
今の時点では「データ通信量」がわからない人も以降の記述を見ればわかる
「スマホの通信料金って複雑でわかりにくい」という疑問・不満をお持ちの人は多いでしょう。
そこで今回はスマホの通信料金の大まかな仕組みをわかりやすく解説します。
SIMカード、データチャージ、データ繰り越し、データギフト、データフリーみたいな専門用語もまとめて解説しますよ。
このあたりはまとめて知るほうが効率的ですし契約先を選ぶのにも役立ちます。
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スマホ料金の仕組みをわかりやすく解説【チャートあり】
まずスマホ料金はどんな仕組みになっているか見ていきましょう。

スマホ料金は次の3つからなる(端末代は別)
- モバイルデータ通信料
わかりにくいですが、現代ではスマホの基本料金に近い位置づけ。あとでわかりやすく解説します。 - 電話通信料の料金
かけ放題プランあり。日本では電話をかけた側が負担(着信側が負担する国もある)。 - 有料オプション
たとえば留守番電話サービスや雑誌見放題などユーザーが自由に取捨選択できる追加的なサービス料。
※キャリア決済は本来の通信料金ではないので除外します。
事務手数料と端末代は別枠
- 事務手数料
- 端末代(iPhoneのようなスマホ機種の費用)
- ユニバーサルサービス料(だれでも毎月2円)
- 解約時の違約金(撤廃されつつある)
スマホ料金には上記も一応あります。
基本的に事務手数料は初回手続きについてのみ発生します。
初回の事務手数料は実店舗での手続きだと2000~4000円が目安で、オンラインだと無料~1500円というようにオンラインが安いです。

ユニバーサルサービス料とは公衆電話や緊急通報、そして僻地でのサービス提供のために使われる公的な費用です。
110番のような緊急通報は無料に見えますが実は無料ではありません。
端末代の要点
端末代は一括払いと分割払いがあり、一括払いを選んで済ませたら端末代は請求されません。
Amazonなどで端末だけを購入してから別のサイトで回線契約するという手もあります。中古の中にも使えるモノは結構あります。
もちろん手元にすでにスマホがあって回線に対応しているのであれば、それを使い続けるのもあり。
端末代について分割払いを選ぶと月額料金に分割・加算される形で代金を支払います。
ちなみに端末代は回線(携帯キャリア)と同時に契約したほうが割引してくれる場合がよくあります。

※たとえば10万円の価値があるスマホ端末は、購入から2年後には5万円の中古価値があるとします。それを2年後のタイミングで返却すれば(売れば)消費者が支払う端末代は実質5万円になります。激安端末の価格の横に「実質」と書いてあるのはこれが主因。

私はiPhoneとAndroidスマホの二刀流
通話料の要点
国内の通話料は以下の2大パターンが基本。
- かけ放題に入っていない人
通常の通話料の合計を支払う - かけ放題に入っている人
かけ放題料金+通常の通話料の合計を支払う
無料通話がついているなら、その分は差し引いて考えましょう。
通常の通話とIP電話の違い
スマホによる通話料金は通常の通話とIP電話で違います。
通常の通話は「090~」「03〜」みたな番号を入力して通話するものであり、日本国内での通信料は30秒あたり8~33円となっています。携帯キャリアやプランによって通常の通話料は異なるのです。
一方、IP電話はインターネット回線を通じた電話のこと。Skype、LINE通話がIP電話アプリとして有名です。
IP電話は何らかの通話アプリを立ち上げてから相手のユーザーIDあるいは電話番号を選択して通話します。
IP電話を使うと通常の通話でいう「30秒で22円」みたいな使用時間に沿った電話通信料は発生しませんが、データ量を消費します。
データ量の消費とは、モバイルデータ通信やWi-Fiを通じてインターネットを使った際の消費量とお考えください。
当たり前ですが、音声だけで通話するよりも、ビデオ通話のように動画も伴っているほうがデータ量の消費は大きいです。
※モバイルデータ通信とWi-Fiはあとでわかりやすく解説します。ここを工夫すると料金を下げることができるんですよ。

