
ほかにも選べる部分はある中でこの8つが重要
当サイト(PC選びん)はPC、スマホ、タブレット、携帯キャリア、ネット回線の選び方について初心者が購入するのに役立つ記事を数多く用意しています。
PC、スマホ、タブレットはサイズや形が違うだけで中身は同類の機器なんですよ。
↓PCの選び方一覧・目次
タップできるもくじ
パソコンの選び方1番手:スペックを理解しよう
そもそもスペックとは性能という意味。
PCスペック表の見方がわかれば「〇〇メーカーのPCはスペックの割に価格は安い」と判断できるなどいい買い物ができます。

スペックの目安:最もスペックを要することが基準
たとえば最新の3Dゲームを高画質でプレイするにはパソコンに一定スペックがないと、画面がカクカクしてまともにプレイできません。
これを満たしたのが推奨スペック。スペックが高いほど価格も高いのはもちろん、サイズも大きい傾向があります。
価格と使い方の目安
- 標準スペックで快適(6~9万円)
Google検索、SNSやニュースの閲覧、メール、ネット動画視聴、オンラインでの授業や会議、ブログ運営、長期投資、初級プログラミング、資料作成
- 標準より少し上のスペックで快適(10~16万円)
フルHD~WQHD画質の3Dゲーム、普通レベルの動画編集、短期投資、イラスト制作、音楽制作、上級プログラミング
- ハイスペックで快適(17万円~)
4K画質の3Dゲーム、上級レベルの動画編集や3D制作、オーケストラ音楽制作、高度なシミュレーション
上記カッコ内の価格は当サイトが推奨しているメーカーを選んだ場合の価格です(HP、DELL、Lenovoなど)。
同じスペックでもメーカーによっては価格はもっと高くなってしまいます。
たとえば、あなたがパソコンでおもにやりたいことは、オンライン会議(標準スペックで快適)、イラスト制作(標準より少し上のスペックで快適)、4K画質の3Dゲーム(ハイスペックで快適)だとします。
以上3つの中でもっともスペックを必要とするのは4K画質の3Dゲームですからハイスペックを選ぶべき。
つまり、あなたがおもにパソコンでやりたいことをいろいろ出してみて、その中で最もスペックを必要とする分野を基準に選んでいくのです。
必要なスペックは以下も参考にしてください。

スペックが高いほどサイズも大きい傾向がある
CPUとメモリとストレージの選び方:スペックで最重要
低スペック、標準スペック、標準より少し上のスペック、ハイスペックは具体的にPC内部の主要部品であるCPUとメモリとストレージを見ると判別できます。
CPUは頭脳、メモリはCPUの作業スペース、ストレージは文書や画像といったデータの長期保存装置を意味します。
上記の表でいうとPCでゲームやクリエイターソフトを使うなら標準より少し上~高性能が目安、そうではない人は標準性能が目安。
初心者が低スペックを使うと動作の遅さにイライラしてPCが嫌いになってしまいますから、最低でも標準性能は満たしましょう。
初心者向けPC選びのポイントその1
- PC、スマホ、タブレットの動作速度やデータ保存量を決定的に左右するのがCPUとメモリとストレージ(←スペックの超基本でありセットで覚えるべき)

CPUとメモリとストレージ
- CPUをはじめとしてPCの動作速度や画質は数値で表せるから数値をもとに選ぼう
- 実店舗でPCの動きを確認しなくてもネット通販の部品スペックを見れば動作速度がわかる
※PC選びで数値化しにくい要素は、キーボードの感触、色、形のカッコよさ、ブランド感、サポートの印象など。

