅や街中でも使える)
  • 動画やゲームはデータ量が大きいからモバイルデータ通信で使う際は要注意
  • データSIMは安いが、2回線目のスマホ、LTE対応ノートPC向け
  • キャリアメールはなくても大丈夫

ちなみに自宅外でノートPCを使う人はテザリングという機能がしやすいスマホの料金プランを選びましょう。

そうでない人はテザリングは気にしなくて大丈夫。

おすすめの携帯キャリア【MNOと格安スマホを比較】

ここからは具体的にどの通信事業者を選ぶか見ていきましょう。

スマホを契約できる会社は何十社もありますが、大きく3種類に分類できますから大まかな特徴を知るのが大事。

  • MNO(大手携帯キャリア)矢印ドコモ、au、ソフトバンク
  • MNO系列の安いブランド矢印ドコモのahamo、KDDIのpovoとUQモバイル、ソフトバンクのLINEMO
  • MVNO(格安スマホ、格安SIM)矢印b-mobile、mineo、OCNなど

MNOとはモバイルデータ通信向けの設備を自社で保有し、それをサービス提供する事業者のこと。

従来のMNOは月額料金は高かったのですが、オンライン専用プランが出てきたために料金は大きく下がりました。

オンライン専用プランは実店舗のような人件費や不動産費用がかかっていないため安くできるのです。

MVNOとはMNOの回線を借りてサービスを提供する通信事業者のこと。

MVNOも実店舗があまりなく格安路線を基本としています。

MVNOの事業者は知名度が低いですが、MNOの回線を借りて事業を展開しているように一定水準の通信品質はあります。

MVOとMVNO

楽天モバイルはMNOでもMVNOでもある

MNO系列の安いブランドや格安スマホがおすすめ

ドコモ、au、ソフトバンク
(MNO)
ahamo、UQモバイル、LINEMO
(MNO系列の安いブランド)
その他格安SIM全般
(MVNO)
対応する端末の選択肢 多い
(端末割引もある)
ちょっと少ない 少ない
月額料金 高い
(とくに小~中容量プランは割高)
安い 安い
さまざまな割引 多い 少ない 少ない
通信品質 速くて安定 MNOに準ずる 時間帯や地域によっては不安定
通信制限時の速度 少し遅い 遅い 遅い
キャリアメール ある UQモバイルはある ない、又は有料
手続きやサポート 実店舗が多くて手厚い ネットで自力が基本 ネットで自力が基本
実店舗 多い UQモバイルだけはある ない場合がほとんど

MNOは定価としての月額料金は高いものの、端末や家族、長期契約について割引が豊富にあります。MNOのスマホ料金は光回線との組み合わせでも安くなります。

MNOは月額料金の高さを複雑な割引制度によって飾り立てているのです。

逆にMNO系列の安いブランドやMVNOは月額料金は安いものの、端末や家族、長期契約に関する割引は少ないです。

MNO系列の安いブランドやMVNOはそのままの料金で十分に安いため、それ以上の割引が難しいというわけ。

両者を総合的に比較すると、MNOよりもMNO系列の安いブランドやMVNOのほうが費用は安いです。

MNO系列の安いブランドやMVNOはMNOより通信速度が少し遅かったり、ネットで自力で手続きする割合が大きいですけどね。

MNOの料金・割引は複雑なうえに総合的には高いため基本的には気にしないでおきましょう。

※MNO系列の安いブランドや格安SIMでは機種の取り扱い数が少ないです。しかし、それに対応した端末をApple公式ストアなどから買い、自分でSIMカードを入れてから使うこともできます(割引は乏しい)。

※楽天モバイルはMNOなのに安く、そして電波がさほどよくないという例外的な性質をもっています。楽天モバイルは新興の後発参入者だけに設備もプランもまだ改革途上という感じです。

ahamo、UQモバイル、LINEMO、その他格安SIMのメリットとデメリット

MNO系列の安いブランドやMVNOのメリット

  • 全体的に安い
  • 加入手続き、プラン変更、データチャージなどはオンラインで手続きできる(一部の解約以外は実店舗に出向く必要なし)(オンラインで手続きできない人にはデメリット)

