「スマホ料金って複雑でわかりにくい」という疑問・不満をお持ちの人は多いでしょう。
そこで今回は、記事前半でスマホ料金の大まかな仕組み、そして記事後半でおすすめ携帯キャリア(スマホ料金プラン)の選び方をわかりやすく解説します。
SIMカード、データチャージ、データ繰り越し、データギフト、データフリーみたいな専門用語もまとめて解説しますよ。
このあたりはまとめて知るほうが効率的ですし契約先を選ぶのにも役立ちます。
スマホキャリアを選ぶ際のポイント
- 料金体系を理解し各社プランのうち自分に合うプランを選ぶかが最も重要(安いけど使いにくい会社もある)
- 自分の生活圏で電波が安定しているキャリアを選ぶ(地域によってズレがある)
- 店頭サポートを必要とするか(店頭サポートがあるプランのほうが料金は高くなりやすいが例外あり)
- 経済圏の還元ポイントを重視するならそのポイント系列のキャリアに入るほうがお得(たとえば楽天ポイントをよく使うなら楽天モバイル)
- 自宅に光回線かホームルーターを引くなら、会社系列は合わせるほうがお得だが例外あり(たとえばドコモのスマホ回線と光回線でセット割)
- iPhoneだろうがAndroidスマホだろうが、機種との関係ではキャリアの選び方に違いはほぼない(昔は少し違った)
スマホ料金を安くする方法
- 大手キャリアの安いブランド、格安SIMを契約しよう
- モバイルデータ通信でとくに動画を見すぎているならWi-Fiも利用しよう
- 通話料がかさんでいるならWi-Fi通話を使うか、かけ放題プランを検討しよう
- 端末の性能が高すぎるなら、もう少しスペックを落とした端末にしよう
- 使っていない有料オプションがあるなら見直そう
- データ通信専用SIMを契約するおもに2回線目やLTEノートPC向けの策であり、スマホ1回線目にはおすすめしない(後述)
タップできるもくじ
携帯キャリアの選び方【わかりやすい料金の仕組みとチャート】
まずスマホ料金はどんな仕組みになっているか見ていきましょう。
スマホ料金は次の3つからなる(端末代は別)
- モバイルデータ通信料わかりにくいですが、現代ではスマホの基本料金に近い位置づけ。あとでわかりやすく解説します。
- 電話回線の通話料通話にかかる料金。かけ放題プランあり。日本では電話をかけた側が負担(着信側が負担する国もある)。
- 有料オプションたとえば留守番電話サービスや雑誌見放題などユーザーが自由に取捨選択できる追加的なサービス料。
※キャリア決済は本来の通信料金ではないので除外します。
事務手数料と端末代は別枠
- 事務手数料
- 端末代(iPhoneのようなスマホ機種の費用)
- ユニバーサルサービス料(だれでも毎月2円)
- 違約金(撤廃されつつある)
スマホ料金には上記も一応あります。
基本的に事務手数料は初回手続きについてのみ発生します。
初回の事務手数料は実店舗での手続きだと2000~4000円が目安で、オンラインだと無料~1500円というようにオンラインが安いです。
ユニバーサルサービス料とは公衆電話や緊急通報、そして僻地でのサービス提供のために使われる公的な費用です。
110番のような緊急通報は無料に見えますが実は無料ではありません。
端末代の要点
端末代は一括払いと分割払いがあり、一括払いを選んで済ませたら端末代は請求されません。
Amazonなどで端末だけを購入してから別のサイトで回線契約するという手もあります。中古の中にも使えるモノは結構あります。
もちろん手元にすでにスマホがあって回線に対応しているのであれば、それを使い続けるのもあり。
端末代について分割払いを選ぶと月額料金に分割・加算される形で代金を支払います。
ちなみに端末代は回線(携帯キャリア)と同時に契約したほうが割引してくれる場合がよくあります。
※たとえば10万円の価値があるスマホ端末は、購入から2年後には5万円の中古価値があるとします。それを2年後のタイミングで返却すれば(売れば)消費者が支払う端末代は実質5万円になります。激安端末の価格の横に「実質」と書いてあるのはこれが主因。
通話料の要点
国内通話料は以下の2大パターンが基本。
- かけ放題に入っていない人通常の通話料の合計を支払う
- かけ放題に入っている人かけ放題料金+通常の通話料の合計を支払う
通常の通話料は30秒あたり8~33円となっています。
無料通話がついているなら、その分は差し引いて考えましょう。
通話のかけ放題の基本
通話のかけ放題は以下の3パターンが基本。
- 〇分までなら何度でも定額かけ放題(準定額)
- 何分でも何回でも定額かけ放題
- 特定の数カ所の電話番号となら定額かけ放題
たとえば各社のかけ放題プランでは海外発着信が対象外。ほかにも対象外はあります。
つまり、かけ放題プランに入っているからといって通話はすべて定額・使い放題ではなく、対象外の分の通話料は支払う必要があるということ。
定額かけ放題は通話を多く使う人向け。そうでないと割高になる場合も多いです。
のちのち解説するWi-Fiを経由した通話なら、もっと低コストで利用できますよ。
その有料オプションは本当に必要?
