【標準スペック】Ryzen3,メモリ8GB,SSD256GB││HPの15.6インチノートが約6.7万円
【標準スペック、即納】Core i5(第12世代),メモリ8GB,SSD256GB,IPS液晶│レノボ14インチノートが約7万円
【標準~標準より少し上スペック】Core i7(第12世代),メモリ8GB,SSD256GB,IPS液晶,Iris Xeグラフィックス│HPの15.6インチノートが約9.4万円
【標準スペック】Core i5(第11世代),メモリ8GB,SSD256GB│国産NEC15.6インチノートが約8.9万円
【標準スペック】Core i5(第11世代),メモリ8GB,SSD256GB,Iris Xe graphics││国産富士通15.6インチノートが約9万円
【標準より少し上スペック】Core i5(第11世代),メモリ16GB,SSD1TB,Iris Xeグラフィックス│国産マウスコンピューター15.6インチノートが約11万円
【標準より少し上、ノートPCでイラストを描きたい人向け】Core i5(第12世代),メモリ8GB~,SSD512GB~,Iris Xeグラフィックス,WQXGAブライトビュー(光沢),IPSタッチディスプレイ(2560×1600~)│HPの13.3インチノートが約14万円~
【標準より少し上~ハイスペック】Ryzen5,メモリ16GB,SSD512GB,GeForce RTX3050 Laptop,IPSパネル,リフレッシュレート165Hz│レノボ16インチゲーミングノートが約12万円~
このページでは管理人が「2023年でコストパフォーマンス(コスパ)が高い」と見なしているノートパソコンを9コ紹介します。
記事の前半が標準スペックで、後半がハイスペックの紹介となっています。
後半ではハイスペックノート特有の注意点も解説。
※コストパフォーマンス(費用対効果)が高いとは価格が安いということに加えて、その割に性能も悪くないということ。
具体的には、マウスコンピューター、DELL、HP、レノボの4社のパソコンが「コスパが高い、最高」に値します。
以上のパソコンメーカーは2週間くらいの間隔でセール対象機種を変えていますから、管理人としても定期的に更新していきます。
中には期間限定や納期が長い商品もあるため発注時はお気をつけください。

ゲーミングノートと低スペックノート
タップできるもくじ
コスパが高いおすすめノートパソコンの条件
この記事で紹介するパソコンは大まかにいうと、以下の3つのうち標準スペック~標準より少し上のスペックとなります。
当サイトなりの分類
- 標準スペック
事務仕事全般、ブロガー・ライター、文系大学生におすすめスペック。オンラインでの会議や授業、Microsoft Officeの複数起動などは普通にできる。
- 標準より少し上のスペック(おもに後半部で紹介)
イラスト制作、理系・芸術系学生、短期投資、プログラミングを行う人におすすめ。軽めのゲームや動画編集、音楽制作もできる。
- ハイスペック(後半部で紹介)
中~高めのグラボ搭載。高度なゲームや動画編集、3D制作を行う人におすすめ。
ノートパソコンのおすすめスペック
この記事でおすすめしているノートパソコンは基本的に以下に沿っています。
標準スペック使用者 | ハイスペック使用者 | |
CPU | Core i3~i5(Ryzen3~5) | Core i5~i7(Ryzen5~7) Core i9は発熱がヤバいのでノート向けじゃない |
メモリ | 8GB | 16~32GB |
ストレージ CPU,メモリ,ストレージ |
SSD120~256GB | SSD512GB~1TB さらにHDDがあってもいい |
グラフィックス | 内蔵GPU (こだわらなくてOK) |
軽めならIris Xe、GeForce MXシリーズ ゲーマーならGeForce GTX1650~RTX3060 3D制作ならNVIDIA RTX Aシリーズ |
OS | Windowsが無難 | |
コスパの高いメーカー | 国産ならマウスコンピューター 外資ならレノボ、DELL、HP |
CPUがCeleron、メモリは4GBのような低スペックPCは基本的におすすめしません。
スペックとコスパの関係
自動車に例えると、ハイスペックノートPCは燃費が悪くてパワフルで重い四輪駆動車みたいなもの。
ハイスペックノートは消費電力や発熱は高いといった欠点はあるものの、それでもノートパソコンで高度なゲームや動画編集などがやりたい人に向いています。
ノートパソコンはOfficeソフト(文書、表計算、資料作成、メール)、動画視聴、検索、オンラインでの会議や授業にしか使わないという人は標準スペックのほうがコスパは高いです。