MNO系列の安いブランドやMVNOのデメリット

  • 対応端末のラインナップが少ない(外部のショップで対応端末だけ買って、それをもとに格安SIMを契約するのもあり)
  • 実店舗の数や実店舗での対面サポートが少ない(オンラインでのチャットやメールが基本)
  • 時間帯や地域によっては回線速度が少し遅い
  • キャリアメールが使えない場合がある(フリーメールなら使える)

スマホ各社のコスパを比較:ギガごとの料金に注目

どの回線 速度 1GB以下 2~5GB 6~19GB 20GB台 大容量 データ
チャージ
データ
繰り越し
国内
通話料
通話かけ放題
実店舗 その他
ahamo
(ドコモの格安プラン)
ドコモ 速い - - - 20GB
2970円
100GB
4950円
1GB
550円
80GB
1980円
なし 5分無料
超過後22円/30秒
1100円 なし 海外ローミング
LINEMO
(ソフバンの格安プラン)
ソフトバンク 速い - 3GB
990円
- 20GB
2728円
- 1GB
550円
なし 22円/30秒 5分まで550円
無制限1650円
なし LINEデータフリー
楽天モバイル
(MNO/MVNO)
楽天 - 3GB
1078円
- 20GB
2178円
無制限3278円 1GB
660円
あり 22円/30秒 15分まで1100円 あり 楽天ポイント
海外ローミング
UQモバイル
(auの格安プラン)
au 速い - 3GB
1628円
15GB
2728円
25GB
3828円
- 0.5GB
550円
あり 22円/30秒 月60分550円
10分以内770円
無制限1870円
あり 自宅割
bmobile
(MVNO)
ソフトバンク
ドコモ
1GB
290円
- - - - 1GB
220円
なし 11円/30秒 月70分700円
無制限1600円
なし
bmobile
(MVNO)
- - 6GB
1390円
20GB
2178円
- 1GB
275円
なし 月70分無料
11円/30秒
-
OCNモバイル
(MVNO)
ドコモ 0.5GB
550円
1GB
770円
3GB
990円
6GB
1320円
10GB
1760円
- - 1GB
550円
あり 11円/30秒 10分935円
無制限1430円
なし MUSICカウントフリー

▲=時間帯や地域によっては少し遅くなる(回線が混雑する時間帯は平日朝7~9時までの通勤時間、平日の昼休み、17~19時、21~23時)

※表示価格はとくに注意書きがない限り税込。

ここからは上記表について簡単にコメントしていきます。

ちなみに管理人のおすすめは、ahamo、LINEMO、UQモバイル。

以上3つは費用の割に通信速度は速いようにコストパフォーマンスがいいです。

UQモバイルは3GB1628円と他社より高いように見えますが、au系列の光回線・ホームルーター・電気代とのセット割、18歳以下割など割引内容が多め。

UQモバイルは割引内容が適用対象の人にはおすすめです。

  • モバイルデータ通信量が多いならahamo100GBか楽天UN-LIMIT
  • テザリングならahamo(20GBは使う人)
  • LTE対応ノートPCとしてデータSIMを少なく使うならbmobile
  • 3GBプランならLINEMO
  • 20GBプランならahamoかLINEMO

診断チャートあり:光回線料金との関係を整理

  • ahamo、LINEMO、bmobile矢印もともとのスマホ料金が安いため、光回線とのセット割なし(ahamo、LINEMO、bmobileの加入者が契約する光回線はセット割がなくても安いGMOとくとくBBがおすすめ
  • UQモバイル矢印au系列の光回線とのセット割は大きい(1回線あたり最大858円割引)(UQモバイルとの割引が適用される光回線はauひかり以外にもいくつかある
  • 楽天モバイル矢印楽天ひかりとのセット割は大きい(1年目の光回線料金は無料)
  • OCNモバイル矢印OCNひかりとのセット割はあるが、大きな割引ではない(最大5契約まで毎月220円割引、家族も対象内)