国税庁の電話相談を参考:外部の固定電話に電話するなら固定電話やIP電話で電話するほうが安い場合が多い
通常の通話かけ放題の基本
通常の通話かけ放題は以下の3パターンが基本。
- 〇分までなら何度でも定額かけ放題(準定額)
- 何分でも何回でも定額かけ放題
- 特定の数カ所の電話番号となら定額かけ放題
たとえば各社のかけ放題プランでは海外発着信が対象外。ほかにも対象外はあります。
つまり、かけ放題プランに入っているからといって通話はすべて定額・使い放題ではなく、対象外の分の通話料は支払う必要があるということ。

通信料金の課金パターン(通話料は従量制が強め)
定額かけ放題は通話を多く使う人向けに見えます。
しかし、準定額かけ放題だと月額400~1000円、定額かけ放題だと月額1200~2200円と、通常の通話が多い人にとってコスパは高いです。
その有料オプションは本当に必要?

- 割込通話(通話中にほかの人から電話がかかってきたら、前者を保留にして後者と通話できる)
- フィルタリングサービス(危険なサイトや特定のサイトにアクセスさせない)
- 有料Wi-Fiスポットの利用権
有料オプションは加入初月だけお試しキャンペーンとして無料になる場合がありますが、その解約を忘れると料金の重荷になり続けます。
そのため有料オプションを大して使っていないようならさっさと解除するのもあり。
スマホで次の動作をすると料金がかかる
さて、ここからはモバイルデータ通信とWi-Fiの料金をわかりやすく解説します。
そこでまず押さえておきたいのが、スマホで次のような動作をすると通信料がかかりやすいということ。
- Yahoo!ニュースを見る
- YouTubeで動画を視聴する
- 動画をYouTubeへ投稿する
- メールや画像を送受信する
つまり、インターネットを通じてスマホでデータを送ったり、どこかにアクセスしてデータを受け取ったときに料金がかかるわけです(例外あり)。
とくに動画を見たり動画を送ることは通信量が大きいです。
USBケーブルやBluetoothでデータを近隣の端末と送受信する場合は通信料がかかりません。
スマホで料金がかからないパターン
- スマホ内のカメラを起動して写真を撮る
- スマホ内のメモ帳を起動して文字を入力する
- すでに自分のスマホ内に保存してある画像や動画を見る
上記はデータの送受信がない動作ですから通信料金はかかりません。
上記はスマホをインターネットに接続していなくてもできる動作です。
重要:Wi-Fiとモバイルデータ通信の意味

どんなときにスマホは通信料金がかかるか、なんとなくわかったでしょう。
しかし、以上には重大な例外があります。この例外にどう対処するかで契約すべき料金プランは大きく変わります。
そこで覚えてほしいのが、スマホのインターネット接続にはWi-Fiとモバイルデータ通信の2つがあるということ。
- Wi-Fi
たとえばカフェ内にWi-Fiがあり、そこにつなげると、その人はそのWi-Fi経由でネットに接続できる(Wi-Fiは屋内で使う場合多い) - モバイルデータ通信
各ユーザーが契約した携帯キャリアの基地局という設備を経由した通信(屋内でも屋外でも基地局の圏内であることが通信の絶対要件)
Wi-Fi料金はWi-Fiの所有者が支払う
- Wi-Fiの料金
Wi-Fiの持ち主がまとめて支払う(定額・使い放題である場合が多い) - モバイルデータ通信の料金
各スマホユーザーが契約内容や使用量に応じて個人的に支払う

たとえば、あなたは新幹線の車内や街中で「Free Wi-Fi(フリーワイファイ)」という表示を見たことがあるはず。
このようなWi-Fi経由でインターネットを使った場合、そのWi-Fiの所有者が通信料金を支払います。
新幹線の「Free Wi-Fi」の場合、所有者(契約者)はJRですからJRが通信料金を支払うのです。
要するに他人のWi-Fi経由でスマホを使えば通信料金を節約できるというわけ。
まあ新幹線の料金は乗客が支払っていますから、新幹線のWi-Fiは実質的には乗客が負担しています。
「Free Wi-Fi」はだれでも簡単に接続できるだけにセキュリティは疑わしい場合も結構あります。そのため「Free Wi-Fi」は信頼できるところでしか使うのをおすすめしません。
とくにログインや金融関連の入力はフリーWi-Fiでは行うべきではありません。
通常のWi-Fiを使うにはパスワードが必要
「Free Wi-Fi」はそこらじゅうに都合よく存在しません。
たとえば日本の住宅街ではそこらじゅうにWi-Fiがありますが、それは「Free Wi-Fi」とは違って各家専用のパスワードがないとWi-Fiを利用できません。
基本的に住宅街のWi-Fiは各世帯が有料で契約しているものですから、その世帯内の人以外は使えないのです(住宅街のWi-Fiはフリーではない)。