4WDのゴツイ車はパワフルだが燃費が悪いため市街地で使うばかりではもったいない(ハイスペックノートも普通の事務処理よりゲームやクリエイターソフト向け)
コストパフォーマンスの高いメーカーだけを比較
本国 | 工場 | 本体価格 | サポート | サポート拠点 | カッコよさ | カスタマイズ |
|
レノボ | 中国 | 中国 山形 |
安い | ○ | 日本 | ○ | ▲~○ |
DELL | アメリカ | 中国 | 安い | ▲ | 中国と日本 | ○~◎ | ○ |
HP | アメリカ | 中国 東京 |
安い | ▲ | 中国と日本 | ○~◎ | ▲~○ |
マウスコンピューター | 日本 | 長野 | やや安い | ◎ | 日本 | ▲~○ | ◎ |
ノートパソコンの価格は部品調達と工場稼働を大規模に行うほど安くできますから、ノートパソコンのコスパは世界大手が高いです。
デスクトップは個人でも自作できるくらいですから、とくにハイスペックのデスクトップ分野では日本だけでも中小メーカーがいくつも参入しています。
マウスコンピューターは日本の中堅企業であり東証スタンダードに上場しています。マウスコンピューターは知名度が少し欠けますが、国産メーカーの中では売上が上昇モードにあります。
4社の中で本体価格の安さを優先するならレノボかDELLかHP、サポートの充実を選ぶならマウスコンピューター。
マウスコンピューターのサポートは日本拠点で365日24時間対応。外資系メーカーのサポートは日本と中国という場合が多いです。
※外資系メーカーはパソコン本体価格は安いのですが、サポート料金は有料の場合も多いです。
購入後1か月以内はサポートが無料だったり、あるいはサポートが無料プランと有料プランに分かれている場合もあります。
世界大手の主力サイズはコスパが高い
パソコンに限らず機械類は生産数の多い商品ほど生産を効率化できるうえに、生産者間の価格競争が激しくなるため価格が安くなりやすいです。
Windows系ノートパソコンの場合、14インチあるいは15.6インチが世界的に生産数が多くて安い傾向があります。

比率はほぼ正確
国産メーカーもそれに合わせた部品を取り入れることで効率化しようとしています。
まあ15.6インチは持ち運びの多い日本人にとってはちょっと大きいですけどね。
コスパ最強:おすすめのノートパソコン3選【2023】
ここからは具体的にコストパフォーマンスが標準スペックの高いノートパソコンを3つ紹介します。
ハイスペックノートPCは後半です。
標準スペックの14インチノート:Lenovo IdeaPad Slim 370i
まずはレノボのノートパソコンについて紹介します。
IdeaPad Slim 370iの電源ボタンはキーボードから独立しています。テンキーはありません。
全体的にスタイリッシュな外観をしています。
商品名 | IdeaPad Slim 370i |
メーカー | Lenovo(レノボ) |
当サイトなりの分類 | 標準スペック |
液晶サイズ | 14.0インチ |
液晶解像度 | フルHD(1920 x 1080) |
液晶仕様 | ノングレア(非光沢処理)IPSパネル |
本体色 | アークティックグレー |
グラフィックス | AMD Radeonグラフィックス |
OS | Windows11 Home 64bit |
CPU | インテル Core i5-1235U |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD256GB |
内蔵カメラ | 720p HDカメラ |
光学ドライブ | なし |
バッテリー駆動時間 | 約7.9時間 |
本体重量 | 約1.43kg |
税込価格 | 約7万円(日にちによって多少変動) |
セール期間 | |
その他に目立つ特徴 | 指紋センサー搭載 |
今の時代のパソコンは最低でもオンラインでの会議や授業がスムーズにすすむスペックを選ぶべき。IdeaPad Slim 370iはそれを満たしています。
しかもCPUがCore i5(第12世代)、メモリ8GB、SSD256GB、IPS液晶で約7万円というのはかなり安いです。ちなみに富士通やNECの同スペック品だと10万円以上はします。
このスペックだとテレワークの際のWEB会議も快適に動きます。内蔵型カメラも搭載されています。
IPS液晶とは高価でキレイに見える液晶とお考えください。
欠点はバッテリー動作時間は約8時間とスペックの割に少しだけ短いこと。サイズは14.0インチ、指紋センサー搭載なので自宅外のさまざまなところで使う人におすすめ。