有料オプションは加入初月だけお試しキャンペーンとして無料になる場合がありますが、その解約を忘れると料金の重荷になり続けます。
そのため有料オプションを大して使っていないようならさっさと解除するのもあり。
スマホで次の動作をすると料金がかかる
さて、ここからはモバイルデータ通信料をわかりやすく解説します。
そこでまず押さえておきたいのが、スマホで次のような動作をすると通信料がかかりやすいということ。
- Yahoo!ニュースを見る
- YouTubeで動画を視聴する
- 動画をYouTubeへ投稿する
- メールや画像を送受信する
つまり、インターネットを通じてスマホでデータを送ったり、どこかにアクセスしてデータを受け取って見たときに料金がかかるわけです(例外あり)。
とくに動画を見たり動画を送ることは通信量が大きいです。
USBケーブルやBluetoothでデータを近隣の端末と送受信する場合は通信料がかかりません。
スマホで料金がかからないパターン
- スマホ内のカメラを起動して写真を撮る
- スマホ内のメモ帳を起動して文字を入力する
- すでに自分のスマホ内に保存してある画像や動画を見る
上記はデータの送受信がない動作ですから通信料金はかかりません。
上記はスマホをインターネットに接続していなくてもできる動作です。
重要:Wi-Fiとモバイルデータ通信の意味
どんなときにスマホは通信料金がかかるか、なんとなくわかったでしょう。
しかし、以上には重大な例外があります。この例外にどう対処するかで契約すべき料金プランは大きく変わります。
そこで覚えてほしいのが、スマホのインターネット接続にはWi-Fiとモバイルデータ通信の2つがあるということ。
- Wi-Fiたとえばカフェ内にWi-Fiがあると、その中にいる人たちはそのWi-Fi経由で同時にネットに接続できる(Wi-Fiは屋内で使う場合多い)
- モバイルデータ通信各ユーザーが契約した携帯キャリアの基地局という設備を経由した通信(屋内でも屋外でも基地局の圏内であることが通信の絶対要件)
Wi-Fi料金はWi-Fiの所有者が支払う
- Wi-Fiの料金Wi-Fiの持ち主がまとめて支払う(定額・使い放題である場合が多い)
- モバイルデータ通信の料金各スマホユーザーが契約内容や使用量に応じて個人的に支払う
たとえば、あなたは新幹線の車内や街中で「Free Wi-Fi(フリーワイファイ)」という表示を見たことがあるはず。
このようなWi-Fi経由でインターネットを使った場合、そのWi-Fiの所有者が通信料金を支払います。
新幹線の「Free Wi-Fi」の場合、所有者(契約者)はJRですからJRが通信料金を支払うのです。
要するに他人のWi-Fi経由でスマホを使えば通信料金を節約できるというわけ。
まあ新幹線の料金は乗客が支払っていますから、新幹線のWi-Fiは実質的には乗客が負担しています。
「Free Wi-Fi」はだれでも簡単に接続できるだけにセキュリティは疑わしい場合も結構あります。そのため「Free Wi-Fi」は信頼できるところでしか使うのをおすすめしません。
とくにログインや金融関連の入力はフリーWi-Fiでは行うべきではありません。
通常のWi-Fiを使うにはパスワードが必要
「Free Wi-Fi」はそこらじゅうに都合よく存在しません。
たとえば日本の住宅街ではそこらじゅうにWi-Fiがありますが、それは「Free Wi-Fi」とは違って各家専用のパスワードがないとWi-Fiを利用できません。
基本的に住宅街のWi-Fiは各世帯が有料で契約しているものですから、その世帯内の人以外は使えないのです(住宅街のWi-Fiはフリーではない)。
自宅にWi-Fiを導入する方法
自宅にWi-Fiを導入するには、固定回線(とくに光回線)やホームルーターを契約するのが手っ取り早いです。
※固定回線とは屋外の電信柱にかかっている有線を自宅へと取り込む工事をしてから使えるようになるインターネット回線のこと。地下埋設の場合もあります。
※光回線の月額料金は3500~6500円くらい、ホームルーターの月額料金は5000円が目安。
しかも、ほとんどの光回線は定額制・無制限といって一定の月額料金を支払えばインターネットは使い放題です。
自宅ではスマホのほかにテレビやパソコンでインターネットに接続するにしても光回線の月額料金は変わらず一定です。
モバイルデータ通信の料金はWi-Fiとは違う
次はモバイルデータ通信について。
モバイルデータ通信とは各ユーザーが契約した携帯キャリアの基地局経由で行う通信のこと。
ドコモ回線で契約したスマホならドコモの基地局経由で通信するのが基本です。
各ユーザーは基地局の圏内であれば屋内・自宅内でも屋外・自宅外でも通信できます。
モバイル(mobile)とは移動式という意味。モバイルデータ通信はスマホのような携帯できる機器向けの通信です。
いわゆる4G(フォージー)や5G(ファイブジー)というのはモバイルデータ通信の世代を意味します。
4Gが第4世代、5Gが第5世代であり、5Gのほうが通信速度が上。
5G対応の基地局の圏内で5G対応の端末があれば5G通信が使えます。
携帯キャリアの基地局は4つある