数字が大きいほど新しくて高性能・高価
- PCゲーム初心者とブログ初心者とでは選ぶべきPCは違う(初心者でも本格的なゲームやクリエイターソフトがやりたいならハイスペックを選ぶべし)
- 高度なゲームやクリエイターソフトがやりたいのならCPUやメモリ以外にもグラフィックボードというパーツがとても大事
- 高価で高性能なPCは消費電力と発熱も高いためPC価格と耐久性の比例具合は微妙(熱で劣化する)
- デスクトップPCなら購入後でもCPU、メモリ、ストレージを増設・交換しやすいが、ノートPCはそれが難しい
- PCの画質はおもにフルHD未満(普通未満の画質)、フルHD(普通かつ主流)、WQHD(主流より少し高い)、4K(高い)があり、キレイな画質で動かすほどPCに高い性能が必要
以下の記事ではCPUとメモリとストレージの意味・役割のわかりやすい解説に加えて、ユーザー層別にスペックの目安を示しています。
何が変わってくるか | |
CPU (CPU,メモリ,ストレージの選び方と目安) |
・総合的な動作速度 ・消費電力 ・発熱量 |
メモリ (解説↑) |
・同時並行の処理速度 ・ソフトの同時起動数 |
ストレージ (解説↑↑) |
・PC起動時の速度 ・データ保存容量 ・データ読み込み速度 ・データ書き込み速度 |
- Celeronクラスの遅いCPUとメモリ4GBとHDDを選んでしまう
最低でもメモリ8GB、SSDを目安にしよう(Celeronは新しい世代で高負荷でなければ意外と使える)
自分にとってスペックが高すぎると、それはそれで排熱やサイズの大きさなどに困ることがあります。これをオーバースペックといいます。
ユーザーの用途を基準とした選び方ゲーマー、クリエイター、大学生、ブロガー、投資家、ビジネスマンといった属性別に解説
初心者向けパソコンの選び方のコツ:重要度2番手
次に重要なのは、OSの種類、パソコンの形状、画面サイズ、グラフィックス、パソコンメーカー、買う時期と場所です。
OS(Windows,macOS,Chrome)の違い
OSとはパソコンやスマホで管理や制御などを担う全体の土台となるソフトのこと。
ゲームソフトはゲームのプレイだけに特化したソフトですが、OSはパソコンの動作全般に作用する基本ソフトとお考えください。
パソコンのOSの違いはスマホでいうAndroidとiOS(iPhoneのOS)の違いみたいなもの。
WindowsというOSは世界中のさまざまなメーカーのパソコンに入っていますが、macOSはAppleのパソコンにしか入っていません。
基本的には世界トップシェアであるWindowsを選ぶのが無難。
初心者向けPC選びのポイントその2
- パソコンはOSが同じであればメーカーは違っても操作や主要部品はほとんど共通
- Macはクリエイター向け(動画編集、デザイン、プログラミング、音楽制作)であり、Windowsもクリエイターソフトは充実している
- Chromebook(OSはChrome)というノートパソコンは安いが、デメリットもあるので気をつけよう
何が変わってくるか | |
OS(Windows,macOS,Chrome) | ・基本操作 ・対応ソフト ・行政や企業の対応率 ・セキュリティ ・サポート期間 ・スマホ連携 ・システム更新頻度 ・キーボード配列 ・ショートカットキー |
Macの特徴、Windowsとの違い | ・かっこよさ ・ユーザー数 ・ソフトの対応数 ・企業サイトの対応率 ・オンライン情報量 |
- カッコよさ優先でMacを選ぶ
Macは優れたパソコンだが、基本的にクリエイター向け
- 安いのでChromebookを買ったらフリーソフトの対応率が悪い
ソフトや銀行・役所の対応率はWindowsが圧倒的にいい
PCメーカー、国産と海外産の違い

管理人のiPhoneとMacBook Pro
初心者向けPC選びのポイントその3
- PC市場はメーカー直販と有料オプションが発達している
- 大手メーカーのPCは販売数が多いから好評と悪評どちらも多数存在する(中小メーカーは売上も評判も少ない)
- 初心者にはサポートは日本人が対応してくれるメーカーが安心できる(外資の中にも日本人が対応するメーカーあり)
- PC部品の規格は世界的に共通化しており、国産PCでさえも中身は米中韓・台湾メーカーの部品が多い(各PCメーカーは組立屋)
- PCメーカーの中でもAppleだけは部品やソフトが独自規格で価格も高いなどいろいろな意味で別格(無難に行くならWindows搭載機がいい)
何が変わってくるか | |
国産PCと海外産PCの違い | ・納期 ・紙製説明書の厚さ ・ブランド感 ・かっこよさ |
各パソコンメーカーの特徴 | ・OS ・サポート ・ブランド感 ・プリインストール数 ・初心者アシストソフト |
- 国産メーカーPCなら部品も国産ばかりだと思っていた
国産メーカーPCでも部品は海外製だらけだから外資系にも目を向けてみる
グラフィックボードはゲーマーやクリエイターには超重要
高度なゲームや4K動画編集、3D制作、3画面以上で短期投資をやりたい人はグラフィックボード(グラボ)が搭載されたパソコンを選ぶ必要があります。
そうでないと画面はカクカクするなどまともに動作しないからです。
それらをやらない人にグラボは必要ありません。
グラボが必要な人はGeForce~という部品が搭載されたパソコンを選びましょう。
何が変わってくるか | |
グラフィックス(グラボ)の意味と選び方 | ・グラフィック処理性能 ・搭載できるケースのサイズ ・消費電力 ・発熱量 ・光り方 ・冷却ファンの数 |