標準スペックの15.6インチノート:HP 15s-eq
次はHPのノートパソコンについて紹介します。
HP 15s-eqのスピーカーはファンクションキーの奥側にあります。
スピーカーから音を出すのであれば、このようにキーボードの面にあるほうが音質はいいです。
電源ボタンはESCキーの上あたりにキーボードから独立して存在しています。
テンキーは4列搭載であり、タッチパッドの位置はテンキーに応じてやや左寄りに配置されています。
商品名 | HP 15s-eq |
メーカー | HP |
当サイトなりの分類 | 標準スペック |
液晶サイズ | 15.6インチ |
液晶解像度 | フルHD(1920 x 1080) |
液晶仕様 | ノングレア(非光沢処理)IPSパネル |
本体色 | ナチュラルシルバー |
グラフィックス | AMD Radeonグラフィックス |
OS | Windows11 Home |
CPU | AMD Ryzen3 5300U |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD256GB |
内蔵カメラ | 92万画素 |
光学ドライブ | なし |
バッテリー駆動時間 | 約9.5時間 |
本体重量 | 約1.6kg |
税込価格 | 約6.7万円 |
セール期間 | |
その他に目立つ特徴 |
HP 15s-eqのコスパはレノボやDELLに迫る勢いです。
6.7万円というのはレノボやDELLに比べて安いように見えますが、DELLやレノボはCPUがRyzen5で約7万円、HPはRyzen3・15.6インチで約6.7万円です。
Ryzen3でもオンラインでの会議や授業も快適に動きます。内蔵型カメラも搭載されています。
サイズは15.6インチとやや大きいですから、持ち運び頻度が低めの方におすすめ。
リンク先では「AMD 3020e」という安いCPUが搭載された機種も表示されますが、それだと動作が遅いです。
Ryzen3~5の機種をおすすめします。
DELLで人気1位、標準スペックノート:New Inspiron 14 AMD【16インチもあり】
次はDELLのノートパソコンについて。
このパソコンは有力な他サイトやガジェット系YouTuber、5ch掲示板(2ch)もおすすめしている機種です。
最近のノートパソコンで「コスパ」をテーマにすると取り上げるのが当たり前の機種だといえます。
ベゼルは狭いほうですからスタイリッシュに見えます。
タッチパッドにクリックボタンはついていません。
商品名 | New Inspiron 14 AMD |
メーカー | DELL |
当サイトなりの分類 | 標準スペック |
液晶サイズ | 14インチ |
液晶解像度 | WUXGA(1920 x 1200) |
液晶仕様 | ノングレア(非光沢処理)広視野角 |
本体色 | プラチナシルバー |
グラフィックス | AMD Radeon グラフィックス(内蔵GPU) |
OS | Windows11 Home |
CPU | AMD Ryzen 5 5625U |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD256GB |
内蔵カメラ | メカニカル カメラ シャッター(シャッター付カメラ) |
光学ドライブ | なし |
バッテリー駆動時間 | 新品時は10時間ちょっとの駆動が目安 |
本体重量 | 約1.54kg |
税込価格 | 76980円 |
セール期間 | |
その他に目立つ特徴 | 指紋認証リーダー |
New Inspiron 14 AMDのOSは最新のWindows11。Ryzen5、メモリ8GB、SSD256GBの割にかなり安いです。
欠点としては14インチの割に1.54kgというのは少し重いかなと思うくらい。
DELLは即納モデルと受注生産モデルがありますが、即納モデルでこのような安いモデルは近いうちに売り切れも予想されます。
なおDELL公式サイトにおいてはリンク先に飛ぶと少し下に青色で「戻る」「次へ」というボタンがあります。
これを押すことによってスペックおよび価格が切り替わります。
クーポンはだれでも簡単に適用できますよ。
↓ちなみにNew Inspironの16インチバージョンだと標準価格8万円~(クーポン適用後)となっています。こちらも安い。
国産アルミボディ15.6インチノート:mouse B5-i5
次はマウスコンピューターの15.6インチノートパソコン。
電源ボタンはキーボードから独立した箇所にあります。
テンキーは3列として設置。一般的にテンキーは4列が多いんですけどね。
ベゼル(額縁部分)は下側(黒地にmouseというロゴ部分)がやや厚くて、ほか(モニター上側と左右)は狭めです。