日本国内で携帯キャリアの基地局は、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天のどれか。
ドコモならドコモ回線、auならau回線、ソフトバンクならソフトバンク回線、楽天なら楽天回線と呼ばれます。
複数の回線を自動で使い分ける場合もあるんですよ。
モバイルデータ通信:スマホの契約ギガが重要
Wi-Fiには同時に何台もの端末がインターネットに接続でき、その料金はWi-Fiの持ち主が支払うものでした(新幹線ならJR、自宅なら家主が支払う)。
しかもWi-Fiの料金は基本的に定額で使い放題であるため「動画は通信するデータ量が多いから通信料に気をつけなくちゃ」とか考える必要がほとんどありません。
しかし、モバイルデータ通信の料金体系はWi-Fiとは違って個人ごとの使用量に合ったプランを個人ごとに契約します。
たとえば、あなたは家電量販店や携帯ショップで上記のような表示を見たことがあるはず。
その画像の右端の「1628円、3GB/月」は「1か月あたり1628円で3GB(3ギガバイト)という通信量までモバイルデータ通信ができる」ということを意味します。
これがいわゆる「ギガ」です。
3GBでできること:モバイルデータ通信料はスマホの基本料金に近い
- 文字だけのニュース閲覧=約8000ページ
- 文字だけのメール送受信=30万通
- 画像の送受信=約1000枚(画質が高いと送受信できる枚数はもっと少なくなる)
- YouTube(HD画質)の視聴=90分〜3時間
1か月でモバイルデータ通信量3GBは、モバイルデータ通信で動画をよく見る人にとっては明らかに少ないですが、モバイルデータ通信で動画を見ない人にとってはちょうどいいくらい。
もちろん契約するモバイルデータ通信量(ギガ)が大きくなるほど月額料金は上がりますから、自分の使用量に合ったプランを選ぶことが大切です。
たとえば「1か月あたり1628円で3GBまでモバイルデータ通信ができるプラン」に入っている場合、スマホをまったく使わないとしても1628円は支払わなければなりません(例外あり)。
その意味ではモバイルデータ通信料は基本料金に近いです。
通信制限と無制限の意味:補う手段あり
もし「1か月あたり1628円で3GBまでモバイルデータ通信ができるプラン」に入っていて、ある1か月のうちにモバイルデータ通信量が3GBを超えると通信速度は明らかに遅くなります。
この状態を「通信制限」といいます。
逆にモバイルデータ通信をどれだけ使っても通信料は定額で通信制限があまりかからないプランは「無制限」と呼ばれます。
無制限プランは楽天モバイルで3000円ちょっとします。
※無制限プランだったり通信制限がかかっていない状態だとしても、契約しているキャリアの回線が混雑していると通信速度は遅くなったりします。
※無制限とはいっても有料オプションは別料金になるのが基本。
モバイルデータ通信の特徴まとめ
- モバイルデータ通信の料金はスマホの契約者が個別に支払う
- Wi-Fiがない環境でも使える(基地局の圏内であれば自宅や街中、海岸などでも使える)
- 最近のスマホは何か設定をしない限りWi-Fi経由を優先してインターネットに接続する仕組み(Wi-Fiのほうが安上がりだから)
- 動画やゲームはデータ通信量が大きいから要注意
- 通信制限があるが、データチャージやデータ繰り越しなどで補える
データチャージでおかわり
※1か月間の途中でモバイルデータ通信容量が足りなくなっても、追加分のデータ容量を有料でおかわりできます。これを「データチャージ」といいます。
もし契約したデータ容量を使い切って低速化したとしても(=通信制限)、データチャージすれば元の通信速度に戻ります。
あるいは次の月(毎月1日)に入ると低速化は自動解除され元の速度に戻り、3GBプランならまた3GBからのデータ消費がカウントされ始めます。
データ繰り越しがある業者は限られる
※1か月間が終わってデータ容量が余ったら、それを翌月のデータ容量に追加できる事業者もあります。これは「データ繰り越し」と呼ばれます。
データ繰り越しは月々の使用量に大きな差がある人におすすめ。
データギフト、データシェアの意味
※「データギフト」といって同じ通信事業者に加入している家族間でデータ容量を贈りあえるサービスを設けている事業者もあります。
基本的にデータチャージはどの事業者でもありますが、データ繰り越しとデータギフトはあるなしが分かれています。
データシェアといって複数の端末でデータ容量をシェアできるサービスも一部にあります。
データフリー(カウントフリー)の意味
たとえばモバイルデータ通信でLINEをやるとモバイルデータ通信容量を消費します。
しかし、LINEMOという通信キャリアに加入するとモバイルデータ通信でLINEをやってもモバイルデータ通信容量を消費しません。
このように特定のサービス利用時にモバイルデータ通信容量を消費しないサービスを「データフリー(カウントフリー)」といいます。
契約するモバイルデータ通信容量の目安
自宅に固定回線や ホームルーターがない |
自宅に固定回線か ホームルーターがある |
|
モバイルデータ通信で動画をよく見る (≒Wi-Fiがない場所で動画をよく見る) |
