今回はノートパソコンに光学ドライブは必要なのか、そして光学ドライブのメリットとデメリットを解説します。
デスクトップ派の人にも結構通じる話ですよ。
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ノートパソコンに光学ドライブは必要か?【メリットとデメリット】
まずはメリットについて。
光学ドライブのメリット:その1
- Microsoft Officeをダウンロードできる最初から入っている、あるいはダウンロード販売で済む
- OSやプリンターのドライバーをインストールできる公式サイトで受け取れるようになった
- DVDを見ることができるVOD(NetflixやU-NEXT)で見られるようになった
- CDで音楽を聴けるSpotifyやYouTubeがある
- PCゲームができるダウンロード販売やオンラインゲームがある
- ディスク類にデータを保存できるオンラインストレージがある
上の箇条書きのうち矢印の左側が光学ドライブを使えることによるメリットです。
しかし、現代では矢印の右側のようなオンラインサービスを利用すると光学ドライブは必要なくなってしまいました。
他にスマートフォンの進化もディスク類の減少に貢献しました。
ディスク類を減らすと部屋も片付きますから、ありがたい進化だといえます。
※ディスク類のサイズは直径12cmという規格に定まっているため、光学ドライブをさらに小型化させるのは無理があります。
※光学ドライブを搭載しているノートパソコンの厚さは約2.3cm、光学ドライブを搭載していない機種の厚さは約1.7cm。光学ドライブを搭載している機種のほうがどうしても厚くなってしまいます。
現実的なメリット
光学ドライブのメリット:その2
- ネット環境なしでディスク類を再生できる
- ディスク式の古いPCゲームができる
- ディスク類でもって自社のプロモーションムービーをプレゼンできる
- DVDやCDのデータをパソコンに取り込める
- パソコン内のデータをディスクに焼ける
現代におけるオンラインサービスの進化を考慮してもなお使える光学ドライブのメリット(機能)は上のような感じになります。
たとえばディスク式の古いPCゲームをやるには他に策がありません。
必ずしもパソコンに内蔵させる必要はありませんが、家庭に1台はディスク類を再生する装置があったほうが便利です。
とくにパソコンの光学ドライブだとディスクを再生するだけでなく、データを取り込んでから編集したり新たにディスクに焼ける点が便利です。
オンラインストレージでも共有できる
たとえば、文化系サークルがつくった動画をDVDに焼いて他のメンバーに配るなんてことはよくあります。
ただし、これもオンラインストレージで共有すればわざわざDVDを経由させる必要はありません。
光学ドライブにはいくつか種類がある
なお光学ドライブの役割は読み込みと書き込みの2つがあります。
DVDスーパーマルチドライブというタイプでないとCD-ROMとDVDの両方について読み込みと書き込みができません。
またブルーレイディスクを読み込みたいのならブルーレイドライブにする必要があります。
内蔵型光学ドライブのデメリット
次は光学ドライブを内蔵させるデメリットについて。
- 光学ドライブを内蔵しているノートパソコンは少ないため、ノートパソコンの購入時は選択肢が少ない
- 同じメーカーの同スペックの場合、光学ドライブを内蔵している機種のほうが値段は少し高い
- 動作中の光学ドライブは熱や振動、動作音を発する(熱はバッテリーやマザーボードを劣化させる)
- ノートパソコンの厚さと重さが少し増える(厚いノートはカッコ悪く見られやすい)
- 内蔵の光学ドライブが故障して修理に出すと本体も道連れ
光学ドライブやHDD(ハードディスクドライブ)は内部で円盤が回転する仕組みになっています。
こういった回転系の装置は使えば使うほど壊れやすいです。
内蔵型と外付けに共通のデメリット:振動や動作音がある
内蔵の光学ドライブが故障して修理に出すとノートパソコンはまるごと道連れになりますし、修理代は手数料込みで2万円前後はかかります。
しかし、外付けの光学ドライブなら安くて3000円前後、ブルーレイディスク対応なら7000円~という価格なのでかなり割安感があります。
外付け光学ドライブなら、もしノートPC本体が壊れて買い替えたとしても次のノートPCに合わせても使えます。
よほど内蔵型にこだわりのある人以外は、外付け光学ドライブのほうがおすすめ。
なお光学ドライブは内蔵型にしても外付けにしても振動や動作音がするという共通のデメリットがあります。
光学ドライブに振動や動作音が起きるのはどうしようもありません。