インターネット回線

光回線の種類【光コラボや独自回線の意味】

現在の日本にはなんと約600もの光回線事業者があります。

しかし、ひとくちに「光回線」といっても実は4種類くらいに分けられます。

そこで今回では光回線の種類についてわかりやすく解説します。

600もの事業者を1個1個見ていくのは非現実的ですから、まずは4種類を知っておきましょう。

光回線の種類一覧【独自回線と光コラボと光ハイブリッドの意味】

提供エリア 回線速度
事業者数 利用者数 月額料金 キャンペーン
セット割
フレッツ光 全国47都道府県 光回線としては普通 NTT2社 多い やや高い 普通
光コラボ フレッツ光と同じ フレッツ光と同じ※ 数百社 多い やや安い~やや高い いろいろ豊富
独自回線
(ダークファイバー系)
各地の大都市圏 速くて安定している 数社 少ない やや安い~やや高い いろいろ豊富
電力系の光回線 西日本の都市圏 速くて安定している 数社 少ない やや安い~やや高い いろいろ豊富
光ハイブリッド
(CATV回線)
全国各地 光回線より少し遅い 数十社 少ない 普通 普通

上の表で一番のポイントは、光コラボは提供エリアと回線速度がフレッツ光と同じで数百もの事業者がいるということ(厳密にいうと速度は少々の違いあり)。

光回線の種類

フレッツ光の簡単な歴史

以上のうち最初に知るべきは、光回線の元祖といえるNTT(日本電信電話)東西によるフレッツ光です。

NTT東西は電話事業者として昔から有名であり、1990年代~2000年代初頭の人々は電話回線経由でインターネットに接続することが一般的でした。

しかし、電話回線経由のインターネットは回線速度がかなり遅いため、光ファイバーというケーブルを使った高速回線も全国的に整備されていきました。これがNTTの光回線です。

いわゆる「フレッツ光」とはNTT東西としての光回線事業の登録商標を意味します。

フレッツ光は知名度もシェアも業界トップクラスにあり、一部の地域では最大速度10Gbpsという超高速プランも販売されています。

光コラボとは:光回線の自由化に近い

2010年代半ばからは光コラボ(光コラボレーションの略)が活発化しました。

フレッツ光と光コラボ

光コラボとは、NTT東西以外の事業者がNTTのフレッツ光回線を借りて、そこにその事業者が独自のサービスを組み込んだ光回線事業のこと。

これによって光回線事業者の競争が活発化し、光回線の月額料金は下がるとともに光回線の普及は加速しました。

光コラボとフレッツ光との違い

光回線のシェア

NTT東日本系とNTT西日本系のシェアには光コラボも含まれる

  • 光コラボ各社の提供エリアはフレッツ光と同じであり全国的に広い
  • 光コラボ各社の回線速度や安定感は、最大速度が同じプランであればフレッツ光とほとんど同じ
  • 光回線の契約者数ランキングはフレッツ光が1位
  • フレッツ光経由でインターネットを利用するにはNTTとの契約のほかにプロバイダとの契約も必要だが、光コラボはプロバイダとセットになった事業者が多い
  • 光コラボ各社の月額料金はフレッツ光より安い場合が多い(特典やキャンペーンも多い)
  • 光コラボ各社のオプションはフレッツ光より多い
  • スマホ料金や電気代、ガス代、ネットフリックスなどとのセット割を設けている光コラボ事業者もある
  • すでにフレッツ光の設備がある状態から光コラボへの事業者移行は簡単(工事不要)
  • フレッツ光も光コラボも申込~開通までにかかる時間は光回線の中では早いほう
  • フレッツ光も光コラボも利用者数が多いため、混雑する地域や時間帯によっては通信速度が少し下がる