グラフィックボードの比較表
- ゲームをやるのにグラボがついていないパソコンを買う
グラボなしでできるゲームもあるが、ゲーマーなら基本的にはグラボ搭載機種を買おう
グラボはあとから別に買えます(外付けもできるタイプあり)。
しかし、あとから買うと電源容量(電気が足りないと正常に動かない)や設置スペース(グラボは小さなPCには収まらない)の問題が起きる可能性があります。
グラボが必要な初心者はすでにPCに搭載されている製品をおすすめします。
形状やサイズの選び方
パソコンには目的に合わせた合理的な形状があります。
デスクトップPCは机上に置いて使うPCです。デスクトップPCは重くて場所をとりますが、分厚い構造をしているため発熱の大きな部品を搭載して長時間連続で動かすことに適しています。
一方、ノートパソコンは軽くて場所をとりませんし、内蔵バッテリーとともに薄い構造をしているため持ち運んで使うのに適しています。

左側はゲーミングノート、右側は低スペックノート
初心者向けPC選びのポイントその4
- ハイスペックノートは発熱が大きいため冷却ファンがうるさい(デスクトップのほうが熱トラブルは少ない)
- スペックが高いノートパソコンは、ACアダプタまでも大きくて重い
- ノートパソコンは部品の交換や増設が難しい(購入時点の選び方が重要)
- 世間一般ではノートパソコンのほうが人気があるが、自宅中心に使うのならデスクトップがいい
- 光学ドライブ、テレビチューナー、Officeソフト、セキュリティソフト、顔認証カメラ、指紋認証センサーなどはPC購入後に別個に買う手もある(ノートPCに内蔵させたいのならPC購入時に内蔵機を選ぼう)

左端はゲーミングノートのACアダプタであり、ケーブル込みの重さは約900g
何が変わってくるか | |
デスクトップとノートの違い(どっちがいいか) | ・寿命 ・持ち運びやすさ ・消費電力 ・停電耐性 ・場所をとる度合い ・故障する機会 ・拡張性(購入後の部品付加) ・使いまわしやすさ |
- 自宅でのみ使うのにノートPCを選ぶ
購入後の費用や寿命も含めて考えるとデスクトップのほうが安上がり(ノートを自宅内のいろいろな場所で使うのもあり)
デスクトップ本体の選ぶポイント
将来的に機能や部品を増やしたい(拡張したい)人は分離型デスクトップを選ぶべき。
分離型デスクトップ(とくにハイスペック)を買う際は以下をチェックするといいですよ。
- 裏配線の可否
- タワーサイズ
- USB端子の数と位置
- 本体側面の透明化
- 空冷(エアフロー)、水冷
- メモリスロットの数
- 購入後に拡張するなら電源容量
有料オプションで変えられる部品も結構あります。
詳しくはデスクトップPCのおすすめと選び方で。

デスクトップPCは個性的にカッコよく仕上げられる
形状(一体型,ノート,2in1,スティック)
何が変わってくるか | |
形状の種類 | ・処理能力 ・自宅外でも使えるか ・冷却性 ・通気性 ・寝たまま使えるか ・分解や掃除のしやすさ ・拡張性 ・ノートPC類の開き具合 |
パソコンはデスクトップの中にも種類がいくつかあります。
具体的に上記表内の記事では、分離型デスクトップ、一体型デスクトップ、ノート、2in1PC、タブレット、スマホ、スティックといった形状の種類を解説しています。
- 2in1パソコンは排熱が悪い
2in1みたいな薄型PCは長時間の連続使用を避ける
- 部屋面積の割に大きすぎるデスクトップを選んだ
デスクトップの上位機種(フルタワー)は大きいのでサイズに注意しよう
画面サイズ:ノートの主流は14か15.6インチ

スマホとタブレットとパソコンのサイズ比較
初心者向けPC選びのポイントその5
- 画面サイズが大きいと画面に映る情報面積も大きいため作業の生産性は上がるが、大きなノートパソコンは重いし持ち運ぶのが面倒
- ノートパソコンについて持ち運ぶ頻度が高いなら13~14インチ、あまり持ち運ばないのなら15.6~17インチ、迷ったら14インチが適当
パソコンは画面が大きいほうが見やすくて作業がはかどりますが、およそ15.6インチ以上のノートパソコンは重くて持ち運ぶのが面倒。
かといって小さすぎるノートパソコン(およそ12インチ未満)は画面が見づらかったり、キーボードの配列がおかしい場合がありますからおすすめできません。
ゲーミングノートのようなハイスペック機は基本的にサイズが大きいです。
何が変わってくるか | |
ノートパソコンやデスクトップの画面サイズ | ・持ち運びやすさ ・画像や動画の迫力 ・作業のしやすさ ・ノートパソコンならテンキーの有無 |
上記表内のリンクではデスクトップとノートパソコンの液晶サイズだけに的を絞った解説をしています。
モニター(解像度,液晶パネル,グレアorノングレア,ベゼル)

TNパネルは価格が安いものの視野角が狭い

グレア画面前のテディベア(映り込みが強い)