20~100GB、無制限 | 20GB前後 |
モバイルデータ通信で動画をあまり見ない (≒Wi-Fiがない場所で動画をあまり見ない) |
3~10GB | 1~3GB |
固定回線とは光回線やCATV回線(ケーブルテレビ回線)のように自宅に有線を引いてインターネットに接続する回線のこと。
- 1GBかなり少ない。メールやGoogle検索ばかりなら間に合うかも。一部でしか選べないプラン。
- 3GB少なめ。自宅に固定回線があって自宅外で動画を見ないなら間に合いやすい。
- 5~10GB自宅に固定回線があって自宅外で動画を見ないなら少し余るかも。自宅に固定回線がなくて動画をよく見るなら明らかに足りない。
- 20GB動画視聴やゲームをモバイルデータ通信でぼちぼち行う人向け。
- 20GB超、無制限動画視聴やゲームをモバイルデータ通信でよく行う人向け。
※↑のグラフについて世間ではデータ容量3GBで間に合う人がスマホユーザー全体の半分くらいを占めます。4~20GBの人もまあまあ多いです。20GB超~100GB以上を使う人は少なめですし分散しています。
自宅に固定回線やホームルーターがある人はモバイルデータ通信容量は少なめで、自宅に固定回線がない人は多めを意識しましょう。
20GB以上や無制限のような大容量プランが必要な人は動画やゲームのヘビーユーザーですから、なんとなく自覚があるはず。
それ以外の人は3~20GBでいろいろ試してみて自分に合った容量を選ぶと安上がりですよ。1か月単位でプランの変更もできます。
SIMカードの意味:モバイルデータ通信を使うのに必要
モバイルデータ通信を使うにはSIMカード(シムカード)というチップが必要です。
SIMカードには加入者を特定する情報(識別番号や電話番号)が記録されています。このSIMカードの情報をもとに料金を支払います。
「携帯キャリアを契約する=スマホ内にSIMカードをつける=自分専用の電話番号がもてる=モバイルデータ通信が使える」といってもいいくらい。
自動車を動かすにはカギが必要なように、スマホでモバイルデータ通信を使うのにもSIMカードが必要なのです。
eSIMは知識のある人向け
SIMカードには上記のようにスマホにカードとして物理的に抜き差しするタイプと、eSIM(イーシム)というタイプとがあります。
物理的に抜き差しするSIMカードを選んだ場合、契約したSIMカードを装着して設定することでスマホは利用開始となります。
SIMカードはオンラインで契約した場合、その数日後に届きます。
次にeSIMとはSIMカードの機能をスマホに内蔵しているタイプのこと。
eSIMはオンライン経由で契約情報を書き換えられますし紛失や破損の心配もありません。
そういった便利な面がある一方で、eSIMは取り扱う事業者や対象機種が少なく、機種変更がちょっと面倒だというデメリットもあります。
要するにeSIMはスマホ知識が結構ある人向けですから、スマホ知識に自信のない人は物理的なSIMカードをおすすめします。
音声通話SIMとデータSIM
SIMカードの機能は「モバイルデータ通信」「音声通話」「SMS」の3つが基本。
- 音声通話とは電話回線を経由した通話
- SMSとは電話番号だけで他人に短いメールを送れる機能
SMSは本人の確認・認証でよく使われています。
SMS通信料は文字数に応じた料金体系となっており、送信側のみが料金を負担します。
SMS通信料はこの記事で紹介している事業者だと1通70文字で3円、1通400文字で20円が目安。
SIMカードは次の3パターンある
- 音声通話SIM+SMS(最も基本的なSIMカード)
- データSIMのみ
- データSIM+SMS
音声通話SIMには加入者の電話番号が記録されており、電話機能とモバイルデータ通信の両方が利用できます。
データSIMはモバイルデータ通信専用のSIMカードです。データSIMで電話回線を経由した通話はできません。
ただし、データSIMでもLINEやSkypeといった通話アプリを利用した音声通話は可能。
110番や119番はApp StoreやGoogle Playにある「緊急通報ナビ」というアプリ経由でできます。
データSIMは安いのですが、通話は不自由であるため世間一般では音声通話SIMに人気があります。
要するにスマホに慣れていない初心者は音声通話SIMがおすすめ。
データSIMは2回線目・2台目やLTE対応ノートPC(テザリングも解説)に使うのが基本路線です。
通信料は時間、量、段階的な上限、定額のいずれかで課せられる
SMSは1回あたり数円~数十円ですし多用する個人は少ないでしょうが、通話料と同じで使用量に比例することは確かです。
モバイルデータ通信料について昔は使ったデータ量に応じた料金でしたから、使いすぎるととんでもない料金を請求されました。
しかし、今の主流は「1か月につき3GBまでなら1000円、20GBまでなら3000円」というような段階的な料金体系であり、使用上限に達したときは強制的に通信制限が入りますから安全性が上がっています。
オートチャージをONにするとモバイルデータ通信の残量が自動で追加される点にはご注意を。