そしてキーボードの印字書体は未来的でオシャレな印象を受けます。
本機もヒンジは180度にわたって開きます。
これはビジネスや大学のグループワークなどでみんなで同じパソコン1台を囲む際に役立ちます。
商品名 | mouse B5-i5 |
液晶サイズ | 15.6インチ |
当サイトなりの分類 | 標準より少し上のスペック |
液晶解像度 | フルHD(1920 x 1080) |
液晶仕様 | ノングレア(非光沢処理) |
本体色 | ブラストシルバー |
グラフィック | インテル Iris Xe グラフィックス |
OS | Windows11 Home 64 bit |
CPU | インテル Core i5-1135G7 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD1TB |
内蔵カメラ | 約100万画素 |
光学ドライブ | なし |
バッテリー駆動時間 | 約9.0時間 |
本体重量 | 約1.68kg |
税込価格 | 109800円 |
セール期間 | 2023/2/08 10:59まで |
その他に目立つ特徴 | ヒンジは180度開閉 天板と底面はアルミニウム素材 LANポートつき |
mouse B5-i5はCore i5(第11世代)、インテル Iris Xe グラフィックス、メモリ16GB、SSD1TBと標準より少し上のスペック。とくにストレージが多いですね。
理系や芸術系の学生、グラボをつけないクリエイター、ストレージは多いほうがいい人に向いています。軽めのゲームもできますよ。
一般にノートパソコンの外枠は樹脂製(プラスチック製)ですが、本機はアルミニウムも取り入れた構造になっています。

キーボードは樹脂製。
本機は15.6インチとちょっと大きいですから持ち運ぶ頻度の低い人に向いているように見えます。
しかし、アルミボディは樹脂よりも軽くて丈夫ですから持ち運び頻度の高い人にもおすすめ。
欠点はテンキーが3列ではなく4列だったらよかった、駆動時間はもう少し長いとよかった、と思うことくらいです。
本機の価格は同サイズ同スペックのDELLやレノボよりもちょっと高いですが、国産ゆえの安心感や丁寧なサポートがほしいのならマウスコンピューターがおすすめ。
マウスコンピューターのパソコン価格は国産の中では最も安い部類にあります。
Lenovo IdeaPad Flex 550(14インチ)のレビューは別ページで
Lenovo IdeaPad Flex 550(2in1PC、タブレットに変形するノートPC)(当サイト内記事としてレビュー、標準スペックでコスパよし)
ここから先はハイスペックノートPCを紹介
ここから先はハイスペックノートPC(高性能パソコン)の選び方とおすすめを紹介します。
要するにゲーマーやクリエイター(動画編集、音楽制作、3Dイラスト、プログラマー、CAD、イラスト制作などをする人)、理系研究者向けのノートパソコンです。
ハイスペックノートPCのおすすめを探る
機種名 | メーカー | おもな用途 | おもなグラフィックス | おもな液晶サイズ |
MacBook Pro | Apple | クリエイター | 14~16コアGPU | 14or16インチ |
ALIENWARE | DELL | ゲーミング | GeForce | 15.6or17.3インチ |
Dell G | ゲーミング | GeForce | 15.6インチ | |
XPS | クリエイター | Iris Xe | 13.3~17インチ | |
Precision | クリエイター | Quadro | 15~17インチ | |
DAIV | マウスコンピューター | クリエイター | Iris Xe GeForce |
14~17.3インチ |
G-Tune | ゲーミング | GeForce | 15.6or17.3インチ | |
Legion | レノボ | クリエイター ゲーミング |
GeForce | 15.6or16インチ |
Yoga | クリエイター | Iris Xe | 14or15.6インチ | |
OMEN | HP | ゲーミング | GeForce | 15.6~17.3インチ |
Victus | ゲーミング | GeForce | 16.1インチ | |
ENVY | クリエイター | Iris Xe GeForce |
15.6インチ | |
Spectre | クリエイター | Iris Xe | 13.5インチ | |
Surface Laptop Studio | Microsoft | クリエイター ゲーミング |