自宅にWi-Fiを導入する方法
自宅にWi-Fiを導入するには、固定回線(とくに光回線)やホームルーターを契約するのが手っ取り早いです。
※固定回線とは屋外の電信柱にかかっている有線を自宅へと取り込む工事をしてから使えるようになるインターネット回線のこと。地下埋設の場合もあります。
※光回線の月額料金は3500~6500円くらい、ホームルーターの月額料金は5000円が目安。
しかも、ほとんどの光回線は定額制・無制限といって一定の月額料金を支払えばインターネットは使い放題です。
自宅ではスマホのほかにテレビやパソコンでインターネットに接続するにしても光回線の月額料金は変わらず一定です。
モバイルデータ通信の料金はWi-Fiとは違う
次はモバイルデータ通信について。
モバイルデータ通信とは各ユーザーが契約した携帯キャリアの基地局経由で行う通信のこと。
ドコモ回線で契約したスマホならドコモの基地局経由で通信するのが基本です。
各ユーザーは基地局の圏内であれば屋内・自宅内でも屋外・自宅外でも通信できます。

街中にある携帯キャリアの基地局(山奥、海、離島などは基地局が少ない)
モバイル(mobile)とは移動式という意味。モバイルデータ通信はスマホのような携帯できる機器向けの通信です。
いわゆる4G(フォージー)や5G(ファイブジー)というのはモバイルデータ通信の世代を意味します。
4Gが第4世代、5Gが第5世代であり、5Gのほうが通信速度が上。
5G対応の基地局の圏内で5G対応の端末があれば5G通信が使えます。

携帯キャリアの基地局の電波は半径数十~数キロメートル届く
携帯キャリアの基地局は4つある
日本国内で携帯キャリアの基地局は、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天のどれか。

ドコモならドコモ回線、auならau回線、ソフトバンクならソフトバンク回線、楽天なら楽天回線と呼ばれます。
複数の回線を自動で使い分ける場合もあるんですよ。
モバイルデータ通信:スマホの契約ギガが重要
Wi-Fiには同時に何台もの端末がインターネットに接続でき、その料金はWi-Fiの持ち主が支払うものでした(新幹線ならJR、自宅なら家主が支払う)。
しかもWi-Fiの料金は基本的に定額で使い放題であるため「動画は通信するデータ量が多いから通信料に気をつけなくちゃ」とか考える必要がほとんどありません。
しかし、モバイルデータ通信の料金体系はWi-Fiとは違って個人ごとの使用量に合ったプランを個人ごとに契約します。

たとえば、あなたは家電量販店や携帯ショップで上記のような表示を見たことがあるはず。
その画像の右端の「1628円、3GB/月」は「1か月あたり1628円で3GB(3ギガバイト)という通信量までモバイルデータ通信ができる」ということを意味します。
これがいわゆる「ギガ」です。
最近では「3GBまで使った月は1000円」「10GBまで使った月は2000円」などと可変的な料金を自動で適用するプランもあります。
3GBでできること:モバイルデータ通信料はスマホの基本料金に近い
- 文字ばかりのニュース閲覧=約1万ページ
- 画像や広告がそれなりにあるページの閲覧=約1000~2000ページ
- 文字ばかりのメール送受信=60万通
- 画像の送受信=約1000枚(画質が高いと送受信できる枚数はもっと少なくなる)
- YouTube(標準画質)の視聴=5~7時間
- 音楽ストリーミング(映像なし)=33時間
- LINEの音声通話=160時間
1か月でモバイルデータ通信量3GBは、モバイルデータ通信で動画をよく見る人にとっては明らかに少ないですが、モバイルデータ通信で動画を見ない人にとってはちょうどいいくらい。
もちろん契約するモバイルデータ通信量(ギガ)が大きくなるほど月額料金は上がりますから、自分の使用量に合ったプランを選ぶことが大切です。
たとえば「1か月あたり1628円で3GBまでモバイルデータ通信ができるプラン」を契約している場合、スマホをまったく使わないとしても1628円は支払わなければなりません(例外あり)。
その意味ではモバイルデータ通信料は基本料金に近いです。