プロバイダとは回線をインターネットにつなげる事業者のこと。プロバイダによって料金の高さや速度の安定感は多少異なります。

フレッツ光と光コラボの違い

たとえば東京のフレッツ光と札幌の光コラボを比べると通信速度は少し違います。

なぜなら光回線は地域の人口密度や使う時間帯によって回線の混雑度と速度は少し遅くなるからです。

しかし、最大速度が同じ1Gbpsプランであればフレッツ光と光コラボは設備と理論上の回線速度はほぼ同じ。

そのためフレッツ光と光コラボの速度を比べるのはあまり意味がありません。

フレッツ光と光コラボは設備・提供エリアや速度は同じだから、月額料金が安いほうを選ぶべき。
基本的には光コラボのほうが安いんだよな。

光コラボとフレッツ光では少し通信速度が違う場合があります。その要因としては、地域や時間帯の違い、プロバイダの違い、事業者による制御の違い、IPv6に入っているか(IPv6対応のルーターか)、設備のどこかに異常が生じているなどが考えられます。

光コラボがキャンペーンを積極的に展開する理由

フレッツ光と光回線のプロバイダ

フレッツ光の事業者はNTT東西2社しかありませんが、光コラボ事業者は数百もあります。

そこで光コラボ各社は特典やキャンペーンをつけて競合他社と差別化しようとしているわけ。

フレッツ光も光コラボも時間帯によっては混雑して回線速度が落ちるのですが、通信障害というほどのひどい状態でなければ混雑時でも回線速度は150Mbpsは出ます。

混雑していなければ300Mbps以上は固いです。

100Mbpsもあれば高画質動画もオンラインゲームもオンライン会議も快適に見ることができますよ。

独自回線の特徴:速いが提供エリアは大都市圏が中心

次は独自回線について。独自回線とはフレッツ光や光コラボとは違う回線を使った光回線だと考えてください。独自回線としてはNURO光とauひかりが代表的。

独自回線はNTT東西のダークファイバー回線を使っています。ダークファイバー回線とはNTTが整備した回線のうち普段は使わない回線のこと。

独自回線の通信事業者はこのダークファイバーを使って光回線サービスを提供しているのです。

独自回線は光コラボよりも利用者数が少ないなど混雑しづらいため回線速度は安定して速い傾向があります。

その割に月額料金は光コラボ各社とあまり変わらないためお得感があります。

ただし、独自回線はフレッツ光や光コラボよりも提供エリアが狭く大都市圏が中心です。

また独自回線は提供エリア内だとしても住宅(とくにマンション)の構造によっては導入工事ができないという欠点があります。

NURO光はソフトバンクのスマホと、auひかりはauのスマホとのセット割があります。

しかし、独自回線との関係ではドコモのスマホにセット割はありません。

NTTドコモと契約しているスマホをお持ちの人はドコモ光(光コラボ)を選ぶのがおすすめ。

電力系の光回線は独自回線の一種

次は電力系の光回線について。

電力系の光回線は、電力供給のための電線を使うので独自回線の一種に入ります。

電力系光回線の特徴

  • 利用者が少ない回線であるため速度が低下しにくい
  • 提供エリアが限定的(中部、関西、中国地方、九州)
  • 対象の地方電力とセットで申し込むと月額料金が割引
  • auスマホとのセット割あり

電力系の光回線の提供エリアは各電力会社の電力供給エリアと重なります。

電力系の光回線の運営は電力会社のグループ企業です。とくにマンションでの電力系光回線の利用は構造的に難しい場合があります。

どこの電力会社系列 提供エリア
eo光 関西電力 大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、福井県の一部地域
コミュファ光 中部電力 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、長野県の一部地域
MEGA EGG 中国電力 広島県、岡山県、島根県、鳥取県、山口県
ピカラ光 四国電力 香川県、徳島県、愛媛県、高知県
BBIQ 九州電力 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県

