今回はレノボのIdeaPad Flex 550についてレンタル機を利用してレビューします。
このノートパソコンは2in1パソコンといってタブレットにも変形できるタイプ。
便利ですが、注意点もありますよ。
![レノボのIdeaPad Flex 550](https://itkaisen.com/wp-content/uploads/2022/06/IdeaPadFlex550.jpg)
IdeaPad Flex 550の箱内部の梱包材
![IdeaPad Flex 550の説明書](https://itkaisen.com/wp-content/uploads/2022/06/IdeaPadFlex5501.jpg)
IdeaPad Flex 550の説明書
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Lenovo IdeaPad Flex 550(14インチ)のレビュー
まずはIdeaPad Flex 550の基本データから確認しましょう。
商品名 | IdeaPad Flex 550 |
メーカー | Lenovo(レノボ) |
製造国 | 中国 |
当サイトなりの分類 | 標準スペック |
液晶サイズ | 14.0インチ |
液晶解像度 | フルHD(1920 x 1080) |
液晶仕様 | ノングレア(非光沢処理)IPSパネル |
本体色 | グレー |
グラフィックス | AMD Radeonグラフィックス |
OS | Windows11 Home 64bit |
CPU | Ryzen5 5500U~Ryzen7 5700U |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD256GB |
内蔵カメラ | 720p HDカメラ |
光学ドライブ | なし |
バッテリー駆動時間 | 約12.2時間 |
本体重量 | 約1.5kg |
税込価格 | 63800円~107184円 |
セール期間 | |
その他に目立つ特徴 | 2in1パソコン(タブレットやフラットモードなどに変形) |
レノボの一部製品はNECの米沢工場(山形県)でも生産されていますが、本機は中国での製造です。
天板の素材はアルミニウム合金
次はIdeaPad Flex 550の外観について見ていきましょう。
天板の素材はアルミニウム合金だけに金属感があります。
とくに「Lenovo」というロゴ部分の金属感は強いです。この部分は若干のヘアライン加工(金属を活かした横線模様)としても見えます。
ほかの天板部分にヘアライン加工はありません。
天板以外の筐体素材は樹脂
キーボード付近の筐体(外枠)部分は樹脂製です。
この樹脂の色であるグレーは天板のグレー色に比べると少しだけ暗くて、つや消しという感じです。
モニターのふち(ベゼル)は黒色ですね。
最近の機種の中にはモニター周りが黒色で、ほかの部分は黒以外の色という機種が増えてきました。
キーボードの色
キーの色は濃いグレー、キーの印字色は白、タッチパッドやスピーカー(キー両脇のぶつぶつ)の色はグレーです。
キーは濃いグレーと白い印字ですから、キーの視認性・コントラストはまあまあ高いといえます。
タッチパッドの右の離れたところにある小さな正方形部分は指紋認証センサー。
ちなみに電源ボタンは側面にあります。
最近の機種の多くは電源ボタンは右上のdeleteキーの近くにありますが、本機は2in1という特質があるためか側面に位置しているのです。
まあキーボードの中に電源ボタンが紛れていると誤操作してしまいやすいため、電源ボタンが離れているのは高評価です。
キーの感触はツルツル
キーは中央下部にある無変換とスペースと変換がつながっています。
ここに違和感をもつ人がいます。私も見た目としては「アレ?つなっがている」と思いましたが、タッチタイピング(ブラインドタッチ)をする分には気になりません。
キー表面の感触はツルツルという感じで押し心地は普通です。
![](https://itkaisen.com/wp-content/uploads/2021/03/dragon2.jpg)
キーボードは白色に点灯させることもできます。もちろん、ON・OFFは切り替えられますよ。
裏面の特徴
裏面は排気口と、3つの滑り止め材があります。
滑り止め材は上の画像で言うと、下側両脇に2か所、上側に横長で1か所あるという形です。