オートチャージの回数はキャリアによっては上限をつけられます。
キャリアメールがなくても大丈夫
各社の安い料金プランは基本的にキャリアメールがありません。
キャリアメールとは携帯キャリア(基本的に大手)が自社ドメインで提供するメールアドレスのこと。
- ドコモ~@docomo.ne.jp
- au~@ezweb.ne.jp
- ソフトバンク~@softbank.ne.jp
自社ドメインとは上記のように@の後ろ、ne.jpの前に携帯キャリアの名前が入る形のメールアドレスとお考えください。
昔はキャリアメールでしか利用できないサイトがあったのですが、現在ではそんなサイトは消え失せました。
今のユーザーはLINEやフリーメール(Yahoo!メール、GoogleのGmailなど)を使う率が高くなっており、サイト側としてもフリーメールに対応しています。
LINEもフリーメールもだれでも無料で簡単に利用できますから、キャリアメールの必要性はほとんどありません。
ただ、今までキャリアメールを使ってきた人がフリーメールに変える場合、知人にフリーメールに変わった旨を連絡して、きちんと変更してもらったのか確認するのがちょっと面倒ではあります…。
※諸外国ではフリーメールを使うのが定着しています。
※日本ではキャリアメールを使える有料オプションもあります。
ローミングの意味
ローミングとは、ある携帯キャリアはエリア外だとしても、そこと提携している携帯キャリアがエリア内であれば、エリア内のほうのキャリアの設備を使って通信できること。
たとえば海外ローミングに対応している事業者に日本で加入して海外に行くと、現地の提携キャリアの設備を使って通信できるのです。
ちなみに楽天モバイルは新興ゆえのエリアの狭さをカバーするために日本国内の一部でKDDIの回線を借りてサービスを提供しています。
これもローミングの例ですが、楽天のローミングは縮小中(楽天独自の設備を増強中)。
ここまでの重要事項のまとめ
- Wi-Fiは自宅や図書館など建物ごとに設置するインターネット回線
- Wi-Fiの料金はWi-Fiの契約者(所有者)が支払うから、スマホをWi-Fi経由で使うと料金を節約できる
- 光回線の料金はちょっと高いが、自宅に光回線を導入すると自宅ではスマホを含めて何台もの端末がインターネット使い放題になる
- モバイルデータ通信の料金はスマホの契約者が個別に支払う
- 通話やSMSは使った時間や量に応じて料金が増えるが、モバイルデータ通信料はデータチャージしない限り一定額になりやすい
- モバイルデータ通信はWi-Fiがない環境でも使える(基地局の圏内であれば自宅や街中でも使える)
- 動画やゲームはデータ量が大きいからモバイルデータ通信で使う際は要注意
- 1回線目としては音声通話SIMがおすすめ
- データSIMは安いが、2回線目のスマホやLTE対応ノートPC向け
- キャリアメールはなくても大丈夫
おすすめ携帯キャリア【格安スマホはどこがいい?】
ここからは具体的にどの通信事業者を選ぶか見ていきましょう。
スマホ通信を提供する会社は何十社もありますが、大きく3種類に分類できますから、まずは大まかな特徴を知るのが大事。
- MNO(大手キャリア)ドコモ、au、ソフトバンク
- MNO系列の安いブランドドコモのahamoとirumo、KDDIのpovoとUQモバイル、ソフトバンクのLINEMOとワイモバイル
- MVNOHISモバイル、IIJmio、mineoなど多数
MNOとはモバイルデータ通信向けの設備を自社で保有しサービス提供する事業者のこと。
従来のMNOは月額料金が高かったのですが、現在ではMNO系列の安いブランドが躍進しています。
とくにオンライン専用プランは実店舗のような人件費や不動産費用が大きくかかっていないため安くできるのです。
MVNOとはMNOの回線を借りてサービスを提供する通信事業者のこと。
MVNOも実店舗があまりなく格安路線を基本としています。
MVNOの事業者は知名度が低いですが、MNOの回線を借りて事業を展開しているように一定水準の通信品質はあります。
MNO系列の安いブランドや格安スマホがおすすめ
ドコモ au ソフトバンク (MNO) |
ahamo UQモバイル LINEMO (MNO系列の安いブランド) |
その他格安SIM全般 (MVNO) |
|
取り扱っている端末の種類 | 多い (端末割引もある) |
少ない (自分で外部店で買ってもいい) |
少ない (自分で外部店で買ってもいい) |
月額料金 | 高い | 安い | 安い |
さまざまな割引 | 多い | 少ない | 少ない |
通信品質 | 速くて安定 | ほぼMNO並み | 時間帯や地域によっては不安定 |
通信制限時の速度 | 少し遅い | 少し遅い~遅い | 遅い |
キャリアメール | ある | UQモバイルはある | ない、又は有料 |
手続きやサポート | 実店舗が多くて手厚い | ネットで自力が基本 | ネットで自力が基本 |
実店舗 | 多い | UQモバイル ワイモバイル |
HISモバイル イオンモバイル |
MNOは定価としての月額料金は高いものの、端末や家族、長期契約について割引が豊富。
