
スマート家電
今回はパソコンでできることの一覧と、それが快適に動くスペックの目安を紹介します。
パソコンを何に使うかでパソコンの選び方、パソコンに必要なスペックも変わってきます。
そのため、あなたがパソコンでやりたいことを見極め、それに合ったスペックのパソコンを探すことが重要。
ちなみにスマートフォンは小さなパソコンですから、パソコンでできることはスマホでもできる場合がほとんど。
スマホとパソコンで決定的に違うのは、キーボードの有無、画面サイズ、処理能力です。
タップできるもくじ
パソコンやインターネットでできること一覧
まずはパソコンでできること一覧の表を見渡していきましょう。
快適に動くスペック | ネット環境が必要か | |
Officeソフトで文書作成 音声入力(口頭で文字入力) 手書きや書籍の文字をPC上の文字に変換 AIによる文章自動生成 |
標準 | ▲ |
Officeソフトで表計算 | 標準 | ▲ |
メールの送受信 スケジュール管理やタイマー |
低~標準 | 必要 |
ビデオ通話 オンラインでの会議や授業 海外にいる人と会話 ほかのPCやタブレットと同じ画面を共有 |
標準 | 必要 |
パソコンと会話 | 低~標準 | ▲ |
ラジオを聴く | 低~標準 | 必要 |
動画や音楽の視聴 電子書籍を読む オーディオブックを聴く 視聴者が番組に参加・意見する |
低~標準 | ▲ |
テレビを見る(要テレビチューナー) | 低 | 必要 |
(光学ドライブ搭載の場合) ディスク類やカードのデータを再生する ディスク類やカードにデータを記録する |
低~標準 | いらない |
画面に表示されたQRコードの読み取り | 低 | ▲ |
プリントスクリーン(スクショ) | 低 | いらない |
VR・メタバース (仮想現実の体験) |
やや高い~高い | 必要 |
画像編集 お絵かき マンガ制作 画像の生成 |
標準~やや高い | ▲ |
興味深いカメラ系アプリ
|
低~標準 | ▲ |
DTM(音楽制作) 音声の生成 |
標準~高い | ▲ |
動画編集 | 標準~高い | ▲ |
動画の生成 アニメ制作 3Dやゲームの制作 |
やや高い~高い | ▲ |
ファイルの共有 | 低〜標準 | 必要 |
グラボが必要な3Dゲーム | やや高い~高い | ▲ |
プログラミング | 標準~やや高い | ▲ |
理系向けの高度なソフト 高度なデータ解析 |
やや高い~高い | ▲ |
検索エンジンを使う | 低 | 必要 |
Googleストリートビュー | 標準 | 必要 |
位置情報検知 | 低~標準 | ▲ |
各種マッチングサービス、予約 | 低 | 必要 |
SNSの利用 | 低~標準 | 必要 |
ブログ運営 | 低~標準 | 必要 |
ネットショッピング | 低〜標準 | 必要 |
3Dビューでネットショッピング | 標準 | 必要 |
ヤフオクのような個人売買 | 低 | 必要 |
短期投資 自作プログラムで自動投資 |
標準~やや高い | 必要 |
長期投資 金融機関で入出金 |
低 | 必要 |
仮想通貨のマイニング | やや高い~高い | 必要 |
懸賞や試供品への応募 | 低 | 必要 |
行政手続き | 低 | 必要 |
いろいろな機械の遠隔操作 | 標準 | ▲、必要 |
自宅をカメラで監視し、 それを外出先で見る |
低〜標準 | 必要 |
農作物の育成管理 | 標準 | ▲ |
▲⇒インターネットへの接続が必要かはケースバイケース
たとえばパソコンにインストールしたイラスト制作ソフトを使うだけならネット環境は必要ありません。
しかし、どこかのウェブサイトでイラスト制作をやるのならネット環境が必要です。
上記について一つ一つだけを行うのと、それらをいくつも組みわせるのとではパソコンの必要スペックは異なります。
たとえば動画だけを見るだけなら標準スペックで大丈夫ですが、それと同時に電子書籍や表計算などをいくつも開くとパソコンの必要スペックは上がります。
上記の表の要点は、絵描き、VR、画像や動画の編集、DTM、ゲーム、プログラミング、3D、理系向けのソフト、短期投資を高度なレベルでやりたい人は、やや高い~高いスペックのパソコンが必要だということ。
それらをやらない人は標準スペックのパソコンで大丈夫です。標準スペックのパソコンでできるゲームもあります。
低スペックのパソコンは安いものの動作の遅さに苛立ってしまうため、初心者にも上級者にもおすすめしません。
昨今のインターネット界では文章や画像はAI(人工知能)によって自動生成できる機能に注目が集まっています。
自動生成された文章や画像は基本的に既存の文章や画像を合成したもの。そのため、不自然だったり間違いがあったりすることに注意です。
著作権は発生しないというのが通説ですが、既存の文章や画像に似すぎていると権利者とトラブルになることもあります。
スマホにできてパソコンにできないこと
ちなみにスマホにできて普通のパソコンではできないこととしては歩数や速度の測定(内蔵センサーが必要)、スマホ決済(内蔵チップが必要)があります。
パソコンはポケットに入れて持ち運べないと答えている人もいますが、スティックPCならポケットに入れての持ち運びが可能。
さらに、できることとは少し違いますが、水没させても使える確率が高いのは防水性能が高いスマホやタブレットです。
ノートパソコンはキーを押すところ付近に隙間ができやすいですから、高い防水性能を実現するのは難しいです。
デスクトップだと洗えるキーボードがありますけどね。