Iris Xe GeForce |
13.5~15インチ |
ハイスペックノート(グラボ搭載)をつくっているメーカーは限定されます。NEC、富士通、Panasonic、VAIOはほぼつくっていませんし、家電量販店にはあまり売っていません。
ハイスペックノートを買うなら、得意としているメーカーの直販サイトで買うのがおすすめ。国産が欲しいのならマウスコンピューターがおすすめ。サポートも日本拠点です。
レノボは外資系ながらも日本法人をもっていてサポートは日本拠点。レノボのパソコンは中国や山形県でつくられています。
HPは外資系ながらも日本法人と東京工場をもっていますが、生産地やサポートは中国の場合もあります。
AppleとDELLとMicrosoftは外資系であり、生産地は中国。DELLのサポートは日本か中国です。
レノボとDELLとHPはパソコン本体価格は安いですが、サポート料金は高めになる場合が結構あります。

レノボのゲーミングノート
高級ノートパソコンとハイスペックノートの違い
たとえばVAIOは高級ノートパソコンとして多くの人から認知されています。
しかし、VAIOに高価なグラボを搭載した機種はなく、Sonyから受け継がれたブランド感や耐久性の高さ、見た目のカッコよさでもって高級ノートパソコンの地位を維持しています。
逆にDELLやレノボのノートパソコンは高級感に欠けますが、高価なグラボやCPUを搭載した機種がいくつもあります。こういう機種はハイスペックノートと呼ばれます。
AppleのMacBook Proみたいなのは高級であると同時にスペックも高いです。
要するに高級ノートパソコンとハイスペックノートは重なる部分もありますが、ズレている面もあるというわけ。
高級ノートパソコンやハイスペックノートにありがちなこと
- 動作速度が速いのは当たり前
- モニターの解像度がWQHD(2560×1440)
- リフレッシュレートが高い(普通は60Hzでハイスペック機は120Hz~)
- 音質が高い(Dolby Atmosが多い)
- カメラの性能が高い(画質が高いだけでなく、覗き見感知機能付きの場合もある)
- 筐体(外枠)の材質
樹脂製ではなくアルミ合金やマグネシウム合金、カーボン製が多い(そのほうが高級感や耐久性があるし軽量・薄型にしやすい)
- グラフィックスの水準
最低でもIris Xe(内蔵GPUの中では高い)
- 知名度の高さ
AppleのMacBook Pro、VAIO全般、MicrosoftのSurface Pro、DELLのXPSやALIENWARE 、HPのSpectreは高級機種として知られている
- PC梱包用の段ボール箱
高級機は白や黒の化粧箱に入っていて、その箱はマグネットで開閉できる場合がある(低スペック~標準スペックだと普通の茶色い段ボール箱に2重3重に入っている)
- ベゼル(額縁部分)
ベゼルは狭い(太いと野暮ったいから高級機は細め)

DELLのXPSの内箱は黒い高級な装いであり、開閉部にマグネットが入っている
ハイスペックノートPCによくあるデメリット

ゲーミングノートは本体だけで2kgオーバーが当たり前
- ACアダプタも含めて重量がある(本体だけで1.5kg~2.5kg、ACアダプタは500g~900g)
- 消費電力と発熱が大きい(とくに薄いアルミ筐体は熱いが、外付けキーボードにすれば手元は熱くなくなる)
- バッテリー駆動時間が短い
- 冷却ファンの音が大きい
- XPSのような超薄型ノートだとUSB Type-A端子がない場合がある
- 本体とキーボードとモニターは一体的(バラバラに選べないし、一か所壊れるとまとめて修理か廃棄)
- 低スペック~標準スペックのノートパソコンより本体が厚い
- 持ち運ぶには大きくて重いし、ゲームをするにはデスクトップよりも液晶が小さくて迫力がない
そもそもハイスペックノートPCはCPUとグラフィックスとモニターの性能が高いゆえに発熱量と消費電力が大きいです。
そのためバッテリー駆動時間は短いですし、冷却ファンのサイズと音は低スペック~標準スペックのノートパソコンよりも大きいです。
消費電力が大きくてもバッテリー駆動時間をまともに確保するにはバッテリーを重くするしかありません。ハイスペックノートPCがどれも重いのはこのため。




一番左はゲーミングノートのACアダプタでありケーブル込みで重さは約900g
また、たとえばオンライン会議のときにハイスペックノートPCを使っていると冷却ファンの音が気になります。
以上についてすべてクリアーした機種は存在しません。
もし冷却ファンのサイズと音を小さくすると冷却性能が下がってしまい熱トラブルに発展する率が上がりますから、全面的な解決はすごく難しいといえます。