ノングレア液晶前でカメラを構える管理人(映り込みは弱い)
パソコンで読み込んだ内容はモニター(ディスプレイ)に表示されます。
モニターの選び方で重要なのは解像度(きめ細かさ)とパネルの種類。
パネルの種類によっては画面が白っぽかったり、黒色がキレイだったり、見る角度によって見え方が変わります。
一般に解像度はフルHDで、パネルはIPSにするのが無難。
ただし、ゲーマーやクリエイターは違う解像度やパネルを選んだほうがいい場合もあります。
何が変わってくるか | |
モニターの選び方:諸機能や解像度 | ・画像や動画の見栄え ・消費電力 |
パネルの種類 (参考記事は↑) |
・応答速度 ・再現性 ・視野角 |
輝度 (参考記事は↑↑) |
・明るさの幅 (屋外では明るいほうが見やすい) |
タッチパネル対応か | ・スマホ感覚での操作可否 ・ペン入力による手書き感覚 |
ピボット機能があるか | ・縦長面で見れる ・高さ調節機能もついてきやすい ・頭や首、視線の疲労度 ・重さ |
リフレッシュレート | ・1秒あたりの画面更新回数 |
グレアorノングレア | ・液晶表面の光り具合 ・画像や動画の見栄え ・目の疲労感 ・映り込み |
ベゼル(額縁部分) | ・モニターのカッコよさ ・全体的なサイズ ・モニターの強度 ・複数画面時の見やすさ |
ほかにも上記表内には専門用語がいくつもありますが、リンク先ではわかりやすく解説しています。そんなに難しくないですよ。
- TNパネルの安さにひかれて買ったら思ったより白くて視野角が狭い
TNパネルはFPSゲーマー以外は避けよう
- グレアを選んだら自分の顔が映り込むし目が疲れる
映り込みや目の疲労の弱さを優先するならノングレアにすべき
買う場所(家電量販店,メーカー直販)と買う時期
初心者向けPC選びのポイントその6
- 家電量販店や大学生協のパソコン価格は基本的に高い
- 初心者が家電量販店でパソコンを買おうとすると、店員は妙な割高オプションをつけようと勧誘するから注意
- ネット通販のパソコン価格は3日~2週間おきに変わる(安く買うならセール対象の限定機種がねらい目)
商品の価格は製造者から消費者に届くまでの間で多くの業者が介在しているほど高くなります。
パソコンの場合、家電量販店で買うよりもインターネット経由でパソコンメーカーから直接買うほうが安いですし、商品やオプションの選択肢も多いのです。
メーカー直販サイトなら購入後1年間のメーカー保証もついていますよ。
家電量販店は展示場みたいな位置づけであって買う場所には適していません。
家電量販店は便利な立地に構えるだけの不動産費用、冷やかし客にも対応する人件費、明るく空調のきいた店内など割高価格になる要素が盛りだくさん。
何が変わってくるか | |
家電量販店のPCは高い | ・納期 ・特典 ・品揃え ・相談 ・カスタマイズの幅 ・持ち帰る手間 |
メーカー直販サイトやネット通販 | |
パソコンを買う時期 | ・納期 ・型落ち品の入手 |
- 家電量販店や大学生協で買う
メーカー直販のほうが安いし選択肢が豊富
- Amazonで安すぎる新品パソコンを買ったらライセンス違反だった
原価割れ級の安さはライセンス違反の場合もある
おすすめしないPC
当サイトの管理人はコスパ重視で選ぶことを基本としています。
そんなコスパ重視の場合、おすすめしないパソコンがいくつかあるのです。
やはり悪いメーカーや販売店もありますからね。見てみると参考になりますよ。
何が変わってくるか | |
おすすめしないPC | ・失敗パターンの回避率 |
譲渡会は避けよう |
初心者向けパソコンの選び方:重要度3番手
次は選び方の重要度としては3番手クラスのものを解説します。
個人モデルと法人モデル
何が変わってくるか | |
個人モデルと法人モデルの違い | ・WindowsがHomeかProか ・外観(法人モデルのほうが地味) ・音質や画質 ・サポートや保証 ・プリインストール数 |
メーカーによって個人モデルと法人モデルの位置づけはちょっと違います。
メーカーによっては個人が法人モデルを買える場合もあります。
Officeソフトやセキュリティソフトの必要性
パソコンでレポートや企画書といった文書を書く人はとても多いです。