ドコモ光の加入者にとってスマホ料金がセットで安くなるのはドコモのahamo以外のプランです。これはソフトバンク光でも同じ。

スマホ料金の選び方チャート

ahamo:20GBや100GBで5分以内の通話が多い人向け

どの回線 系統 通信速度 1GB以下 2~5GB 6~19GB 20GB台 大容量 データチャージ データ繰り越し 国内通話料金 通話かけ放題 実店舗 その他
ahamo ドコモ MNOの安いブランド 速い - - - 20GB
2970円
100GB
4950円
1GB
550円
80GB
1980円
なし 5分まで無料
超過後22円/30秒
1100円 なし 海外ローミング

ahamoのメリット

  • 海外ローミングあり(世界80以上の国で、追加料金と申込不要で一か月につき20GBまでモバイルデータ通信が使える)
  • 通信品質が安定して高い
  • 5G端末と5Gエリア内であれば5Gを利用できる
  • テザリングは追加料金なし、申込不要で使える(少しの設定が必要なだけ)
  • 国内音声通話は5分までなら何度でも無料
  • 大容量を使う人にとっては100GBプランが4950円と安い
  • 割引や料金について細かな条件はなくシンプル
  • 新規契約の事務手数料は無料
  • dカードで料金を支払うとデータ量1GB、dカードGOLDで料金を支払うとデータ量5GBがもらえる

競合の安いブランドは海外ローミングはできないか、別料金をとる場合が多いです。

ahamoのデメリット

  • 申し込みやサポートは実店舗では対応していない
  • データ容量20GB未満のプランがない
  • データ繰り越しがない
  • キャリアメールは有料(月額330円)
  • 留守番電話・転送電話サービスが使えない
  • 光回線とのセット割はない

矢印ahamoは20GB未満のプランがないのは残念ですが、5分までの通話が何度でも無料なのは魅力的。

ドコモ回線だけあって通信品質も定評があります。

月間のデータ容量が20GBまたは100GBで、5分までの通話が多い人にahamoはかなりおすすめです。海外ローミングもありますから海外で使う人にもいいですよ。

モバイルデータ通信の使用量が20GBを大きく下回る人には割高ですけどね。

LINEMO:20GB以下の人にとってコスパは最強クラス

どの回線 系統 通信速度 1GB以下 2~5GB 6~19GB 20GB台 大容量 データチャージ データ繰り越し 国内通話料金 通話かけ放題 実店舗 その他
LINEMO ソフトバンク MNO系列の安いブランド 速い - 3GB
990円
- 20GB
2728円
- 1GB
550円
なし 22円/30秒 5分まで550円
無制限1650円
なし LINEデータフリー

LINEMOのメリット

  • 通信品質が高い
  • 3GBプランが990円と安い
  • LINEギガフリーは大きい(LINEのトーク、音声通話、ビデオ電話のデータ消費はゼロ)
  • 5G端末と5Gエリア内であれば5Gを利用できる
  • 新規契約の事務手数料は無料
  • 口座振替に対応

LINEMOのデメリット

  • 申し込みやサポートは実店舗では対応していない
  • データ容量20GB超のプランがない
  • データ繰り越しがない
  • キャリアメールがない
  • ソフトバンクWi-Fiスポットは利用できない
  • 留守番電話・転送電話サービスが使えない
  • 光回線とのセット割はない

矢印LINEMOは多くの人にとってコスパの高いMNO系列の安いブランド。LINEデータフリーも魅力的。

あえて言えば3GBと20GBプランの中間プラン、20GB超のプランも欲しかったです。

自宅外で動画をよく見る人は20GBでは足りない可能性がありますからね。

LINEMOはモバイルデータ通信量が20GB以下に抑えられる人におすすめ。

LINEギガフリー

LINEMO

通信品質が高い

楽天モバイル:楽天経済圏のユーザー向け

どの回線 系統 通信速度 1GB以下 2~5GB 6~19GB 20GB台 大容量 データチャージ データ繰り越し 国内通話料金 通話かけ放題 実店舗 その他
楽天モバイル 楽天 MNO/MVNO - 3GB
1078円
- 20GB
2178円
無制限3278円 1GB
660円
あり 22円/30秒 15分まで1100円 あり 楽天ポイント
海外ローミング