参考:端末によって得意・不得意が分かれる
端末の種類 | 向いている使い方 |
パソコン (物事を生産するのに適した端末) |
(↓大画面でなくても大丈夫) ・メールの作成と送受信 ・文章、資料、表計算をつくる ・プログラミング |
パソコン | (↓大画面や複数画面が適す) ・動画を見る ・絵、音楽、動画をつくる ・本格的なゲームをやる ・短期投資をやる ・動画のアップやダウンロード ・いくつかの作業を同時に行う ・複数名で見る |
スマホ (物事を消費するのに適した端末) |
(↓小さな画面でも大丈夫) ・メールの作成と送受信 ・SNS ・簡単なゲーム ・カメラ撮影 ・決済 ・通話 |
テレビ (物事を消費するのに適した端末) |
・動画を迫力ある大画面で見る ・大人数で見る |
タブレット (物事を消費するのに適した端末) |
・現業職で作業内容の共有と確認 ・動画や電子書籍を見る ・簡単なお絵描き ・音ゲー ・カーナビ ・自宅外でも使う ・寝ながら使う |
文書作成
ここからはさきほどの表を上から解説していきます。
まずは文書作成について。

さまざまなフォントの例
文書作成ソフトに入っているフォント(文字書体)の種類は日本語対応だけで数十種類ですが、インターネットを検索すればさらに100種類以上は見つかります。
文書作成の途中では、図表、罫線、段落、余白、段組み、脚注なども編集できます。
文書作成は今のスマホや昔のワープロでも使えますが、パソコンはスマホよりも画面が広くて編集しやすいです。
そして、その文書は電子メールに添付して他人に送ることができます。
文書を入力する際の装置と言えばキーボードですが、最近では音声入力の精度が上がっています。いずれは脳波で入力できるようになるのかも…(思っただけで操作できる装置は研究中)。

表計算は社会人なら使えて当たり前
表計算は試験成績や営業成績を整理したり、家計簿をつくったりするのに便利です。
表計算というのは関数とそのグラフ化が使えるソフトとお考えください。
関数とは特定の数値と式が対応する関係のこと。
たとえば試験でFさんが60点と50点と40点をとると合計点は150点で平均点は50点。このうち40点とった科目について70点とったと修正すると、合計点は180点で平均点60点と他の項目は自動で修正してくれるのです。
表計算ソフトは会社や役所で使われる率がかなり高いですよ。
文書や表計算ファイルは共有できる
自分で作成した文書や表計算ファイルはインターネットを通じて他人と共有することもできます。
ただし、自分が制作していない動画や音楽などを共有すると日本の法律に引っかかるためご注意を。
イラストや3D造形物の制作

