PC選び

モバイルモニターはいらない?【デメリットも解説】

モバイルモニター15.6インチ

左側は15.6インチのモバイルモニター、右側は14インチMacBook Air

モバイルモニターとはよく持ち運んで使うことを前提とした設計になっているPCモニターのこと。

上記はどちらも私の所有物でありデュアルディスプレイとして動作させています。

デュアルディスプレイ(デュアルモニター)とは本体1台でモニターを2台分、動作させること。

モバイルモニターのメリット

  • サイズは小さいうえに厚さは薄いので持ち運びやすい
  • 机の上に置いて使う際も場所をとらない
  • 出先でもデュアルモニターができる

モバイルモニターのデメリット

  • モバイルモニターのサイズは14~18インチとデスクトップモニターより小さい(コンパクトで持ち運びやすいともいえる)
  • モニターアームをつけられない構造が多い(VESA規格ではない製品が多いが例外もある)
  • 内蔵スピーカーの音質は高くない
  • モバイルモニター単体で角度調節はできるが、高さ調節はできない
  • ディスプレイポートはない場合が多いなど端子の数が少なめ
  • HDMI端子はミニ規格だったりする
  • モバイルモニターの電源をノートPCに頼ると、それだけノートPCの消費電力は大きくなる
  • リフレッシュレートの選択肢は60Hz、120~144Hzとハイスペックをもとめるゲーマーには少し物足りない

モバイルモニターを買うのがおすすめな人

  • 出先でもデュアルモニターがやりたい人
  • モニターを持ち運ぶ頻度が高い人
  • モニターにコンパクトさをもとめる人
  • サブモニターの1台として買う人

モバイルモニターがいらない人【メリットも解説】

スマホとタブレットとパソコンのサイズ比較

スマホとタブレットとパソコンのサイズ比較

デスクトップモニター

24インチデスクトップモニター

デスクトップモニターのサイズは20〜27インチが主流。

これに対してモバイルモニターのサイズは基本的に14〜18.5インチ。これはノートPCの主流サイズと同じ~少し大きいくらいです。

モバイルモニターは薄くて持ち運びやすい

デスクトップモニターとモバイルモニター

上側は20インチのデスクトップモニターの厚さ、下側は15.6インチのモバイルモニターの厚さ(厚さがかなり違うのはモニターアームのためでもある

しかもモバイルモニターは「モバイル」だけあって、厚さもデスクトップモニターより薄いですから、使わないときや持ち運ぶときはコンパクトに折りたためます。

モバイルモニターの重さ

折りたたんだモバイルモニター

モバイルモニターの重さは15.6インチサイズで600グラムが目安(バッテリー内蔵機種だともっと重い)。

デスクトップモニターは20インチでスタンド部分込みで2.5~3kgくらいですから、モバイルモニターはかなり軽いといえます。

モバイルモニターはモニターアームに非対応

モニターアーム

モニターアーム

デスクトップモニターのVESA規格

デスクトップモニター背面のVESA規格(ネジ穴がある分だけモニターには厚みがある)

モバイルモニターの裏面

モバイルモニター背面

モニターをモニターアームに取り付けるにはモニター背面にVESA規格という4つのネジ穴が必要です。

モニターアームはかなりの薄型構造であるため、4つのネジ穴はない場合が多いです(例外あり)。

さらにモバイルモニターは薄型構造である以上、モニター内蔵スピーカーの音質もよいとはいえません。

モバイルモニター単体では高さ調節はできない

モバイルモニター

モバイルモニターは、製品単体で使うとすれば、45~85度くらいにわたって角度調節はできますが高さ調節はできません。

モバイルモニターのケース(多い)には磁石が仕込まれており、それとともに角度を変えられます。

モバイルモニターは縦置きにできる製品もありますが、横置きのときよりも不安定になりやすいですからご注意を。

モバイルモニターのケーブル

モバイルモニター一式

USB Type-Aの端子とケーブル

USB Type-Cの端子とケーブル

HDMI端子とケーブル

モバイルモニターのケーブルの役割(例外あり)

  • ほかの端末から電力をもらうケーブル矢印USB Type-C、USB Type-A
  • 映像伝送ケーブル矢印HDMI(ミニHDMI)、USB Type-C
  • コンセントから電力をもらうケーブル矢印電源ケーブル

ほかにヘッドホン端子があったりしますが、ディプレイポートがついている機種は少ないです。

ノートPCの側にUSB Type-C端子があれば、それだけでHDMIや電源ケーブルは使わずにモバイルモニターを使える機種は結構あります。

ただし、この場合はノートPCの消費電力が早まりますのでご注意を。

リフレッシュレートはデスクトップほどの選択肢がない

リフレッシュレート

リフレッシュレートとはモニターが1秒間に画面を何回更新して表示できるかを意味します。

これはPCで3Dゲームをやる人にとっては重要ですが、そうではない人は無視しても大丈夫な項目です。

具体的にゲーマーはリフレッシュレートについて120~240Hzを選ぶべきなのですが、165Hz以上のモバイルモニターはほとんど見つかりません。

デスクトップモニターと価格を比較

  • 15.6インチのモバイルモニター、IPSパネル、フルHD、60Hz、非タッチパネル式のAmazon価格矢印1~1.4万円
  • 24インチのデスクトップモニター、IPSパネル、フルHD、60Hz、非タッチパネル式のAmazon価格矢印1.2~1.6万円

サイズあたりの価格を比較すると、正直言ってデスクトップモニターのほうがお買い得。

しかし、モバイルモニターは薄くて持ち運びやすいという特性がありますから、この特性を生かせる人ほどモバイルモニターを買う価値があります。

18インチ級のモバイルモニターは2万円ちょっとするのでコスパが高いモバイルモニターは15.6インチくらいです。

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コスパの高い端末【当サイト記事、わかりやすく解説】

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