楽天モバイルのメリット

  • 海外ローミングあり(2GBまで無料、超過後500円/1GB)
  • 楽天ポイントが貯まる
  • 実店舗がある
  • 5G端末と5Gエリア内であれば5Gを利用できる
  • テザリングにオプションはいらない
  • データ繰り越しがある
  • 新規契約の事務手数料は無料
  • 楽天ひかりとのセット割がある

楽天モバイルのデメリット

  • 屋内や地下はつながりにくい場合がある
  • 無制限プラン(Rakuten UN-LIMIT)で1日10GB以上使うと速度制限がかかる
  • キャリアメールがない

矢印楽天モバイルは料金も設備も通信品質も改革途上です。

とくに電波エリアはまだ十分ではありませんが、自分が行動するエリアでは問題ない人にならおすすめ。

しかも楽天モバイルは楽天ポイントが貯まるという魅力もあります。

楽天ポイントが貯まる

楽天モバイル

電波がいいエリアなら安くておすすめ

UQモバイル:自宅割対象者にはおすすめ

どの回線 系統 通信速度 1GB以下 2~5GB 6~19GB 20GB台 大容量 データチャージ データ繰り越し 国内通話料金 通話かけ放題 実店舗 その他
UQモバイル au MNO系列の安いブランド 速い - 3GB
1628円
15GB
2728円
25GB
3828円
- 0.5GB
550円
あり 22円/30秒 月60分550円
10分以内770円
無制限1870円
あり 自宅割

UQモバイルのメリット

  • 実店舗がある
  • データ繰り越しがある
  • 自宅セット割が適用されるなら安い
  • 通信品質は高い
  • 5G端末と5Gエリア内であれば5Gを利用できる
  • 口座振替での支払い可

UQモバイルのデメリット

  • データ容量25GB超のプランがない
  • キャリアメールを使うには月220円かかる
  • 自宅割が適用されない人にはデータ容量料金はちょっと高い
  • 新規契約の事務手数料は3300円かかる

矢印UQモバイルの料金はちょっと高めに見えますが、自宅割が大きいです(2回線目以降は990円/月)。

自宅割とは、自宅の電気またはインターネットについて対象のサービスに加入するとスマホ料金を割引してくれること。

自宅割の対象は、auでんき、auひかり、auホームルーター、auスマートポートなど。

実店舗もありますから、オンラインだけでのサポートに不安がある人にもおすすめ。

b-mobile:1GBプランが安い

どの回線 系統 通信速度 1GB以下 2~5GB 6~19GB 20GB台 大容量 データチャージ データ繰り越し 国内通話料金 通話かけ放題 実店舗 その他
bmobile ソフトバンク
ドコモ
MVNO 1GB
290円
- - - - 1GB
220円
なし 11円/30秒 月70分700円
無制限1600円
なし
bmobile MVNO - - 6GB
1390円
20GB
2178円
- 1GB
275円
なし 月70分無料
11円/30秒
-

b-mobileのメリット

  • 1GBプランがあるのは珍しいし、290円と安い
  • データ専用SIM(音声通話は不可)なら月額209円~でありタブレットに向いている
  • データチャージが安い
  • 5G端末と5Gエリア内であれば5Gを利用できる
  • 20GBの大容量プランが2178円
  • 一部のPCデポでも契約や相談などに対応している