MediBang Paintでのイラスト制作画面
パソコンを使ってイラスト制作や3Dモデリングもできます。

3Dモデリングの例
3Dモデリングとは立体的で精巧なイラストみたいなモノ。
基本的にイラストは自分の感性を頼りに主観的に描いていきますが、3Dモデリングは座標や長さを理屈っぽく決めながら描いていきます。
3Dモデリングは理屈っぽいため、建築物や商業レベルの工芸品など精巧な構造のモノをつくりたいときの設計に向いています。
プラモデルの設計として、シール類は普通のプリンタで、部品は3Dプリンターで出力するのもいいですよ。
メールや音声・ビデオ通話
パソコンで電子メールや音声・ビデオ通話を行うことも日常化しています。
たとえば郵便としての手紙だと、ペンで文章を書くのも切手を貼るのもポストに投函するのも面倒です。
しかし、電子メールならもっとお手軽かつ低料金で済ませることができます。メールの利用だけなら無料というのも多いです。
動画や音楽の視聴、電子書籍を読む
インターネットの中では動画や音楽、電子書籍も自分の好きなタイミングで楽しむことができます。中でも特筆すべきは基本的な視聴は無料となっているYouTube動画。
YouTubeには、有名人、面白バラエティ、スポーツ、将棋、動物、音楽、アニメ、政治経済、科学、ファッション、おもちゃ、乗り物、旅行などに関する動画が数億本はあります。

もしあなたは趣味が少なかったとしても、YouTube内をいろいろ検索すればかならずお気に入りの動画が見つかるはずです。パソコンの操作を優しく解説してくれる動画もパソコン初心者は必見。
現代人がこれを楽しまないのは実に損ですよ。
これらはパソコンにダウンロードしておけば、オフラインでも見ることができます。

たとえば東日本大震災の津波は衝撃的すぎるためテレビ放映を自粛する動きがあります。
しかし、インターネット動画としてなら見ることができますし、見るのがイヤならクリックしなければいいだけ。
終わりなきゲームを楽しむ
パソコンによるゲームは、インターネットを通じた多人数での同時プレイと高度なグラフィックに魅力があります。
そこでは最新のプレイステーションのゲームソフトを超える壮大なグラフィックと世界観でプレイヤーを魅了します。
それからプレイステーションやWiiによるゲームはエンディングがつきものですが、オンラインゲームの場合はそういったエンディングがありません。
オンラインゲームはオンラインゲームの運営会社がサービスを終了するか、プレイヤーがゲームをやめるまでゲームは続きます。
そしてオンラインゲームの運営会社はプレイヤーが飽きないようにイベントを打ち出したり、ゲームの内容やアイテムを変更したりするなど工夫を凝らしてきます。
ゲームはパソコンおよびインターネットを経由しなくてもできますが、インターネットを使うことで楽しくなる面もあるのです。

すごいコンピュータソフトがプロ棋士を強くする
最先端のコンピュータソフトは人間をさらに賢くさせる可能性を秘めています。
たとえば最先端の将棋ソフトは数億通りの指し手を短時間で解析することができます。
今、目の前の局面で指し手の選択肢が50あるとして次もまた選択肢が50あると、たった2手でも2500通りあるように将棋の指し手はとても複雑です。
これらを整理してなるべくよい手を指し続けることは将棋のプロ棋士でも難しいのですが、最先端のソフトは人間にはほぼ不可能なレベルで最善手を指し続けます。
話題の藤井聡太竜王は、もともとのたぐいまれな才能と努力に加えて高性能なパソコンと将棋ソフトを使って棋力を著しく高めました。
ほかにもアマチュア中学生が自粛生活期間中に将棋ソフトで修練に励んだら、たった半年でアマチュア6級からアマチュア五段まで強くなった事例もあります。
この類の事例は将棋にとどまらず広範囲の英才教育に生かせるでしょう。
プログラミングは教養にもなる
プログラミングとはコンピュータに動作してもらいたい手順を専用言語で入力すること。
ビジネスレベルのプログラミングは正直言って難しいですが、軽く学ぶのも教養になりますよ。
もし卓越したプログラミング能力をつけることができたら、超難関の外資系企業にだって好待遇で就職することもできます。
リアルタイムの情報検索が可能
それから忘れてはならないのが情報検索。この世のありとあらゆるジャンルの情報を検索・閲覧することができます。
外国人が外国で発信した情報や日本では非合法の情報も見れます。
世界中の政治経済ニュース、プロスポーツの途中経過と結果、現在の天気と天気予報、上場企業の情報、交通機関の混雑情報などは好きなタイミングで最新の情報を細かく把握できるのが大きいです。
たとえばプロ野球の途中経過なら、各選手の打席の結果、ピッチャーが投げた球のデータなども細かく確認できます。歴代のデータもかなりの蓄積があります。
もちろん、アメリカのメジャーリーグベースボールの途中経過および結果もすぐにわかります。
しかし、インターネットの世界ではテレビや新聞が明かしたがらない情報も出回っている一方で、ウソ八百のニセ情報も出回っているのが難点ですね。
パソコンのユーザーは物事の真偽を見分ける目を養う必要があります。