で、パソコンで文書を書くには一昔前までMicrosoft Officeというソフトを使うことが当たり前でした。
しかし、現代ではMicrosoft Office以外にも文書作成や表計算のソフトが出てきました。
Microsoft Officeをつけるには2万円くらいかかり、ほかのソフトはもっと安いですから比較検討してみるといいですよ。
何が変わってくるか | |
Microsoft Officeは必要か? | ・Officeソフトが使えるか ・他者との互換性 |
セキュリティソフトはいらない? | ・セキュリティ ・ソフトを入れるとPCの動きが重くなる |
有料セキュリティソフトについても昔はつけるのが当たり前でしたが、現代ではOSのセキュリティ機能が格段によくなったため管理人はつけていません。
- 自分の状況としてはMicrosoft Officeの安い代替品で問題ないにもかかわらずMicrosoft Officeを買う
安い代替品で問題ないのならそっちを選ぼう
- セキュリティソフトをなんとなく購入してしまう
一部の人以外はセキュリティソフトを買う必要はない
光学ドライブの必要性
何が変わってくるか | |
光学ドライブは必要か | ・ディスクの読み込みと書き込み ・動作時の振動や音 ・ノートパソコンの場合は厚さ |
光学ドライブとはディスク類を読みんだり、ディスク類に書き込んだりする装置のこと。
ひとくちに光学ドライブといっても対象のディスクや、読み込みだけか書き込みもできるかによって種類がいくつかあります。
ただし、現代ではソフトはダウンロード販売が主流になっているため必要性は薄れています。
- 光学ドライブ内蔵のパソコンを買ったらブルーレイディスクの書き込みに対応していなかった
内蔵の場合はよく確認して買おう
光学ドライブは必要になったときに外付けにするのがおすすめ。
端子(インターフェース)
何が変わってくるか | |
ノートPCの端子の種類と数 | ・周辺機器の接続数 ・マイクが使えるか ・有線接続できるか ・端子が左右どちらの配置かで使いやすさが異なる |
一般にノートパソコンは薄型で小さいですから端子の種類と数が限られています。
そのためノートパソコンユーザーは端子の種類と数をチェックすることをおすすめします。
- LANポートがついていないためにUSB経由のLANポートを買った
LANポートの有無は人によって好みが分かれるからチェックしておこう
- USB Type-A端子が必要なのについてなかった
まれにUSB Type-A端子がついていない機種もある
重さと厚さと材質は表裏一体
何が変わってくるか | |
重さの目安 | ・持ち運びやすさ ・置き場所での安定感 |
ノートパソコンの外枠材質 | ・耐久性 ・キーボードのたわみ ・重さ ・手で触ったときの熱感 |
厚さの目安 | ・排熱性 ・耐久性 ・カッコよさ |
デスクトップパソコンはどこかに据え置いたまま使いますから、重量を気にする必要はあまりありません。
しかし、ノートパソコンは持ち歩くため重さも気にする必要があります。
この重さを左右するのがノートパソコン本体の外枠(ケース)の材質。
外枠の材質が軽くて丈夫な合金や炭素繊維の価格は高いですが、軽くてそれなりに丈夫な樹脂製の価格は安いです。
- 持ち運ぶ頻度が高いのに重いノートパソコンを買う
マグネシウム合金やアルミ合金のノートパソコンはやや高価で重さは軽め
- 薄いノートパソコンを買ったら思った以上に排熱が弱かった
熱負担が大きくなる長時間の連続駆動をやめる
色は気分を左右する
何が変わってくるか | |
本体色の選び方 | ・ユーザーの気分 ・キーボードの見やすさ ・集団の中での目立ちやすさ |
デスクトップパソコンの本体色は白・黒・灰くらいですが、ノートパソコンや自作PCの色の選択肢はもっと多いです。
そのためノートパソコンユーザーは色について調べてみてもいいかも。
- 濃い原色のパソコンを買う
色の好みは人それぞれだが濃すぎる原色はおすすめしない(白、黒、灰、淡い原色が無難で人気)
生体認証装置と内蔵カメラ
何が変わってくるか | |
指紋認証や顔認証のメリット・デメリット | ・セキュリティ ・顔認証に対応するカメラか ・カメラにのぞき見防止はついているか |