b-mobileのデメリット

  • 光回線とのセット割はない
  • 時間帯や地域によっては速度が遅くなる
  • データ容量20GB超のプランがない
  • キャリアメールはない

矢印b-mobileは知名度が低いですが、運営元は日本通信という上場企業です。

b-mobileの回線はソフトバンクやドコモの回線を借りています。

シンプル290プランだとデータ容量1GB290円、さらに通話料金11円/30秒というのがいいですね。

b-mobileはデータ容量が20GB未満でもいい人や通話が多い人にはおすすめ。

小容量があって安い

b-mobile

通話料も安い

OCNモバイルONE

どの回線 系統 通信速度 1GB以下 2~5GB 6~19GB 20GB台 大容量 データチャージ データ繰り越し 国内通話料金 通話かけ放題 実店舗 その他
OCNモバイル ドコモ MVNO 0.5GB
550円
1GB
770円
3GB
990円
6GB
1320円
10GB
1760円
- - 1GB
550円
あり 11円/30秒 10分935円
無制限1430円
なし MUSICカウントフリー

OCNモバイルONEのメリット

  • NTT系列の企業であり格安SIMの中では通信品質は準トップクラス
  • 10GB以下のプランが細かく用意されている
  • 5G端末と5Gエリア内であれば5Gを利用できる
  • OCN光の加入者はOCNモバイル1回線あたり毎月220円の割引(最大5回線まで)
  • 通話料が全般的に安い
  • MUSICカウントフリーとデータ繰り越しがある

OCNモバイルONEのデメリット

  • 申し込みやサポートは実店舗では対応していない
  • 時間帯や地域によっては速度が少し遅くなる
  • データ容量10GB超のプランがない
  • キャリアメールがない
  • 新規契約時の手数料は3300円
  • LINEのID検索が利用できない

矢印OCNモバイルONEはドコモ系のMVNOです。

0.5GBや1GBのプランがあるのが特徴的。

とくにMUSICカウントフリーといって以下の音楽サービスはデータ容量が消費ゼロとなります。

  • Amazon Music
  • ANiUTa
  • AWA
  • dヒッツ
  • LINE MUSIC
  • Spotify
  • ひかりTVミュージック

0.5GBや1GBのプラン、MUSICカウントフリーがほしい人におすすめ。

コスパの高いPC【当サイト記事、最新情報反映】

インターネット回線

PCスペックの選び方:総合編

失敗しないPC選び記事一覧【トップページ】 PCを始めるのに最低限必要なモノ PC購入チャート診断

各PCメーカーの特徴 Macの特徴 国産PCの中身は海外製!? 中古PCの注意点

動作速度や保存容量を左右する部品

CPU,メモリ,ストレージはセットでわかる(ユーザー別の目安) インテルCPUとAMDの違い CeleronのPCは遅い? グラフィックス(グラボ)の意味と選び方

デスクトップ本体

いろいろな形状や外観

デスクトップとノートはどっちがいい? 形状(種類)がわかる 2in1パソコン(タブレットにも変形) 色の奥深さ

ディスプレイ関連

画面サイズの見方とおすすめ モニターのパネルや諸機能 ピボット(縦横回転)のデメリット ベゼルは細いほうがいい? グレアorノングレア リフレッシュレートとフレームレート

ベゼルとタッチパッド

入力や出力の知識

端子・インターフェース 光学ドライブはいらない? 指紋認証や顔認証は必要?

ノートパソコン特有の意味を解説

タッチパッドとは 内蔵式バッテリーの交換費と着脱式 ノーパソキーボードの注意点 厚さ・薄いがゆえの欠点 材質の特徴 

ソフト類の要不要

OSの意味(Windows,mac,Chrome) Officeソフトはいらない? セキュリティソフトはいらない?

物理仕様の知識

PC耐久性の諸事情 PC重さの目安 PCの底面【吸気と排気、電源の位置と向き】 PCが光る理由と調整方法

PCの買い方

買うのに適した時期 納期の目安 PC価格の相場 家電量販店は高いんじゃ メーカー直販サイト

おすすめしないパソコン 購入時のオプション 保証の基本

人によって違うPCの選び方

おもにスマホ

カテゴリー

-スマホ/豆知識
-