このページではノートパソコンの持ち運びケースの選び方を解説します。
ノートパソコン持ち運びケースのポイント
- ケース単独で持ち歩くか、ケースを別のバッグに入れて持ち運ぶか
- 取っ手の有無
- サイズ(内寸、外寸、厚さ)
- 材質
- 開閉の方法
- どの部分が開閉するか
- 柄と側面のポケットは好みで
そもそもノートパソコンのユーザーがノートパソコンをケースに入れるのは、持ち運んでいるときに生じる衝撃からノートパソコンを守るため。
ノートパソコンの上に何かを落としてしまった場合でもケースに入れてあるほうが衝撃が弱いのは明らかです。
ノートパソコンに過度な衝撃を与えると外部に破損やキズが生じるだけでなく、内部のデータや機構も壊れるおそれがあるため守る必要があるのです。
今回のチェックポイントはそういった衝撃を弱めることを考慮してあります。
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ノートパソコンの持ち運びケース
最初のポイントはノートパソコンケースを単独で持ち歩くか、それともノートパソコンケースを別のバッグに入れて持ち運ぶかということ。
単独で持ち歩くのに適したノートパソコンケースは、上の画像のように取っ手やショルダーベルトがついているケース。
この類のノートパソコンケースはデザインが無骨なタイプが多く、他にも何冊か本が入るくらいのスペースがあります。その意味ではビジネスバッグに近いものがあります。
ただし、この類のノートパソコンはサイズが大きすぎるためにケース内でノートパソコンが揺れ動いてしまう場合があります。
これではノートパソコンケースの衝撃吸収目的が薄れてしまいますから、ブカブカにならないように注意しましょう。
別のバッグに入れるインナーケース
上のように取っ手やショルダーベルトがついていないノートパソコンケースはインナーケースと呼ばれます。
インナーケースはこのままでも持ち運べますが、取っ手やショルダーベルトがついている別のバッグに入れる場合が多いです。
インナーケースは単独で持ち歩くタイプよりも人気があるため、デザインも豊富にあります。
大まかに正しいサイズを選ぼう
ノートパソコンケースは、入れるノートパソコンのサイズがピッタリでないとケースの中で揺れ動くため衝撃吸収力が下がってしまいます。
ベゼル(額縁部分)の幅もノートパソコンケースのサイズと関係があります。
よくノートパソコンのサイズは〇〇インチという数字で表されますが、それは画面のガラス部分の対角線の長さを意味するのであってベゼルの幅はそのインチに含まれていないからです。
ベゼルは幅が広いタイプと幅が狭いタイプがあるため、液晶インチが同じだとしてもベゼルの幅によってはノートパソコン全体のサイズは異なるのです。
ただ、ノートパソコンのケースは「13~14インチに対応」という感じで少しのサイズのズレには対応しています。
具体的にはあなたのノートパソコンの外寸と、ノートパソコンケースの内寸を照らし合わせればサイズに関して失敗はなくなります(厚さも含む)。
そのため内寸が表記されていないノートパソコンケースは買うべきではありません。
明らかにケースのサイズが大きいと振動吸収力は下がってしまいますが、それでも完全に一致するというのも難しいです。したがって、大まかに正しいサイズを選びましょう。
ちなみにMacBook(Appleのノートパソコン)のような人気ブランドだと、MacBook向けのインナーケースも売っています。
MacBookの各モデルはサイズが同じではないため、この場合もサイズにご注意を。
材質は硬めのクッション性があるものがおすすめ
ノートパソコンケースの材質は、Amazonで数多く売っているような内部に衝撃吸収性(硬めのクッション性)がある商品であれば大丈夫。
こういうケースはそれなりに柔らかいものの、ノートパソコンが入っていない状態で半分に折りたたむことはできません。この類のケースは半分に折りたたもうとしても元に戻ります。
気をつけなければならないのはCreemaに売っているような手作り感の強い、薄い布地のノートパソコンケースです。
手作りのノートパソコンケースはおしゃれですが、たとえば薄いデニム生地だけでできているノートパソコンケースは衝撃吸収力が弱いです。
こういう薄い布だけでできているケースはノートパソコンが入っていない状態だと半分に折りたたむことができてしまいます。
これは折りたたまれたジーパンを想像するとわかりやすいでしょう。
ちなみに私のおすすめは防水(撥水)仕様のノートパソコンケース。やはり水はノートパソコンの大敵ですから少しでも防御する必要があります。
ノートパソコンケースの防水機能は万全の防水ではありませんが、それでも防水機能はないよりはマシです。
ひざの上に置いて使うのもあり
動作中のノートパソコンは、とくにハイスペック機ほど大きな熱が生じます。
そんな熱いノートパソコンをひざの上に置き続けるのは抵抗がある人も多いでしょう。
こんなときノートパソコンケースをひざの上に下敷きとして置けば熱はかなり和らぎます。
ノートパソコンをひざの上で操作するという人はそれも視野に入れて少しクッション感のあるタイプを選ぶといいですよ。
まあ机の上に置く場合はパソコンスタンドのほうがおすすめですが。
開閉方法の違い
ノートパソコンケースの開閉方法は、ファスナー、マグネット(磁石)、マジックテープ、ボタン、特定の留め具がなく袋に入れるだけ(ファスナーのないクラッチバッグ)というパターンがあります。
流通量が多いのはファスナータイプであり、ファスナーさえきちんと閉じていればノートパソコンは落ちません。他の留め具は止める力がファスナーよりも少し弱いです。
しかし、一日に何度もケースからノートパソコンを出し入れする人にとってファスナータイプは面倒ともいえます。
出し入れが多い人はファスナータイプはやめたほうがいいかもしれません。
ノートパソコンケースの留め具の一種であるマグネットはパソコンによくないと思われる人もいるでしょう。
確かに強力な磁石はパソコンに悪影響がありますが、ノートパソコンケースの磁石の磁力くらいではほぼ心配ありません。
実際、大手パソコンメーカーとして有名なDELLは留め具がマグネット製のノートパソコンケースを発売しています。
ノートパソコンケースの開く部分
ノートパソコンケース(とくにインナーケースのファスナー型)は開く部分も違います。
開く部分とは、上辺だけ開くか、横二辺と上辺(下辺)がつながって開くか、横一辺だけ開くかということ。
世間の流通量(人気)においては上辺だけ開くタイプが上位です。
三辺が開くノートパソコンケースの中には上のようにケースとノートパソコンを開いたまま四隅を固定して使えるタイプもあります。
これはノートパソコンの天板に社名が入っていて電車内やカフェなどでその社名を他人に見せたくない場合などに使える機能です。
ポケットの有無は好みで決めよう
ノートパソコンケースの側面にはちょっとしたポケットがついている場合があります。
ここに予備バッテリーや電源ケーブル、マウス、メモ帳などを入れてもいいでしょう。
もしノートパソコンを入れたときに少しぶかぶかしているのなら、側面ポケットやケース内に何かを入れて厚さを調整するのも一つの手です。
おすすめはAmazon
ノートパソコンケースはAmazonが最も品揃えが多いです。
Amazonに比べると品揃えは少ないですが、DELL、HP、Apple、レノボもノートパソコンケースを発売しています。
メーカー直販サイトの製品はどれもメーカー純正のノートパソコンケースですから、そのメーカーのノートパソコンとは相性が抜群です。
とくにAppleは本皮製の2万円もするノートパソコンケースを発売しているなどさすがのブランド感があります。