デスクトップ内蔵カメラの有無 | ・内蔵のままカメラが使えるか ・レンズにシャッター付きもある |
ノートパソコンのカメラは動画撮影と静止画撮影の両方ができるのが基本。
カメラは外付けでも設置できます。しかし、ノートパソコンユーザーにとっては内蔵のほうが便利でしょう。
というか最近のノートパソコンは内蔵カメラを搭載している率が高いです。
自宅外でよく使う人は指紋認証か顔認証のどちらかが欲しいところ。
高い画質をもとめるなら内蔵カメラより外付けカメラを買うほうがいいです。
- どんなカメラでも顔認証ができると思っていた
顔認証を行うには顔認証対応のカメラでないとできない
返品と保証とサポート
何が変わってくるか | |
返品規定 | ・返品できるか否か ・返品の条件 |
保証の基本 | ・保証期間 ・保証の対応範囲 |
サポート | ・サポート対応時間 ・電話のつながりやすさ ・無料部分と有料部分 ・サポートの丁寧さ |
パソコンのCPUやメモリといった性能は数値に表せますからランキング化しやすいです。
しかし、サポートは人によって感じ方が違いますし、サポートのプランによって対応する地域が分かれている場合もありますからランキング化しにくいです。
サポートの世話にならないユーザーも結構います。
なお各社の保証は有料オプションにでも加入しなければ、どのメーカーも新品購入後の1年間が基本となっています。
ノートPCは持ち運びが多いほど故障機会が多くなりますから、大学生はPC購入と同時に保証が長いプランに入ってもいいですよ。
- サポートの中国人に不満をもつ
サポートは日本人以外はイヤならサポート拠点を調べてから買おう(基本的に国産メーカーやレノボは日本国内対応)
中古品を買ってもいいのか
何が変わってくるか | |
中古品のメリットやデメリット | ・保証期間 ・劣化具合 ・説明書 |
中古品は新品よりも選ぶのに知識が多く必要であるため、初心者にはあまりおすすめできません。
中古品は保証やサポートも物足りない場合が多いです。
もし中古パソコンを買うならきちんとした専門業者からにしましょう。メルカリのように個人から買うのは結構な賭けです。
- ヤフオクやメルカリの個人取引で粗悪品をつかまされる
ヤフオクやメルカリで個人取引は要注意
- Core i7はハイスペックだと思って買ったら、中古で世代が古いため最近のCore i3よりも遅かった
CPU選びは世代も重要
ノーパソのキーボードとタッチパッド
何が変わってくるか | |
ノートパソコンのキーボード | ・キー配列 ・キーピッチ ・キーストローク ・テンキーの有無 ・アイソレーションか否か ・電源ボタンの位置 ・印字フォント ・ユーザーの気分 ・打鍵音 ・光るか(暗い車内や室内で使用) ・抗菌仕様か |
ノートパソコンのタッチパッド | ・面積によって操作性が変わる ・クリックボタンの有無 |
ノートパソコンは本体とモニターとキーボードが一体化しているため、キーボードは同じ規格のものとしか交換できません。
ノートパソコンのキーボードは好みできめるべきところが大きいです。
タッチパッドについてはクリックボタンの有無に注目しましょう。
- 電源ボタンがキーボードの中に紛れていて誤って押しやすい
電源ボタンはキーボードから独立している機種のほうが使いやすい
バッテリーのチェック事項
何が変わってくるか | |
ノートパソコンのバッテリー | ・バッテリー駆動時間 ・バッテリー充電時間 ・内蔵式か、着脱式か |
ハイスペックのノートパソコンはどうしてもバッテリー駆動時間が短くなってしまいますが、標準スペックなら新品時に10時間以上の駆動時間がほしいところ。
ノートパソコンのバッテリーは内蔵式が主流であり着脱式はあまり見かけません。
ちなみに最近のノートパソコンの中には急速充電といって45分で50%くらいまで充電できる機能をもった機種もあります。
- バッテリーの駆動時間が思ったよりも短い
ハイスペックノートや中古品はバッテリーの駆動時間に注意
- 非純正バッテリーに交換したら異常なまでに熱くなった
非純正バッテリーは安いが、事故に至る危険性がある以上、純正品を使うのが基本