メーカー公式サイトに載っているノートパソコンのバッテリー駆動時間は負荷が小さいときを参考にした場合が多いです。
したがって、ゲームや動画編集のように大きな負荷をかけるともっと短くなります。
コントロール機能でパフォーマンス調整
ハイスペックノートPCはゲームや動画編集のように高負荷のときにCPUと冷却ファンが活発に動きます。
しかし、ハイスペックノートPCといっても常に高出力にして無駄に電力を消費する必要はありません。
とくに最近のハイスペックノートPCの中にはCPUや冷却ファンのパフォーマンスを自動的にコントロールする機能がついているものもあります。
ユーザーが手動で設定を変えるという手もありますが、下手に手動で変えるとパフォーマンスに悪影響もありますから注意しましょう。
CPUの目安
次はCPU、メモリ、ストレージについてどれを選ぶかです。以上は動作速度と保存容量を左右します。
具体的にCPUはCore i7あるいはRyzen7、メモリは16~32GB、ストレージはSSD500GB~がおすすめ。
- Core i5(Ryzen5)
ハイスペックというにはちょっと物足りないと思うかもしれないが、最新世代のCore i5やRyzen5ならまあまあ高性能だからあり
- Core i7(Ryzen7)
ちょうどいい感じ
- Core i9(Ryzen9)
ハイスペックだが発熱も大きいためノートパソコンには不向き
ハイスペックノートならメモリの目安は16~32GB
メモリはCPUの作業場みたいなもの。ソフトを複数起動させるほどメモリの大きさがものをいいます。
一般的なノートパソコンだと8GBがおすすめですが、ハイスペックノートとしては16~32GBがおすすめ。
これはCore i7(Ryzen7)と相性のいいメモリ。もしCore i9(Ryzen9)ならメモリはもっと多くてもいいんですけどね。
ノートパソコンのメモリは購入後に変更しにくい場合があるため、購入時点の選択が重要です。
ストレージは最低500GB必要
ストレージとはデータを長期的に保存する装置のこと。
ゲーマーやクリエイターは利用したりダウンロードしたりするファイルやソフトの容量が基本的に大きいです。
一般向けにはストレージはSSD256GBをおすすめしていますが、ハイスペックノートとしては500GB~がおすすめ。
場合によっては外付けのHDDを買いましょう。
グラフィックスは推奨環境に合わせて選ぼう
次はグラフィックス(映像処理装置)について。
ゲーマーやクリエイターは高画質をもとめますし、ゲームやクリエイター向けの高度なソフトについて能力を発揮するには通常よりも高いグラフィックスが必要です。
具体的にはゲームや音楽制作(DTM)としてはNVIDIAのGeForceシリーズを、高度なクリエイター(3D、CAD、開発)向けとしてはNVIDIAのRTX AシリーズやTシリーズを選ぶ場合が多いです。
インテルのIris Xeは内蔵GPUよりは性能が高いものの、RTX AシリーズやQuadroなどに比べると性能が低くて価格が安いです。
NVIDIAのGeForceシリーズは製品が多岐にわたるため、あなたがやりたいソフトの推奨環境に合わせて選びましょう。
NVIDIAのGeForceシリーズをクリエイター向けソフトに使っても問題ない場合もあります。
液晶サイズは大きめがおすすめ
ハイスペックノートは排熱性、画面の迫力、作業の効率性からいって液晶サイズは大きめが普通です。
クリエイター向けだと最少は13.3インチ、ゲーミングだと最小は14インチ、最大は両者とも17.3インチくらい。
Windows系ノートパソコンだと15.6インチはラインナップがとても豊富です。
よく持ち運ぶ人は15インチ未満、あまり持ち運ばない人は15.6インチ以上が目安になります。
スピーカーの位置とテンキーの兼ね合い
ノートパソコンの音声はイヤホンやヘッドホンで聴く人もいれば、ノートパソコン本体のスピーカーから聴く人もいるでしょう。
ここで確かめたいのがスピーカーの位置(音がどこから出てくるか)です。
- スピーカーから音を出す
スピーカーはキーボード表面にあるほうが音質がいい(裏面スピーカーだと音がこもる)。イヤホン類で聴くよりも音量が大きくなりやすいから消費電力も大きくなる。
- スピーカーから音を出さずイヤホン類で聴く
スピーカーはどこにあっても音質は変わらない。スピーカー経由で聴くよりも音量が小さくなりやすいから消費電力も小さくなる。
一般にWindows系のノートパソコンで15.6インチ以上の大きさだとテンキーがついている場合が多いです。
しかし、MacBook Proは16インチだとしてもテンキーはついていなくて、キーボード表の両サイド(上の画像でいう赤枠部分)にスピーカーがあります。