自分が契約しているキャリアにログインするとデータ通信量をどのくらい使っているかわかる

通信制限と無制限の意味:補う手段あり
もし「1か月あたり1628円で3GBまでモバイルデータ通信ができるプラン」に入っていて、ある1か月のうちにモバイルデータ通信量が3GBを超えると通信速度は明らかに遅くなります。
この状態を「通信制限」といいます。
逆にモバイルデータ通信をどれだけ使っても通信料は定額で通信制限があまりかからないプランは「無制限」と呼ばれます。
無制限プランは安くて有名な楽天モバイルで3000円ちょっとします。
※無制限プランだったり通信制限がかかっていない状態だとしても、契約しているキャリアの回線が混雑していると通信速度は遅くなったりします。
※無制限とはいっても有料オプションは別料金になるのが基本。

←Androidの接続設定、→iPhoneの接続設定
モバイルデータ通信の特徴まとめ

SIMカードの意味はもう少しあとで解説
- モバイルデータ通信の料金はスマホの契約者が個別に支払う
- Wi-Fiがない環境でも使える(基地局の圏内であれば自宅や街中、海岸などでも使える)
- 最近のスマホは何か設定をしない限りWi-Fi経由を優先してインターネットに接続する仕組み(Wi-Fiのほうが安上がりだから)
- 動画やゲームはデータ通信量が大きいから要注意
- モバイルデータ通信には通信制限があるが、データチャージやデータ繰り越しなどで補える※
データチャージでおかわり
※1か月間の途中でモバイルデータ通信容量が足りなくなっても、追加分のデータ容量を有料でおかわりできます。これを「データチャージ」といいます。
もし契約したデータ容量を使い切って低速化したとしても(=通信制限)、データチャージすれば元の通信速度に戻ります。
あるいはデータ容量を使い切って低速化しても次の月(毎月1日)に入ると低速化は自動解除され元の速度に戻り、3GBプランならまた3GBからのデータ消費がカウントされ始めます。

データチャージの例
データ繰り越しがある業者は限られる
※1か月間が終わってデータ容量が余ったら、それを翌月のデータ容量に追加できる事業者もあります。これは「データ繰り越し」と呼ばれます。
データ繰り越しは月々の使用量に大きな差がある人におすすめ。

データ繰り越しの例
データギフト、データシェアの意味
※「データギフト」といって同じ通信事業者に加入している家族間でデータ容量を贈りあえるサービスを設けている事業者もあります。
基本的にデータチャージはどの事業者でもありますが、データ繰り越しとデータギフトはあるなしが分かれています。
データシェアといって複数の端末でデータ容量をシェアできるサービスも一部にあります。
データフリー(カウントフリー)の意味
たとえばモバイルデータ通信でLINEをやるとモバイルデータ通信容量を消費します。
しかし、LINEMOという通信キャリアに加入するとモバイルデータ通信でLINEをやってもモバイルデータ通信容量を消費しません。
このように特定のサービス利用時にモバイルデータ通信容量を消費しないサービスを「データフリー(カウントフリー)」といいます。
契約するモバイルデータ通信容量の目安
| 自宅に固定回線や ホームルーターがない |
自宅に固定回線か ホームルーターがある |
|
| モバイルデータ通信で動画をよく見る (≒Wi-Fiがない場所で動画をよく見る) |
30~100GB、無制限 | 20~30GB |
| モバイルデータ通信で動画をぼちぼち見る | 10~30GB | 10~20GB |
| モバイルデータ通信で動画をあまり見ない (≒Wi-Fiがない場所で動画をあまり見ない) |
3~10GB | 1~10GB |
固定回線とは光回線やCATV回線(ケーブルテレビ回線)のように自宅に有線を引いてインターネットに接続する回線のこと。これによって自宅にWi-Fiが環境ができ上がります。
光回線は高品質の有線であるため(自宅外では有線だが、自宅内では無線で接続可)通信速度はモバイルデータ通信よりも速くて安定しています。
- 1GB
かなり少ない。メールやGoogle検索ばかりなら間に合うかも。スマホをあまり使わない人向け。 - 3GB
少なめ。自宅に固定回線があって自宅外で動画を見ないなら間に合いやすい。 - 5~10GB
自宅に固定回線があって自宅外で動画を見ないなら少し余るかも。自宅に固定回線がなくて動画をよく見るなら明らかに足りない。 - 20GB
動画視聴やゲームをモバイルデータ通信でぼちぼち行う人向け。 - 50GB超、無制限
動画視聴やゲームをモバイルデータ通信でよく行う人向け。