Googleストリートビューを使えば日本各地の街の様子も検索できます。
株価や天気のような文字情報は低スペックでも検索できますが、ストリートビューは画像だらけのデータであるため標準スペックはないと快適に動きません。
またGoogleにとって街の様子を撮影するのはかなり手間がかかるため、更新頻度は数年に一度となっています。
予約はリアルタイムでできるし記録も残る
旅行のホテル予約や音楽コンサートのチケット予約では刻々と予約状況が変わる中で最新の予約状況を知りたいものです。
インターネットを介せば最新の予約状況がわかるとともに予約もできます。日程や時間帯によっては割引も適用されますよ。
また口頭・電話で予約すると人数や日取りがうまく伝わらなかったり忘れてしまったりしますが、パソコンおよびインターネットなら閲覧履歴や予約返信メールとして記録が文字で残ります。

予約困難なチケットはスマホとPCの二刀流のほうが確率は高い。
マッチングサービスでむすびつく
現代では情報検索の延長でマッチングサービスも盛り上がっています。
マッチングサービスとは、欲している人と欲している人をむすびつけるサービスと考えてください。
たとえば「私は結婚相手候補の恋人が欲しい」という形でウェブサイトに登録すると、それと同じように登録した人たちの中から結婚相手候補が見つかるのです。
マッチングサービスは、単発的な仕事依頼、特定の人材を採用したい人と特定のスキルをもっていて採用されたい人など応用形がたくさんあります。
中にはインチキくさいマッチングサービスもありますが、遠く離れた人同士をむすびつけられる可能性には魅力を感じます。
マッチングサービスの例
- 企業と求職者
- 土地を売りたい人と買いたい人
- 単発的な仕事依頼
- 恋人との出会い
- 共通の趣味をもった友達
- スポーツ施設の共同利用
- タクシーの相乗り
- 同窓会
SNSやブログであなたも情報発信者になる
情報検索というのは他人が流している情報を調べて得ることを意味します。
しかし、パソコンを使えばあなた自身も情報発信者になることができます。
昔は情報発信できるのはテレビや新聞などに取り上げられる一部の人間だけでしたが、現代ではインターネットを使えば無名の個人でも簡単に情報を発信することができます。
たとえばYouTubeを使えば動画の発信者に、ブログ(ウェブサイト)やTwitterを使えば文字および画像の発信者になることができます。
こういった発信者になる際の費用は無料あるいは低料金が基本です。
まあ自分なりに多額の経費をかけることもできますが。


ちなみに私は以前、大病を患って無菌室にいる面識のない青年にSNSで励ましの言葉をかけたら感謝されたことがあります。
昔でも手紙を使えば実現できなくはありませんが、オンラインのほうが気軽にできるでしょう。
ただし、その青年は別の人から匿名で誹謗中傷のコメントを受け取ったことにも傷ついていました。
密室的な使い方もできる
SNSやブログで書いた内容はみんなに見られるのが基本です。
そのため、Twitterで調子に乗ると犯罪行為が明らかになることもあります。
しかし、たとえばオンライン会議サービスでは許可された人しか参加できません。
こういう秘密を保持できるオンラインサービスがあるとテレワークもはかどるというもの。
このように特定の人にしか参加を許さないシステムもパソコンができることの一つです。

オンラインショッピングはかなり便利
多少の例外はありますが、現代の消費者はインターネットを通じてありとあらゆるモノを買うことができます。
日本の田舎では「買い物弱者」といって自家用車をもっていない世帯が買い物をすることが困難になっていますが、最大手のAmazonなら全国どこへでも配達してくれます。