底面の滑り止め材には大きな厚さはありません。
その証拠に、ノートパソコンのふたを閉じてヒンジ側やタッチパッドから見た場合、床からの高さは少ししか上がっていません。
レノボの他機種の中には滑り止め材が厚くて、それによって高さが上がって通気性が確保されている機種もありますが、本機はそうなっていないのです。
2in1パソコンで滑り止め材の厚さが大きいと、タブレットモードでもったときに違和感をもつため滑り止め材は薄めにしたのでしょう。
側面の電源ボタンと端子
左側面の端子
- 電源コネクタ×1
- HDMI×1
- USB Type-C×1
- マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック×1
右側面の端子
- 電源ボタン
- 4-in-1メディアカードリーダー
- USB Type-A3.0×2
LANポートはありません。
フラットモードやタブレットに変形
IdeaPad Flex 550は2in1パソコンのコンバーチブルとして通常のノートパソコンモードのほかにいくつか変形できることに特徴があります。
テントモードと外付けキーボード使えば、本機は実質的にはモバイルモニターになります。
フラットモードはグループワークや会議のときに大人数で話題を共有したいときに向いています。
タブレットモードはキーボードも接続しているため重いのが残念ですね。
2in1パソコンでタブレットモードに軽さをもとめるのならデタッチャブルを買うほうがいいです。
IPSパネルだから視野角は広いで
IdeaPad Flex 550はIPSパネルですから、斜めから見たときでも正常に見えます。
これがTNパネルだとかなり乱れて見えてしまうのです。
![グレアの映り込み具合](https://itkaisen.com/wp-content/uploads/2023/10/glare7.jpg)
グレア画面前のテディベア
2in1パソコンは液晶の見栄えを重視しているため、グレア液晶を採用している場合が多いです。
本機もテディベアがしっかりと反射しております。
グレア液晶は長時間の使用だと目が疲れやすいのですが、短時間の使用なら悪くない選択です。
カメラ動作
IdeaPad Flex 550には内蔵カメラがついており、カメラ動作中はレンズ横が白く光ります。
内蔵カメラの画質はそんなに高くないですが、まあオンラインでの会議や授業には問題ありません。
IdeaPad Flex 550 14インチの重さ
重さはメーカー側の公表値だと約1.5kgであり、私による測定値では1.54kgでした。
14インチのノートパソコンとしては普通か、ちょっとだけ重いという感じですね。
ちなみに普通のタブレットは400g、普通のスマホは180gとかですから、IdeaPad Flex 550がタブレットモードのときに重く感じるのは当たり前だといえます。
ケーブルおよびACアダプタの重さは203.4g。
これは同じくらいのノートパソコンとの比較で言うといたって普通の重さです。
Lenovo IdeaPad Flex 550(14インチ)のスペック
IdeaPad Flex 550は、 Ryzen5 5500U(Ryzen7まで選択可)、メモリ8GB、SSD256GB、内蔵GPUとなっております。
これは標準~標準より少し上くらいの性能です。
これならオンラインでの会議や授業は快適にできます。
ただし、高度なゲームや動画編集、3D制作を行うには足りないスペックである点にはご注意ください。
プリインストールソフト:Lenovo Vantage
レノボのノートパソコンにはLenovo Vantageというプリインストールソフトが入っています。
Lenovo Vantageはパソコンのパフォーマンスをコントロールできます。
具体的には標準的なバランスモード、出力の高いエクストリーム、省電力モードがあって、消費電力・出力とバッテリーのバランスを調節できます。
Wi-Fi6搭載で速い
IdeaPad Flex 550のWi-Fiは最新のWi-Fi6。
ただ、Wi-Fi6を搭載しているノートパソコンは最近では当たり前になっているため、他社・他製品との強い差別化要素にはなりません。
納期が長い場合は注意しよう
レノボのパソコンは即納モデルと、納期が数週間かかるモデルとがある点にはご注意ください。
IdeaPad Flex 550の納期は比較的早いです。