日本人の平均的なモバイルデータ使用量(1か月間の統計)
※↑のグラフについて世間ではデータ容量3GBで間に合う人がスマホユーザー全体の半分くらいを占めます。4~20GBの人もまあまあ多いです。20GB超~100GB以上を使う人は分散しています。
自宅に固定回線やホームルーターがある人はモバイルデータ通信容量の契約は少なめで、自宅に固定回線やホームルーターがない人は多めを意識しましょう。
20GB以上や無制限のような大容量プランが必要な人は動画やゲームのヘビーユーザーですから、なんとなく自覚があるはず。
それ以外の人は3~20GBでいろいろ試してみて自分に合った容量を選ぶと安上がりですよ。1か月単位でプランの変更もできます。

SIMカードの意味:モバイルデータ通信を使うのに必要

標準SIM、nanoSIM、microSIM(SIMカードはサイズが3種類あり、家に届いた当初は3つが一体化している)
モバイルデータ通信を使うにはSIMカード(シムカード)というチップが必要です。
SIMカードには加入者を特定する情報(識別番号や電話番号)が記録されています。このSIMカードの情報をもとに料金を支払います。
「携帯キャリアを契約する=スマホ内にSIMカードをつける=自分専用の電話番号がもてる=モバイルデータ通信が使える」といってもいいくらい。
自動車を動かすにはカギが必要なように、スマホでモバイルデータ通信を使うのにもSIMカードが必要なのです。

「Free Wi-Fi」ならパスワードはあってないようなもの
eSIMは知識のある人向け
SIMカードには上記のようにスマホにカードとして物理的に抜き差しするタイプと、eSIM(イーシム)というタイプとがあります。
物理的に抜き差しするSIMカードを選んだ場合、契約したSIMカードを装着して設定することでスマホは利用開始となります。
SIMカードはオンラインで契約した場合、その数日後に届きます。
次にeSIMとはSIMカードの機能をスマホに内蔵しているタイプのこと。
eSIMはオンライン経由で契約情報を書き換えられますし紛失や破損の心配もありません。
そういった便利な面がある一方で、eSIMは取り扱う事業者や対象機種が少なく、機種変更がちょっと面倒だというデメリットもあります。
要するにeSIMはスマホ知識が結構ある人向けですから、スマホ知識に自信のない人は物理的なSIMカードをおすすめします。
音声通話SIMとデータSIM
SIMカードの機能は「モバイルデータ通信」「音声通話(通常の通話)」「SMS」の3つが基本。
- 音声通話とは電話回線を経由した通話
- SMSとは電話番号だけで他人に短いメールを送れる機能
SMSは本人の確認・認証でよく使われています。
SMS通信料は文字数に応じた料金体系となっており、送信側のみが料金を負担します。
SMS通信料はこの記事で紹介している事業者だと1通70文字で3円、1通400文字で20円が目安。
SIMカードは次の3パターンある
- 音声通話SIM+SMS(最も基本的なSIMカード)
- データSIMのみ
- データSIM+SMS
音声通話SIMには加入者の電話番号が記録されており、電話機能とモバイルデータ通信の両方が利用できます。
データSIMはモバイルデータ通信専用のSIMカードです。データSIMで電話回線を経由した通常の通話はできません。
ただし、データSIMでもLINEやSkypeといった通話アプリ(IP電話)を利用した音声通話は可能。
110番や119番はApp StoreやGoogle Playにある「緊急通報ナビ」というアプリ経由でできます。
データSIMは安いのですが、通話は不自由であるため世間一般では音声通話SIMに人気があります。
要するにスマホに慣れていない初心者は音声通話SIMがおすすめ。
データSIMは2回線目・2台目やLTE対応ノートPC(テザリングも解説)に使うのが基本路線です。
通信料は時間、量、段階的な上限、定額のいずれかで課せられる