個人取引もお手軽
Amazonのようなネット通販は、個人が企業から商品を買う形になっています。これによって実店舗のイオンモールよりもはるかに多い選択肢をもつことができます。
とくにeBayというサイトを使えば、英語を介して世界中の商品を取引できます。
しかし、現代では個人が個人へ商品を手軽に売ることもできます。これを個人取引といいます。
インターネットでの個人取引は、今まで公園で行われていたフリーマーケットの舞台(プラットフォーム)がインターネットに移ったようなもの。

メルカリの画面
個人取引のプラットフォームとして有名なのがヤフオクとメルカリです。
ヤフオクとメルカリを上手く使えば、そこらへんのリサイクルショップを使うよりも金銭的に得をする場合もあります。
しかし、ヤフオクやメルカリにいる個人出品者の中には信用できない人もいる点にはご注意ください。
世界中の金融商品も売買できる
オンラインショッピングと違って商品の価格が大きく揺れ動きますが、現代人は外国株や外貨などもオンラインで売買できます。
インターネットがない時代の取引に比べて金融商品を売買するときの手数料も大きく下がりました。
証券会社はインターネット取引だと人件費が安くなるため手数料も安くなったのです。
インターネット経由で無料でもらえるものもある
- 懸賞サイト(現金や商品券、家電などが抽選で当たる)
- 試供品(生活用品や美容グッズの試供品がもらえる)
- Twitterでのプレゼント企画(詐欺もあるから要注意)
インターネットの世界では無料でもらえるものもあります。
しかし、中には詐欺もありますし、応募の際に個人情報が業者に流れるだけでよくないという見方もあるので、もしやるなら慎重に行いましょう。
さまざまな手続きもできる
インターネットは金融機関や役所の煩わしい手続きも簡略化してくれました。
インターネットを使えば、
- 確定申告
- 銀行の入出金と振り込み
- 公共施設の使用予約
- 行政手続き
などを行うことができます。
いちいち税務署、銀行、コンビニ、役所に出向かずして手続きを行えるのは便利です。
しかし、これによって駅前から銀行の支店が相次いでなくなり、日本の都市部では駅前が寂れていくなんていう現象も起きていますが。
日本政府は行政手続きのさらなるオンライン化をめざしています。
離婚届の提出もオンライン化されるかもしれませんが、そうなると離婚件数が急増する恐れもあります。離婚が手軽にできるというのは考えものなのです。
制御・遠隔操作に使える
昔、鉄道のポイント(分岐器)は人間が手動で切り替えていました。
今でも手動分岐器はごく一部に残っていますが、運転本数の多い路線の分岐器を手動で変えていたらミスおよび重大事故が生じるのは目に見えています。
そこで現在の分岐器は業務用コンピュータによる制御(運行指令室からの遠隔操作)に任されています。
個人レベルでも、たとえばスマート家電の遠隔操作、鉄道模型の分岐器制御、建物の空調制御、自宅をカメラ監視して外出先で見るなどはパソコンやスマホでできます。
スマート家電とはインターネットに接続できる家電のこと。たとえば冷蔵庫、洗濯機、エアコン、スピーカー、オーブンなど。外出先から家電を制御できるのは便利です。
品質管理にも使える
制御に関してパソコンは農業や醸造業、漁業などにも役立ちます。
たとえば温室で農作物を育てる際は作物の種類や時期によって理想的な温度や水分があります。
人間でもこういった温度や水分は管理できますが、パソコンならより精密に、そして自動で管理することができます。

ドローンとコントローラー
最近では農地をドローン(無人で遠隔操作できる航空機)によって高いところから撮影し、それをパソコンで分析し生育状況の改善に役立てています。
つまり、農業や醸造業の現場でパソコンを使うと、その飲食物にとって理想的な状態を再現しやすくなるというわけ。



珍しいインターネットサービスいろいろ
最後にちょっと変わったインターネットサービスを紹介してみます。
以下は日本社会にまだ定着していませんが、将来は主流になる日が来るのかも。
- 不動産物件のオンライン内見(内見は現地スタッフが撮った映像によって行う)
- バーチャル霊園、インターネット墓参り
- さまざまな依頼を有料で解決してもらうサイト
依頼とは、イラスト制作、Webサイト制作、動画制作、宣伝、ナレーション、翻訳、各種コンサルと相談、プログラミングなど。