※例外的にMicrosoftの一部機種はオムニソニックスピーカーといってキーボードの下にスピーカーが埋め込まれていて、表面や裏面にスピーカー用の穴が開いていないのに高音質です。
※クリエイター向けのほうが本体厚は薄くて排気口は少ない傾向があります(ゲーミングのほうがスペックは高い傾向にあるから排熱性も高い)。
コスパ最強:おすすめのハイスペックノートPC5選【2023】
- 安さをもとめるならレノボ、DELL、HP
- 生産地やサポート人材は日本がよくて対応時間は長いほうがいいのならマウスコンピューター
- ハイスペックノートの中でもスペックは控えめがいいのならIris XeやGeForce MXシリーズ搭載機種
- ゲーミングノートならGeForceシリーズ搭載で、なおかつリフレッシュレートが144Hz以上が目安
- 3DやCADを高いレベルでやるのならNVIDIAのRTX Aシリーズ搭載機種
標準より少し上:ASUS Vivobook 14X X1403ZA
まずはASUSの14インチノート。
電源ボタンはキーボード中(右上付近)に紛れています。
上の画像では英語キーボードですが、日本国内発売品は日本語キーボードです。
Enterキーの形状が独特。
商品名 | Vivobook 14X X1403ZA |
液晶サイズ | 14インチ |
当サイトなりの分類 | 標準より少し上のスペック |
液晶解像度 | 1920×1200ドット |
液晶仕様 | ノングレア(非光沢処理) |
本体色 | クワイエットブルー |
グラフィック | インテル Iris Xe グラフィックス |
OS | Windows11 Home 64 bit |
CPU | インテル Core i7-12700H |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD512GB |
内蔵カメラ | 約92万画素 |
光学ドライブ | なし |
バッテリー駆動時間 | 約9時間 |
本体重量 | 約1.6kg |
税込価格 | 124800円 |
セール期間 | 限定品 |
その他に目立つ特徴 | WPS Office 2 |
Vivobook 14X X1403ZAはCore i7(第12世代)搭載です。
メモリやストレージの量も標準より少し上。
グラフィックスの性能は通常の内蔵GPUよりは高いものの、高度なゲームやクリエイターソフトが快適にできるほどではありません。
そうはいっても、これで124800円というのはDELLやレノボに勝る勢いです。
欠点は価格が124800円なのは一時的であって、近いうちに139800円になってしまうこと。
レノボのコスパ最強ノート:IdeaPad Gaming 370
次はレノボのゲーミングノートについて。
IdeaPad Gaming 370のベゼル(額縁部分)は上下左右とも均整のとれた幅です。
本機にはテンキーがありますから、タッチパッドの位置は中央よりやや左に寄っています。
キーボードは白色に光ります。
IdeaPad Gaming 370の端子は側面と背面にあります。
最近のノートパソコンで背面にも端子がある機種は珍しいです。
商品名 | IdeaPad Gaming 370 |
液晶サイズ | 16インチ |
当サイトなりの分類 | 標準より少し上~ハイスペック |
液晶解像度 | WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPSパネル リフレッシュレート165Hz |
液晶仕様 | ノングレア(非光沢処理) |
本体色 | オニキスグレー |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3050 |
OS | Windows11 Home 64 bit |
CPU | AMD Ryzen5 6600H |
メモリ | 16GB(DDR5) |
ストレージ | SSD512GB |
内蔵カメラ | 1080p HDカメラ (プライバシーシャッター付) |
光学ドライブ | なし |
バッテリー駆動時間 | 約14時間(低負荷時) |
本体重量 | 約2.6kg |
税込価格 | 119790円~ |
セール期間 | |
その他に目立つ特徴 | 没入感のある音響であるNahimicオーディオ Lenovo Vantage |
IdeaPad Gaming 370の特徴は、本体重量およびバッテリー駆動時間と、価格の安さにあります。
最近のゲーミングノートは軽さを優先して、その分だけバッテリー駆動時間が短い機種が多いです。