MNOのスマホ料金は、光回線やホームルーターといった自宅に引いて使うネット回線との組み合わせでも安くなりやすいです(=セット割)。
逆にMNO系列の安いブランドやMVNOは月額料金は安いものの、端末や家族、長期契約に関する割引、そして自宅向けネット回線とのセット割引は少ないです。
MNO系列の安いブランドやMVNOはそのままの料金で十分に安いため、それ以上の割引が難しいというわけ。
両者を総合的に比較すると、MNOよりMNO系列の安いブランドやMVNOのほうが費用は安いです。
※通信速度について一昔前はドコモ>au>ソフトバンクという序列でした。しかし、2023年の評判だとau、ソフトバンク>ドコモ、楽天というようにドコモの遅さが目立ってきています。
各社の音声SIMギガ料金を比較
1GB以下 | 2~5GB | 6~19GB | 20GB | 大容量 | データ チャージ |
データ 繰り越し |
実店舗 サポート |
その他 | |
irumo (ドコモ) |
0.5GB 550円 |
3GB 2167円 |
6GB 2827円 9GB 3377円 |
- | - | 1GB 1100円 |
なし | あり | セット割 |
ahamo (ドコモ) |
- | - | - | 20GB 2970円 |
100GB 4950円 |
1GB 550円 80GB 1980円 |
なし | なし | 海外ローミング |
HISモバイル (ドコモ回線借) |
1GB 550円 |
3GB 770円 |
7GB 990円 |
20GB 2190円 |
50GB 5990円 |
1GB 200円 |
なし | あり | 海外ローミング |
LINEMO (ソフトバンク) |
- | 3GB 990円 |
- | 20GB 2728円 |
- | 1GB 550円 |
なし | なし | LINEデータフリー |
楽天モバイル | - | 3GB 1078円 |
- | 20GB 2178円 |
無制限 3278円 |
1GB 660円 |
あり | あり | 楽天ポイント 海外ローミング |
povo (au回線) |
1GB(7日間) 390円 |
3GB(30日間) 990円 |
- | 20GB(30日間) 2700円 |
60GB(90日間) 6490円 |
1GB(7日間) 390円 |
なし | なし | トッピング方式 海外ローミング |
UQモバイル (au回線) |
- | 3GB 2365円 |
15GB 3465円 |
20GB 3278円 |
- | 0.5GB 550円 |
あり | あり | セット割 |
セット割にすべきスマホ回線
- irumo(ドコモ回線)セット割適用3GB880円、6GB1540円、9GB2090円、スマホ1回線あたり1か月につき最大1100円割引
- UQモバイル(au回線)セット割適用スマホ1回線あたり1か月につき最大1100円割引
- ワイモバイル(ソフトバンク回線)セット割適用スマホ1回線あたり1か月につき最大1650円割引
上記ブランドは、その系列の光回線かホームルーターを契約しセット割を適用してもらってこそスマホ料金が安くなります。
そのため、セット割のない他ブランドとは真っ向から料金を比較しにくいです。
昔、au回線に大きな通信障害が発生したことがありました。このときはau、povo、UQ、au回線を借りている会社が使えなくなったのですが、復旧のタイミングは同じでした。
要するに高い料金を支払っていたとしても設備は同じである以上、復旧のタイミングは同じだということ。補償に違いをもたせることはできますけどね。
各社の通話料を比較
国内 通話料 |
通話かけ放題 | |
irumo (ドコモ) |
22円/30秒 | 5分かけ放題880円 かけ放題1980円 |
ahamo (ドコモ) |
5分無料 超過後22円/30秒 |
かけ放題1100円 |
HISモバイル (ドコモ回線借) |
9円/30秒 | 5分かけ放題500円 かけ放題1480円 |
LINEMO (ソフトバンク) |
22円/30秒 | 5分かけ放題550円 かけ放題1650円 |
楽天モバイル | 22円/30秒 | 15分かけ放題1100円 |
povo (au) |
22円/30秒 | 5分かけ放題550円 かけ放題1650円 |
UQモバイル (au) |
22円/30秒 | 月60分550円 10分以内770円 かけ放題1870円 |
結論:部門別最強のスマホキャリア
ギガの安さ最強の事業者
- 3GB以下で安い事業者HISモバイル、それに準ずるのがLINEMO
- 20GBで安い事業者楽天モバイル、HISモバイル
- 無制限で安い事業者楽天モバイル
- 面倒だが使いこなせるなら安さ最強(後述)povo
通話料の安さ最強の事業者
- HISモバイル
速さ最強のスマホ回線
- 大都市部でもつながりやすくて速いau回線、ソフトバンク回線
- 郊外や田舎でもつながりやすくて速いドコモ回線
- データ残量0GB・通信制限時でも1Mbpsahamo、LINEMO(20GBプラン)、ワイモバイル
20GB超を使うようなヘビーユーザーなら楽天、3GB級の使用ならpovo、LINEMOがいいでしょう。とくにau回線とソフトバンク回線は大都市圏で強いです。