ネット回線と端末の関係、Wi-Fi規格
何が変わってくるか | |
Wi-Fi規格 | ・無線LANの通信環境 |
ノートPCのLTE(PCの月額料金、テザリング、セルラータブレットも解説) | ・ネット接続できる場所 |
ノートパソコンのWi-Fi規格は新品だとWi-Fi6ばかりで、それは高性能ですから、とくに気にする必要はありません。
LTEについては、もしノートパソコンにSIMカードが入る構造になっているとWi-Fiがない環境でもインターネットに接続できます。
ネット回線と端末の関係(例外あり)
- 光回線
契約した建物内でネット使い放題(端末の接続台数は10台以上)(自宅外では有線だから使い始めるには引き込み工事が必要)(高速通信)
- ホームルーター
契約した建物内でネット使い放題(端末の接続台数は10台以上)(自宅外では無線だから工事は不要)(低速~中速通信)
ノーパソのスピーカーの位置
何が変わってくるか | |
ノートパソコンのスピーカーの位置 | ・音質が変わる ・キーボードとの兼ね合い ・ノイズキャンセリング機能がついているか |
ノートパソコンのキーボードが付いている位置は、キーボードの真横か真上か側面か、パームレストか、底面です(例外あり)。
イヤホン類で音を聴く人ならスピーカーがどこにあっても音質は変わりませんが、スピーカーから聴く人だと、スピーカー位置によって音質が変わります。
具体的にはスピーカーが底面(裏面)にあると音がこもりますからご注意を。
ノートパソコンのモード調節
何が変わってくるか | |
ノートパソコンのモード調節機能 | ・動作速度 ・消費電力 |
ノートパソコンはある程度ハイスペックだとしても、インターネットを適当に眺めるくらいならわざと出力を落としたほうが節約になります。
アイドリング(待機状態)のときも出力を落としたほうがいいです。
これはスマホでいう省電力モードみたいなもの。
逆に動画編集やゲームをするなら消費電力が大きくなってでもハイパワーにするのです。機種によっては自動で調整してくれたりもします。
この手のモード自動調整機能は各メーカーの標準スペック以上の機種についているのであって低スペックノートにはついていない傾向があります。
初心者向けパソコンの選び方:重要度4番手
最後は選び方の重要度としては4番手クラスのものを解説します。
標準スペックのPCを買う人には重要ではありませんが、ハイスペックを買う人にはそれなりに重要な場合があります。
自作PCという手段もある
何が変わってくるか | |
自作PCのメリット・デメリット | ・独自性 ・満足感 ・PC入手までの時間 ・保証 |
パソコンは主要パーツを自分で収集したら、あとはプラスドライバー1本で組み立てられます。
しかし、自作PCはパーツの収集と不具合の検証が難しいため、結構な知識がある人にしかおすすめできません。
自作PCを組み立てたときに思うように動かないことがあります。この不具合を検証して直すわけですが、簡単に原因を突き止められるとは限りません。
- 部品代は安く済んだが思った以上に時間をとられてしまった
自作PCは部品収集に時間がかかるから、YouTubeやブログなどで他人の自作PC構成をマネする
マザーボードとCPUグリスを気にすべきは自作派
何が変わってくるか | |
マザーボード | ・搭載できるケースのサイズ ・端子の数 ・取り付けられるパーツの数 ・CPUソケット ・メモリスロット数 ・フェーズ数 ・ヒートシンクの大きさ |
CPUグリス | ・熱伝導率や熱抵抗値 |
ケース | ・サイズ ・形状 ・剛性 ・ケース搭載の冷却ファンの数 ・電源ユニットの位置 ・正面側の端子の数と位置 ・裏配線ができるか ・サイドパネルの色と材質 ・エアフロー ・メッシュ部分 ・光学ドライブは搭載可能か |
電源 | ・ワット数 ・電力変換効率 ・サイズ ・端子数 ・保証期間 |
マザーボードとはCPUやメモリといった各種の電子部品を搭載するための土台(電子基板)を意味します。
メーカー品や受注生産品を買う場合、基本的にマザーボードは自由に選択できる対象ではありません。
CPUグリスにしてもハイスペック派でこだわる人以外はほとんど気にする必要はありません。
テレビチューナー、付属品、オプション
何が変わってくるか | |
TVチューナー付きか | ・パソコンでテレビが見られる |
マウスなどの付属品 | ・最低限買いそろえるべきもの |
購入時のオプション |
パソコンを買う時は必要な機能や装置ばかり考えてしまいがちですが、逆にいらない機能や装置も考えたほうが失敗しない買い物になりやすいです。
たとえば家電量販店にはTVチューナー付きのパソコンがありますが、TVチューナーは万人に必要ではありません。
ちなみにデスクトップを買うと、安いマウスやキーボードを無料でおまけしてくれる場合が多いです。
- 使わない有料オプションをつけてしまう
使わない有料オプションはつける必要ないから、妙な機能が強制的についてくるメーカーや販売店は選ばない
そのほか少し気になるポイント
何が変わってくるか | |
Bluetooth | ・周辺機器が無線で使えるか |
表示ランプ | ・ランプ類の数 ・ランプ類の光り方 ・バッテリー残量の知らせ方 |
☆彡ユーザー別の選び方のポイント:ゲーム、事務、ブログ、動画編集、学生、イラスト、投資、家族、Mac
どんなユーザーも最も大切なのはCPU、メモリ、ストレージについてどれを選ぶかです。
そのほかの重要なポイントをユーザー別に示します。
- PCゲーム初心者(ゲーミングPC、ハイスペックPCの知識)
デスクトップのほうが望ましい、グラフィックス、モニターのリフレッシュレート
- クリエイター向けPCのスペック(動画編集、3D制作、音楽制作)
グラフィックス、色域、MacかWindowsか、デスクトップかノートか
- ビジネス(テレワーク、公務員、社会人)PCのスペック
テレワークや内勤向けか(持ち運びは少ない)屋外や出先向けか(持ち運びは多い)、顧客の前で使うなら地味な色、OSは周りと合わせないと業務に支障が出やすい、業務遂行のための耐久性、セキュリティのためのソフトや生体認証、どの出先でも困らないLTE接続や端子、Officeソフトの有無
- ブロガーやライターPCのスペック
文字入力ばかりなら高いスペックは必要ない、スマホでブログは効率悪すぎ
- 大学生向けPCのスペック
持ち運びやすさ、ACアダプタを大学にもっていかなくてもバッテリーは1日もつか、Officeソフトの有無(大学の包括ライセンス)、理系や芸術系はスペックを高めにする
- 専門学校生のPC事情
パソコンが直接関連していない分野の学生だとしてもパソコンを所有すべき、選ぶべきPCは大学生と同じ
- 中高生や小学生のPC
ゲームができるだけのスペックを選ぶか、タッチパネルよりもキーボード入力に慣れるべき
- イラスト制作者のPCスペック
液タブか板タブか、グラフィックス、タッチパネル対応か、モニターの解像度と色域
- 投資をやる人にPCは必要か
短期投資と長期投資の違いを理解しよう、短期投資ならグラフィックスとモニター
- 家族共有、高齢者にとっての選び方
サイズは大きめ、ゲームができるだけのスペックを選ぶか、メーカーによるサポートは日本人か
- Mac、MacBookの選び方
AirとProの違い、Mac特有の機能、クリエイティブな作業はどのくらい行うか
「自分は上記のどれにもあてはまらない」と思う人は、ゲームや動画編集といった高負荷のことをやらないのであれば、当サイト基準の標準スペックPCを買うのがおすすめ。
PC,タブレット,テレビ,スマホの関係