しかし本機の場合、本体(とくにバッテリー)を重くしつつ冷却性能を上げ、さらにパフォーマンスを自動でコントロールすることによって長いバッテリー駆動時間を確保しています。
バッテリー駆動時間の長さが14時間というのは低負荷時であって、ゲームや動画編集のような高負荷時はもっと短くなるとお考えください。
本機はグラフィックスがNVIDIA GeForce RTX 3050でありながら約12万円から買えます。
これは業界トップクラスの安さです。

ゲーミングノート:インテル第12世代CPU搭載:New Dell G15
次はDELLのゲーミングノートについて。
ベゼルは上と左右が狭くて下側だけは太いというタイプ3
キーボード周りの色はグレーですが、モニター周りは黒色となっています。
基本色はファントムグレー、ダークグレー、スペクターグリーンの3色から選べます。
全体的に基本色の中には細かな黒点がちりばめられています。
タッチパッドにクリックボタンはついていません。
商品名 | New Dell G15 |
メーカー | DELL |
当サイトなりの分類 | 標準より少し高い~ハイスペック |
液晶サイズ | 15.6インチ |
液晶解像度 | フルHD(1920 x 1080) |
液晶仕様 | ノングレア(非光沢処理)WVA |
本体色 | 3色から選択 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3050~ |
OS | Windows11 Home |
CPU | インテル Core i5-12500H~ |
メモリ | 16GB~ |
ストレージ | SSD512GB~ |
内蔵カメラ | メカニカル カメラ シャッター(シャッター付カメラ) |
光学ドライブ | なし |
バッテリー駆動時間 | 新品時は7時間ちょっとの駆動が目安 |
本体重量 | 約2.5kg~ |
税込価格 | 155980円~ |
セール期間 | |
その他に目立つ特徴 | 指紋認証リーダー |
一般にパソコンのCPUは、1.デスクトップ用バラ部品⇒2.デスクトップ搭載機⇒3.ノートパソコン、という順序で発売されます。
他社のゲーミングノートはまだ第11世代が多い中で、New Dell G15はインテル第12世代Core i5やCore i7を搭載しているのです。
このインテル第12世代CPUはかなり評判がいいですよ。
しかも他メーカーと比較するとスペックの割には安いです。ノートパソコンでゲームや動画編集をするならNew Dell G15はマジでおすすめ。
欠点としては15.6インチの割に2.5kg~というのは重いということ、そして納期に1か月くらいかかるということ(これからまた変動する可能性あり)。
なおDELL公式サイトにおいてはリンク先に飛ぶと少し下に青色で「戻る」「次へ」というボタンがあります。
これを押すことによってスペックおよび価格は別のモノにすることもできます。
NVIDIA RTX A2000搭載クリエイターノート:ThinkPad P15 Gen 2
最後はグラフィックスがRTX A2000のクリエイターノート。
電源ボタンはキーボードからの独立型。
テンキー、クリックボタン、トラックポイント(赤いボタンみたいなの)がついています。
トラックポイントは画面上のマウスポインタを動かすための装置です。
商品名 | ThinkPad P15 Gen 2 |
当サイトなりの分類 |
ハイスペック |
液晶サイズ | 15.6インチ |
液晶解像度 | 1920 x 1080(フルHD) IPSパネル |
液晶仕様 | ノングレア(非光沢処理) |
本体色 | ブラック |
グラフィックス | NVIDIA RTX A2000 |
OS | Windows10 Pro 64 bit |
CPU | インテル Core i7-11850H |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD512GB |
内蔵カメラ | 720p HDカメラ |
光学ドライブ | なし |
バッテリー駆動時間 | 約11.5時間 |
本体重量 | 約2.87kg |
税込価格 | 293018円~ |
セール期間 | |
その他に目立つ特徴 |
本機の目玉はNVIDIA RTX A2000が搭載されていること。これは高レベルの3Dや動画編集を実現するクリエイター向けのグラフィックスです。
ゲームもできますがNVIDIA RTX Aシリーズは推奨環境がOpenGLというクリエイター系ソフトの使用に向いています。
本機は3D、CAD、動画編集をノートパソコンで高いレベルで行いたい人におすすめ。