楽天モバイルはご自身の生活圏やよく行く場所でつながりやすいといいですね。
ただし、郊外や田舎での使いやすさをもとめるならahamoやirumoも選択肢に入ります。
HISモバイルは安いのはいいのですが、大都市や混雑時間帯で遅くなるのがデメリット。HISモバイルは郊外や田舎を中心に使う人、海外に行く人に向いています。
irumo、UQモバイル、ワイモバイルは光回線やホームルーターとのセット割が適用される人、実店舗サポートが欲しい人に向いています。
povo:面倒だが使いこなせたら最強
1GB以下 | 2~5GB | 6~19GB | 20GB台 | 大容量 | データチャージ | データ繰り越し | 国内通話料金 | 通話かけ放題 | 実店舗 | その他 | ||
povo (au) |
1GB(7日間) 390円 |
3GB(30日間) 990円 |
- | 20GB(30日間) 2700円 |
60GB(90日間) 6490円 |
1GB(7日間) 390円 |
なし | 22円/30秒 | 5分かけ放題550円 かけ放題1650円 |
なし | トッピング方式 海外ローミング |
povo以外の業者・プランにおいては、たとえばモバイルデータ通信3GBまでの利用料は1か月につき1000円という形になっています。
契約を変えない限り、毎月3GBまで1000円という料金が続いていくだけです。
しかし、povoはそういう固定的な月額料金制ではなく、30日間で3GBが990円、30日間で20GBが2700円などを買う形になっています。
このように必要なときに自由にプランを取捨選択する形式を「トッピング」といいます。
たとえばpovoで3GBを990円で購入して30日経つと、その3GB分は使えなくなります。
しかしながら、ユーザー本人がすぐに追加のデータ通信量を欲さなければ、そのまま放っておいてもpovoとの契約は続くのです(180日間にわたって有料トッピングをしないと利用停止)。
「povoが基本料0円」といわれるのは無料の放置可能期間があるから。
要するにpovoではユーザーがトッピングを上手く使いこなせば、他社よりもかなり安上がりになるのです。
povoはスマホ知識があって、なおかつ自力で(店頭サポートなし)上手くトッピングしていける人におすすめ。
povoのデメリット
- 料金体系がわかりにくい
- いちいちトッピングするのは面倒(3GBだけはオートチャージ可)
- モバイルデータ通信の残量がゼロだと速度は128kbpsとかなり遅い
- 180日間にわたって有料トッピングをしないと利用停止
- 実店舗でのサポートなし
- 光回線やホームルーターとのセット割や家族割なし
- 公式サイトでのスマホ販売なし
- 留守番電話や転送電話が使えない
- 口座振替はできない
povoのメリット
- 使いこなせるのであればモバイルデータ通信料は最も安上がり
- 無料の放置可能期間があるようにサブ回線にも使える
- au回線は速い
- 5分かけ放題は1か月につき550円と安い
- 海外ローミング対応
- テザリングは申し込み不要で使える
- au PAYを使ったり、事前エントリーをしてから特定サービスを利用するとギガがもらえる(ギガ活)
ahamo:20GBや100GBで5分以内の通話が多い人向け
1GB以下 | 2~5GB | 6~19GB | 20GB台 | 大容量 | データチャージ | データ繰り越し | 国内通話料金 | 通話かけ放題 | 実店舗 | その他 | ||
ahamo (ドコモ) |
- | - | - | 20GB 2970円 |
100GB 4950円 |
1GB 550円 80GB 1980円 |
なし | 5分まで無料 超過後22円/30秒 |
1100円 | なし | 海外ローミング |
ahamoのメリット
- 海外ローミングあり(世界80以上の国で、追加料金と申込不要で一か月につき20GBまでモバイルデータ通信が使える)
- 通信品質が高い
- 5G端末と5Gエリア内であれば5Gを利用できる
- テザリングは追加料金なし、申込不要で使える(少しの設定が必要なだけ)
- 国内音声通話は5分までなら何度でも無料
- 大容量を使う人にとっては100GBプランが4950円と安い
- 割引や料金について細かな条件はなくシンプル
- 新規契約の事務手数料は無料
- dカードで料金を支払うとデータ量1GB、dカードGOLDで料金を支払うとデータ量5GBがもらえる
競合の安いブランドは海外ローミングはできないか、別料金をとる場合が多いです。
ahamoのデメリット
- 申し込みやサポートは実店舗では対応していない
- データ容量20GB未満のプランがない
- データ繰り越しがない
- キャリアメールは有料(月額330円)
- 留守番電話・転送電話サービスが使えない
ahamoは5分までの通話が何度でも無料なのは魅力的。
ドコモ回線だけあって通信品質も定評があります。
月間のデータ容量が20GBまたは100GBで、5分までの通話が多い人にahamoはかなりおすすめです。海外ローミングもありますから海外で使う人にもいいですよ。