スマホは小さなPCだから共通点は多い
おもな操作方法 | おもな画面サイズ |
|
スマホ | タッチパネル | 5~7インチ |
デスクトップPC | キーボード、マウス | 20~40インチ |
ノートPC | キーボード、タッチパッド | 11~18インチ |
タブレット | タッチパネル | 7~11インチ |
テレビ | リモコン、音声 | 24~75インチ |

端末の主流サイズ比率一覧
スマホ、PC、タブレット、テレビの特徴
- スマホ
コミュニケーション全般や決済、簡単な娯楽消費に適している。【スマホ機種の選び方】【スマホキャリアの選び方】
↑現代人にとって必須の端末。
↓必須とまではいえないがどれかは欲しい。
- デスクトップPC
固定的な場所で使うのに適した端末。資料の作成、ゲーム、クリエイティブな作業に使う。同じ使用量ならノートPCより寿命が長い。【デスクトップPC特有の選び方】
- ノートPC
外出先で作業やゲームをやるのに適した端末。キーボードとモニターと本体が一体化している点が便利だが、不便でもある(1か所壊れると他も道連れになりやすい)。
- タブレット
電子書籍や動画の視聴、お絵描き、音ゲーといった消費に使うがスマホで代替できる。【風呂で使うならPCよりタブレット】【タブレットの選び方】
- テレビ
処理性能は高くないが自宅の大画面で動画を見るのには適している(ネット動画ならネット回線も必要)。【テレビの選び方】【テレビとPCモニターの違い】
デスクトップとノートはほかの端末よりもデータの保存容量が大きめ。
以上のうちスマホとタブレットとテレビにはキーボードがない一方で(キーボードの外付け可)、PCにはキーボードがあります。キーボードのほうが文字入力は速いです。
スマホをキーボード面で補うにはPCが、スマホの小ささを補うにはスマートテレビやPCが適しています。
端末のデータ処理性能は平均的にいうと、デスクトップPC≧ノートPC>タブレット≧スマホ>テレビ、という傾向があります。
ネット動画を短い時間で次々に切り替えて見たい人には標準スペック以上のPCで見るのがおすすめ。
複数端末をもつ場合の要点:重複を避けるべきか
たとえば昨今のスマホの上位機種はカメラが高性能です。
そんな上位スマホをもっている人がタブレットを買う場合、タブレットのカメラは高性能である必要はないかもしれません。
その人が高画質の写真を撮りたい場合、スマホかタブレット、どちらかが高性能であれば間に合うわけですから。
つまり、端末の機能は重複を避けるほうが安上がりなのです。
まあ予算に余裕があるという人や、何もかもハイスペックのほうがいいという人もいますから機能の重複は全否定されるものではありません。
サイズの重複
サイズについても重複を避けるべきかもしれません。
たとえば大型スマホは6.5〜7インチで、小型タブレットは7〜8インチです。
そのため、大型スマホをもっている人がタブレットを買うならタブレットは大きめのほうがいいでしょう。
スペックの重複
PC類についてはスペックの重複を避けるとコスパは高くなります。
たとえばPCで3Dゲームをやるにはグラフィックボードという高価な部品が搭載された機種を選ぶ必要があります。これをゲーミングPCといいます。
しかし、ゲーミングPCをすでにもっているのなら、2台目(サブPC)はグラフィックボードを搭載していない機種を選ぶほうが安上がりです
- サブPCとメインPC【2台体制は必要なの?】
対応ソフトの違い、デスクトップとノート、ハイスペックPCの位置づけ