上の表においては東日本に電力系の光回線が見当たりません。

現在の東京電力系の光回線(TEPCOひかり)は光コラボ系に属するのであって独自回線とはいえません。

東日本の独自回線としてはNURO光やauひかりなどがありますから、電力系の独自回線がなくても問題ありません。

光ハイブリッドは光回線の雑種みたいな存在

次に光ハイブリッドとは自宅の手前までは光回線で、そのあとは同軸ケーブルを使った回線のこと。

光ハイブリッドはおもにケーブルテレビが提供しています。

※ハイブリッド(hybrid)とは雑種、交雑した方式という意味。

※ケーブルテレビ会社のインターネット回線=光ハイブリッドとは限らず、ケーブルテレビ会社が光コラボとして光回線を提供している場合もあります。

光ハイブリッドの仕組み

光ハイブリッドは光回線と同軸ケーブルの雑種であるため、フレッツ光や光コラボ、独自回線よりは速度が少し遅いです。

しかし、ケーブルテレビの光ハイブリッドはセットで有線テレビ放送も見ることができます。

そのためインターネットだけでなくケーブルテレビの有線テレビが見たい人におすすめ。

ただし、今の時代はケーブルテレビの有線放送だけでなく、ネットフリックスやU-NEXT、ひかりTVにも面白い動画がたくさんあります。

そのため有線テレビにこだわらず選ぶのがいいと思います。

マンションのVDSLとLAN配線方式は雑種みたいなもので遅い

そもそも光回線のメリットといえば通信速度が速くて安定していること。

しかし、光ハイブリッドは途中から同軸ケーブルになっているため遅いのです。

これと同じような仕組みとして、光回線のマンションプランのVDSL方式とLAN配線方式があります。

  • 光回線のマンションタイプの光配線方式基地局からマンションの共有設備、そして各部屋まですべて光ファイバーで接続されているから安定して速い
  • 光回線のマンションタイプのVDSL方式とLAN配線方式基地局からマンションの共有設備までは光ファイバーで接続されているが、共有設備からはLANケーブル(LAN配線方式)、あるいは電話回線(VDSL方式)になっているため遅い。

※光回線のマンションタイプのVDSL方式とLAN配線方式は光配線方式よりも遅いですが、モバイルWi-Fiルーターやホームルーターよりは少し速い傾向があります。

マンションのVDSL方式

つまり、光回線は純粋には速いのですが、光回線と別タイプの回線と組み合わせると遅くなってしまうのです。

VDSL方式とLAN配線方式は築年数が古いマンションに多いです。

マンションの構造をVDSL方式から光配線方式や一戸建てタイプへと変えるにはお金がかかりますし、大家さんや管理会社の許可も必要です。

マンションの接続方式はマンションの設備によって決まりますので自由に選ぶことはできません。

ただし、マンションによっては光回線の戸建てプランを導入することもできます。この導入可否は大家さんや管理会社に聞いてみましょう。

まとめと速度順位:NTT系か、独自路線か、雑種か

  • NTT東西のフレッツ光矢印光回線の元祖であり、料金が高め。
  • 光コラボ矢印NTTの光回線を借り受けた光回線。キャンペーンが豊富でフレッツ光よりやや安いが、業者が乱立していてどれを選ぶか迷う。通信の質と提供エリアはフレッツ光と同じであるにもかかわらずフレッツ光より安い。
  • 独自回線矢印NTTのダークファイバーを使った回線。回線速度は速くて混雑しにくいが、提供エリアは都市圏ばかりで光コラボより狭い。料金は一戸建てなら光コラボと同じくらい、マンションプランなら光コラボより少し安いくらい。
  • 電力系の光回線矢印独自回線の一種。回線速度は速くて混雑しにくいが、提供エリアは都市圏ばかりで光コラボより狭い。
  • 光ハイブリッドおもにケーブルテレビが提供する同軸ケーブルと混ざった光回線。速度や安定感は光コラボや独自回線に比べると少し劣る。
  • VDSL方式とLAN配線方式マンションプランに用いられる遅くて安い雑種系の光回線。

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