モバイルデータ通信の使用量が20GBを大きく下回る人には割高ですけどね。
LINEMO:20GB以下の人にとってコスパは最強クラス
1GB以下 | 2~5GB | 6~19GB | 20GB台 | 大容量 | データチャージ | データ繰り越し | 国内通話料金 | 通話かけ放題 | 実店舗 | その他 | ||
LINEMO (ソフトバンク) |
- | 3GB 990円 |
- | 20GB 2728円 |
- | 1GB 550円 |
なし | 22円/30秒 | 5分まで550円 無制限1650円 |
なし | LINEデータフリー |
LINEMOのメリット
- 通信品質が高い
- 3GBプランが990円と安い
- LINEギガフリーはLINEユーザーにとって大きい(LINEのトーク、音声通話、ビデオ電話のデータ消費はゼロ)
- 5G端末と5Gエリア内であれば5Gを利用できる
- 新規契約の事務手数料は無料
- 口座振替に対応
LINEMOのデメリット
- 申し込みやサポートは実店舗では対応していない
- データ容量20GB超のプランがない
- データ繰り越しがない
- キャリアメールがない
- 光回線とのセット割はない
LINEMOは多くの人にとってコスパの高いMNO系列の安いブランド。LINEギガフリーも魅力的。
あえて言えば3GBと20GBプランの中間プラン、20GB超のプランも欲しかったです。
自宅外で動画をよく見る人は20GBでは足りない可能性がありますからね。
LINEMOはモバイルデータ通信量が3GBあるいは20GBの人におすすめ。
楽天モバイル:楽天経済圏のユーザー向け
1GB以下 | 2~5GB | 6~19GB | 20GB台 | 大容量 | データチャージ | データ繰り越し | 国内通話料金 | 通話かけ放題 | 実店舗 | その他 | ||
楽天モバイル (楽天) (au回線) |
- | 3GB 1078円 |
- | 20GB 2178円 |
無制限3278円 | 1GB 660円 |
あり | 22円/30秒 | 15分まで1100円 | あり | 楽天ポイント 海外ローミング |
楽天モバイルのメリット
- 海外ローミングあり(2GBまで無料、超過後500円/1GB)
- 楽天ポイントが貯まる
- 実店舗がある
- 5G端末と5Gエリア内であれば5Gを利用できる
- テザリングにオプションはいらない
- データ繰り越しがある
- 新規契約の事務手数料は無料
- 楽天ひかりと合わせれば楽天ポイント獲得が大きくなる
- モバイルデータ通信の使用料金が3GB~無制限までの可変式↓
たとえば他社で20GBプランを契約している場合、どんなにモバイルデータ通信の使用量が少ないとしても20GBプランの料金を支払う必要があります。
しかし、現在の楽天モバイルでは3GB以下の使用なら1078円、20GB以下の使用なら2178円、20GBを超えると無制限の3278円が適用されます。
楽天モバイルのデメリット
- つながりにくかったり、通信速度が遅い地域や時間帯がある
- キャリアメールがない
楽天モバイルの通信品質も改善途中です。
そうは言っても自分が行動するエリアでは問題ない人にならおすすめ。
やはり無制限プランが月額3278円というのはかなり安いですから。
しかも楽天モバイルは楽天ポイントが貯まるという魅力もあります。
楽天モバイルは次の条件にあてはまる人におすすめ。
- 無制限プランで使いまくりたい人
- モバイルデータ通信の使用量は幅広いのが合っている人
- 自分の生活圏では楽天の電波状態がよい
- 楽天ポイントを積極的に貯めたい人
UQモバイル:自宅割対象者にはおすすめ
1GB以下 | 2~5GB | 6~19GB | 20GB台 | 大容量 | データチャージ | データ繰り越し | 国内通話料金 | 通話かけ放題 | 実店舗 | その他 | ||
UQモバイル (au) |
- | 3GB 1628円 |
15GB 2728円 |
25GB 3828円 |
- | 0.5GB 550円 |
あり | 22円/30秒 | 月60分550円 10分以内770円 無制限1870円 |
あり | 自宅割 |
UQモバイルのメリット
- 実店舗がある
- データ繰り越しがある
- 自宅セット割が適用されるなら安い
- 通信品質は高い
- 5G端末と5Gエリア内であれば5Gを利用できる
- 口座振替での支払い可
UQモバイルのデメリット
- データ容量25GB超のプランがない
- キャリアメールを使うには月220円かかる
- 自宅割が適用されない人にはデータ容量料金はちょっと高い
UQモバイルの料金はちょっと高めに見えますが、自宅割が大きいです。1回線あたりは600円以上も割引になります。
自宅割とは、自宅の電気またはインターネットについて対象のサービスに加入するとスマホ料金を割引してくれること。
自宅割の対象は、auでんき、auひかり、auホームルーター、auスマートポートなど。
UQモバイルは実店舗がいくつもあるため実店舗でのサポートが必要な人、そして自宅割の対象サービスを使っている世帯におすすめ。
25GB超を使う人にはおすすめしません。