SMSは1回あたり数円~数十円ですし多用する個人は少ないでしょうが、通話料と同じで使用量に比例することは確かです。
モバイルデータ通信料について昔は使ったデータ量に応じた料金でしたから、使いすぎるととんでもない料金を請求されました。
しかし、今の主流は「1か月につき3GBまでなら1000円、20GBまでなら3000円」というような段階的な料金体系であり、使用上限に達したときは強制的に通信制限が入りますから安全性が上がっています。
オートチャージをONにするとモバイルデータ通信の残量が自動で追加される点にはご注意を。
オートチャージの回数はキャリアによっては上限をつけられます。
キャリアメールがなくても大丈夫

各社の安い料金プランは基本的にキャリアメールがありません。
キャリアメールとは携帯キャリア(基本的に大手)が自社ドメインで提供するメールアドレスのこと。
- ドコモ
~@docomo.ne.jp - au
~@ezweb.ne.jp - ソフトバンク
~@softbank.ne.jp
自社ドメインとは上記のように@の後ろ、ne.jpの前に携帯キャリアの名前が入る形のメールアドレスとお考えください。
昔はキャリアメールでしか利用できないサイトがあったのですが、現在ではそんなサイトは消え失せました。
今のユーザーはLINEやフリーメール(Yahoo!メール、GoogleのGmailなど)を使う率が高くなっており、サイト側としてもフリーメールに対応しています。
LINEもフリーメールもだれでも無料で簡単に利用できますから、キャリアメールの必要性はほとんどありません。
ただ、今までキャリアメールを使ってきた人がフリーメールに変える場合、さまざまなウェブサイトの登録内容をキャリアメールからフリーメールに変えるのがちょっと面倒ではあります…。
※諸外国ではフリーメールを使うのが定着しています。
※日本ではキャリアメールを使える有料オプションもあります。
ローミングの意味

携帯キャリアの基地局の下側にある設備
ローミングとは、ある携帯キャリアはエリア外だとしても、そこと提携している携帯キャリアがエリア内であれば、エリア内のほうのキャリアの設備を使って通信できること。
たとえば海外ローミングに対応している事業者に日本で加入して海外に行くと、現地の提携キャリアの設備を使って通信できるのです。
ちなみに楽天モバイルは新興ゆえのエリアの狭さをカバーするために日本国内の一部でKDDIの回線を借りてサービスを提供しています。
これもローミングの例ですが、楽天のローミングは縮小中(楽天独自の設備を増強中)。
今回のまとめ

- Wi-Fiは自宅や図書館など建物ごとに設置するインターネット回線
- Wi-Fiの料金はWi-Fiの契約者(所有者)が支払うから、スマホをWi-Fi経由で使うと通信料を節約できる
- 光回線の料金はちょっと高いが、自宅に光回線を導入すると自宅ではスマホを含めて何台もの端末がインターネット使い放題になる
- モバイルデータ通信の料金はスマホの契約者が個別に支払う
- 通話やSMSは使った時間や量に応じて料金が増えるが、モバイルデータ通信料はデータチャージしない限り一定額になりやすい
- モバイルデータ通信はWi-Fiがない環境でも使える(基地局の圏内であれば自宅や街中でも使える)
- 動画やゲームはデータ量が大きいからモバイルデータ通信で使う際は要注意
- 1回線目としては音声通話SIMがおすすめ
- データSIMは安いが、2回線目のスマホやLTE対応ノートPC向け
- キャリアメールはなくても大丈夫
